今さら聞けない、ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用ってなに?
こんにちはコウスケです。
病院に行って問診票書いたり、何かしらの書類を書く時って自分の名前を書いて、フリガナも書くじゃないですか。
「コウスケ」って書いてるのに「ユウスケ」って呼ばれることが多々あるんですよ。
「いや漢字がわからへん時にフリガナで確認するもんちゃうん!?フリガナ間違うってなに!?」
って思いながら、毎回スルーするんですけどね。間違い慣れてるので。
そんなことはさておいて、みなさんは”ジョブ型雇用”と”メンバーシップ型雇用”の違いってわかりますか?
そもそもこの2つを聞いたことないなんて人もいるんじゃないでしょうか。
今回の記事では、”ジョブ型雇用”と”メンバーシップ型雇用”の違いについて解説し、これを知らない人や理解していない人はちょっと危機感を持った方がいいですよ、という話をしていきます。
ジョブ型雇用・メンバーシップ型雇用とは
まず、結論から先に言わせていただくと、日本は今後メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に移り変わっていく未来が待っているということです。
まずはメンバーシップ型雇用について簡単に解説します。
メンバーシップ型雇用というのは、いわゆる会社に総合職として雇用されることです。
「就職した会社で、営業→人事→広報→… といったように、会社の中で定年退職するまで複数の部署を行ったり来たりする働き方。」と言えばわかりやすいでしょうか。
少し言い方は悪くなってしまいますが、何の能力もスキルもない新卒の若い人であっても会社で研修を受け、出来あがった仕組みの中で歯車の一部となってしまえば誰でも仕事ができます。
そして仕事内容や勤務地など、自分の意思に反して決められてしまう企業が多くあります。
なので入社した後に「思ってたんと違う…」なんてことがよくあると思います。
採用基準としては、人柄やコミュニケーション能力、社風に合った人材であるかなどが大きく作用していると考えられます。
次にジョブ型雇用についてです。
ジョブ型雇用というのはメンバーシップ型雇用に対して、「ウェブエンジニアを募集します!」「人材教育に精通している人を募集します!」といったように、”専門性”を持った人材を雇用する形態のことを指します。
仕事内容や勤務地などはあらかじめ決まっている場合が多く、募集内容とマッチしないと採用されないよ。ということです。
このことからわかるように、採用の時点で雇用する側とされる側のミスマッチが起こりません。(入社後の人間関係等は別として)
会社に入ってから「思ってたんと違う…」とならないわけです。
なぜ日本は今後メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に移り変わっていくのか
僕が今後ジョブ型雇用を取り入れる企業が増えるだろうと予想しているのは、この
「ミスマッチが起こらない」
という点が重要で、本質だと思うからです。
新入社員が数年、または数ヶ月で退職する理由として、「思ってたんと違う…」という会社とのミスマッチが原因であることはよくある話ではないでしょうか。
高い教育費をかけて新入社員を育てたのにも関わらず、新入社員にすぐに辞められては会社側もたまったもんじゃありません。
一方、ジョブ型雇用と取り入れている企業はそもそもこのミスマッチが起こらず、はじめから専門性を持った人材を採用するので高い教育費をかけることもありません。
さらに、専門性を持った人材を採用するので一から教育する必要もなく、生産性が上がることは言うまでもありません。
現在、日本ではメンバーシップ型雇用が主流ですが、アメリカではジョブ型雇用が大半を占めています。
アメリカのトレンドが日本に流入してくるのは数年後なので、近い将来日本でもジョブ型雇用を取り入れる企業が増えてくることが予想されます。
既にソフトバンクや日立、富士通など、ジョブ型雇用を取り入れている企業も出てきています。
ここまで読んでいただいた方は、初めの方に「この2つを理解していない人は危機感持った方がいいですよ」と述べた理由が分かってきたんじゃないでしょうか。
「あなたは何の専門家ですか?」
この質問に答えられるようにしておいた方がいいってことですよね。
プログラミングが出来たり、資格を取ったり、何か自分の武器(専門性)を持っておくべきだということです。
この記事を読んでハッとされた方もいるんじゃないでしょうか。
といった感じで、今回は以上です。
間違ってるよ〜とか、ここはちょっとおかしいんじゃない?というところがあれば指摘してください。
僕も社会人1年目で色々勉強中なので、むしろそういう指摘があった方がありがたいです。
感想や質問なども是非コメントお待ちしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、次の記事で。
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