日々のお薬
こんにちは、K-baraです。
今日は、私が毎日飲んでいるお薬の話をします。
1.服用中のお薬たち。
①摘出した臓器(甲状腺、副甲状腺、副腎一つ)の働きを補う薬
・甲状腺ホルモン→チラーヂンS
・副甲状腺機能の代替→乳酸カルシウム、カルフィーナ
・副腎皮質ホルモン→コートリル
②リンパ節に転移したガンを抑える薬
・分子標的薬→ヴォトリエント
③先端巨大症の注射
・成長ホルモンの分泌を抑制する薬→サンドスタチン
①と②は毎日飲んでます。薬によって毎食後だったり、1日1回だったり様々ですが、1日も欠かさず飲んでます。
③は月に一回、病院で注射してもらいます。臀部への筋肉注射ですので、少々痛いですが、治療開始当初は、毎日自己注射するタイプの物を使っていたので、それに比べたら楽勝です。自分で打つのはやはり怖いし、注射器の処分が面倒でした。
2.薬に関して聞かれること。
Q.そんなにたくさんあって、大変そうですね。
A.最初は面倒でしたね。でも2年間毎日のことですので、もはや、歯磨き洗顔レベルの習慣になってます。
Q.何か副作用が多そう。
A.ほとんどの薬は、そもそも体内で不足すると大変な成分を補う薬なので、基本的にベネフィットしかないですし、毎月の採血結果をみて調整しているので大丈夫です。また、先端巨大症の注射も副作用はは「無」でした。分子標的薬の方は、恒常性機能を一部抑制しているので、少し副作用があります。私の場合は体毛が白くなることと、手足がちょっぴり荒れるくらいですね。
Q.お金かかりそう。
A.先端巨大症の注射と分子標的薬は、本来なら目玉飛び出るようなお値段ですが、健康保険や指定難病の医療費助成のおかげで、そこまで困窮することはありません。
3.今日のメインテーマ!
さて、ここで質問です。今までで一番聞かれた質問はどれでしょう?
それは、
副作用についてです。
とにかくこれが多かった!
これも、いたるところで薬物に対する教育が行われているおかげでしょうか?
もちろん教育それ自体は、薬物乱用や違法薬物から社会を守るため、非常に大切なことです。
ただ、過度に薬をおそれたり、忌避することはかえってその人の健康を損ねてしまいます。
まず、色々な方が解説しているように、基本的に副作用の無い薬は存在しません。しかし、適切な管理のもとで正しく服用すれば薬によるベネフィットを得られる(症状が改善する、病気の進行を遅らせるなど)のはもちろん、副作用のリスクを最低限に抑えられます。万が一副作用が強く出た場合でも、変薬や別の薬を併用してコントロールすることができます。
実際に私も、下垂体腺腫を抑える作用がある薬を処方されていたのですが、体質に合わず、日中もひどい眠気に襲われたことがあります。主治医にそれを訴えたところ、結果的に休薬することになりました。これは、採血結果と副作用の状態を総合的に判断してのことです。
こんな風に、たとえ副作用が出ても、しっかり訴えたら対応してくれるはずですので、過度におそれることなく、処方された薬は指示通り用法容量を守って飲みましょう。
最も危険な行為は、素人判断でテキトーに薬の量を変えることです。
これをやると、事故につながるのはもちろん、自分で責任を取るしかありません。
今日は薬のことをお話しました。最後はちょっと説教くさくなってしまってすみません。
薬を飲まれている方が、良い効果を得られ、副作用が出ないよう願っております。
そして、周りに薬を飲んでいる人がいたら、正しく飲めば大丈夫だよ、困ったことがあったら、お医者さんか薬剤師さんに相談すれば大丈夫だよと声をかけていただけたら幸いです。
私も引き続き、お薬と仲良くして人生を楽しんでいきたいと思ってます。
ここまでお読みくださりありがとうございました。