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残したい黄色い声援

スタジアムは生き物、

そんな言葉をどこかで聞いたことがあるような気がします。
言い得て妙、と言うべきか。

ゴールした時の歓声、ゴールを決められた時の落胆、良いディフェンス、良いドリブル、良いパスを観た時に思わず漏れる感嘆の声、自分たちのチームの選手が削られたときの怒り、勝利の歓喜、敗戦の悲しみ。

色々な感情が渦巻いて止まらない。そんな生き物みたいな場所。
僕にとって一番好きな生き物、残したい場所は日立台です。

三協フロンテア柏サッカー場

三協フロンテア柏サッカー場、通称日立台は柏レイソルのホームスタジアムです。ピッチと客席が日本一近いことで良く知られています。

頑張れば試合中の選手に触ることだってできちゃうんじゃないか、そんな距離感。体同士がぶつかる音が聞こえてきて、汗が飛んでくるような、そんな臨場感。

今の日立台も好きです。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大と同時に、応援歌、チャントを歌うことができなくなってしまいました。
独特で面白く、それでいて迫力のある、あのチャントがあってこそ日立台と呼べるんじゃないかなと、そう思います。

今、Jリーグのスタジアムは檻の中にいる動物みたいな感じがします。生きているけど、どこかおとなしい。そんな感じがします。

いつか野生の生き物のようなスタジアムに訪れることができるように、今のパンデミックを乗り切りましょう。
あの風景をずっと残すことができるように。

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