~「今」苦しんでいる人へ~

 「きょう」苦しんでいる方。少なからず、俺はいると思います。イジメられている方。大失恋をした方。仕事が上手くいかず悩んでいる、若しくは失職された方。困難な病と闘っている方。災害に遭われてしまった方。『死にたい』と思っている方。挙げたらキリがありません。けれど、そんな大きなことではなくても良いのです。例えば「家族、若しくは友人とケンカをしてしまった。」その程度のことでも構わないのです。

 少なくとも、全ての背景には「負や悲しみの感情」に苛まれていることに、変わりはないのです。俺自身、今現在は無職で、実はかなり辛い精神状態にあるといえます。身体を動かすことに、生き甲斐を感じるタイプの人間ですから。自分の部屋、若しくはリビングで、只黙って外で働きもせず、ただこうして文章を書いていることに対し、自分自身に憎悪すら、覚えます。プライド、高いですからね。

 けれど、「本当に苦しい」のなら、こうして書くことすらも困難なのです。何故、俺が書くことができているのか?。答えは至極、簡単なことです。

 「書いていて、時間を忘れてしまう程に、楽しくて仕方がないんですよ。」

 俺は今年で、齢二十九になりますが、僅かながら、波瀾万丈な人生を、ここまで送って参りました。微力ながら、今を苦しんでいる方の気持ちも、少しは汲み取ることができると思っております。

 人間という生き物は、悲しい時。辛い時。苦しい時。どうしても「頭」が下がりがちになります。あとは「目」ですね。俺は現在、たまに家族に頼まれ、買い物に行くことがありますが、買い物をしていて、「あっ。この人、何かあったな。」ということが分かるんです。流石に目までは、ジロジロ見ません。そんなことをしていたら、あっという間に不審者の仲間入りですからね。まずは少し、1センチでもいい。頭を上げてみましょうよ。思いの外、景色が変わって視えるものです。

 わざわざ苦しみたいと思っている方。これは、はっきり断言します。99%、世の中には存在しないのです。

 一例として、俺がどうやって「ここまで」再起できたかを記しましょう。

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