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パンデミックで問われる、スポンサーシップアクティベーションの価値

前回のnoteが1ヶ月ほど前だったので、そろそろ更新します。
というか、前回のnoteがそこまで反響があると思わなかったので正直びっくりしている。いろんな話も聞いていて、課金noteにしようかと思っています。個人的には自分の経験を伝えるだけで色んな人のためになるのであれば、タダでいいと思っているけど、同時に経験ってスキルと同じように安売りしないほうがいいと思う部分もあるので、悩んでますw
とりあえずはこんな時期だし、みんな「おうち時間」(このインスタのフレーズは気に入っていないw)で暇しているだろうか、当面はタダでやってこうと思います。
みなさんも課金にするか否か、アドバイスあればお願いします。そもそもいくらに設定したほうがいいとか。よーわからんです。

さて、今回は前回と同じようにスポンサーシップアクティベーションの話ですが、新型コロナウィルスの影響で完全にストップしてしまっているスポーツチームに対して、どんなことをしているのか、こっちの仕事って完全に止まってしまっていないのか、など簡単に紹介できればと思っていまーす。

試合がなくてもできることはある

今の状況としては、自分が担当しているFCバルセロナ(以下、FCB or バルサ)の試合は、LaLigaの判断で無期限延期。ヴィッセル神戸も、一時は5月10日の試合から再開予定でしたが、Jリーグのコロナ対策チームの判断により、無期限延期になりました。自分たちもこの2チームに関しては報道と同じような情報しか入ってきていません。神戸に至っては酒井高徳選手+関係者2名が感染者になったため、施設を除菌したり、チームもオフ期間を長引かせたりしています。

こんな状況になって、自分たちも仕事を対応しないといけないですが、一番大変なのはチームの人たちだし、アクティベーションどころでは無いだろうし、まずは体には気をつけて、健康を第一にしてほしいものです。それなのに、自分たちは仕事の立場上色々とリクエストをしないといけないのはちょっと心苦しい・・・そんな自分たちにもめちゃくちゃ協力的な2チームにはまじで感謝です。

と、上に書いたように、このご時世でも色々と提案しております。でも、もともと考えていた試合におけるアクティベーションなどではなく、以前のnoteの最後にも紹介させてもらった動画のように、家にいることを余儀なくされて困っているサポーターたちのためになるようなもの、だったり、彼らをエンパワーできるようなもの、を考えて→提案しています。

何を提案しているかは、具体的にはもちろん言えませんが、選手を活用した動画だったり、オンラインで参加できるキャンペーンなど「今の状況」でできること。更に、今後試合が実施された際でも「無観客」や「人数制限」という制限があった時でもできる企画を考えていたりします。

考えて考えて考える!

ちょっと話は変わりますが、新型コロナウィルスの影響で、楽天自体も2月末頃から在宅ワークを推奨しており(もともとは意外と在宅もフレックスも無いんですw)、最近は状況も状況になってきたので、90%くらいは在宅しているみたいです。もちろん金融系とか、会社に行かないと行けない人もいるみたいですが、社長の判断も早くてよかったなー、と思います。自分も最初は割と軽く見ていましたが、海外の知り合いなどから入ってくる情報もあり、危険度がわかってきていました。

なので、かれこれ1ヶ月ちょっとは会社に行っていないので、デスクにおいてあったおやつのチョコが心配です。じゃなくて、会社に行っていないので、もちろん家で仕事をしています。きついのが、椅子。会社の椅子の良さを改めて知りました。しかも仕事中ほとんど動かず、上述していた企画などをひたすら考えていますw

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どうでもいいですが、いつも会社に置いてあるのはこのチョコ↑

色々と試合が延期されて止まっている分、実際のアクティベーションが動かないので困ることはあるんだけど、その分この状況下でできることや、収まったあとのことをたーくさん考えるいい機会と捉えています。アイディアや企画はしょぼいものも含めて1日一つは考えてるかなwただ、この状況なので、たくさん世の中にはコンテンツが出ていて、それを参考にする同時に、同じことをしててもつまらないなー、と思いながら企画を考えている状態。そして、いいやつはチームや関係者と話し合って、ブラッシュアップして、バルサやヴィッセルに持っていく、という流れになってる。

この状況がしばらく続くということを思うと、まだまだ色々と考えなきゃいけないし、それを実際にいろんな人と話してアクションとしてやり切るところまで行かないとなー、と思います。

選手の稼働の難しさ

最近では多くのスポーツ団体やクラブ、選手自身がSNSを使ってコンテンツを出しているのを見受けます。

ダブルシンジの絶妙なコンビネーションだったり、

中村憲剛のシュールかつ可愛らしいPPAPだったり

ヴィッセルのトーク・宿題企画だったり

バルサのライブコール企画など

(それにしてもバルサのソーシャルメディア担当のGeorginaはかわいいなーw)

と、色々な企画が出ていますが、全部スポンサーが絡んでいるものではなく(FCBのはPresented by Rakutenがついているだけで、内容はすべてバルサ)、あくまで協会や団体および選手が自発的に配信したもの。どうしてもスポンサーが絡むとプロモーショナルに見えたり、こういう時期には向いていない傾向になってしまいます。

それでもです。それでも、チームなどが単体では提供できない価値を、自分たちが絡むことで作らないといけないんです。だから、企画を考えて、選手をこんな難しい時期でも「使わせてくださいー」って頼みます。でも、そこでもやはりチームによって違いが出てきちゃいます。

こういう時期を「利用する」というと聞こえが悪くなりますが、スポーツチームはこういった難局のときこそ自ら、選手というアセットを活用しながら、世の中に必要なことをやりつつ、自分たちのバリューを高めていけないと思うんです。

スポーツで人を幸せにして、最終的にはスポーツに返す

ここ1ヶ月くらいの状況をつらつらと書いてきましたが、色々と考える中で、難しいなー、と思うことは結構ありました。

中でも思ったのは、このような企画の中における、「楽天がやる意味」の追求。上述した通り、こういった施策はチームや選手が主体性を持って、利益とか考えずに「家にいて暇だから撮ってみた」ものだったり、「本当に大事なメッセージを伝えるために発信」されたものがあったりする。そういうのは見てる側もわかるし、そういうのが拡散されたり、称賛されたりする。

でも、全く楽天を絡ませない企画を考えたところで、前回のnoteに書いたように、そしたらクラブが単独でやればいいことになっちゃうんだよね。で、楽天の良さを活かすとしたら
1. スポーツパートナーシップ
2. 多彩なサービス
というのが出てくるので、それは割と強いなと思う。なので、例えば、ヴィッセルやバルサ単体でやってもふつーなことを、他のパートナーシップ(イーグルスとか、東京フィルハーモニー交響楽団、とか)を絡めて、「楽天にしかできない」コンテンツを作ったり。或いは、特定のサービスの課題や目的を明確にして、それをフックに企画を考えると、意外と人の課題も解決できるようになってたり、とか。そういうのを一つやると、他の企画にもつながったりね。

やっぱりスポーツって人を感動させたり、「一致団結」というヴィッセルのスローガンがあるように、難しい時期だからこそできることがあるので、それを活かせられる環境にいる自分はすごく幸せだと思います。なので、最終的にはこんな難しい条件の中でも、色々と面白い企画をロールアウトして、各パートナーシップからも、「楽天がオーナーでよかった」とか「楽天にスポンサーしてもらってよかった」っておもってもらえるようにしないと行けないなー、とふと感じます。

まだまだみんなにとって大変な時期は続くと思うけど、来月またnoteを書く時には、たくさん企画が実施されてて、その裏側の話をできればなー、と思います。

スポーツの力、否、バルサの力が伝わるメッセージ動画↑

おまけ(宣伝?w)

スポンサーとして、アクティベーションのことをたくさん話しましたが、試合が行われなかったり、チームが活動しないことによって、露出が減ったり、単純に広告価値が低下します。ヴィッセルを始め、どこのクラブもスポンサーに対するリターンをこういう時にもしないといけないので、困っていると思います。

そんな中、自分が運営に携わっているもう一つのクラブTOKYO CITY F.C.では、クラブのパートナーを紹介する新しいコンテンツをスタートしました!コミットしたくないからお公には言えないけど(ここは公かw)、できれば月1ペースで更新して、スポンサーさんの価値を少しでも高められれば、と思っています。

小さいクラブだから、活動自粛中に露出が激減する、というわけではないけど、あったものが少しでもなくなるのだから、それはできることをやっていきたいと思います。ちなみに、後編に紹介するタスク管理ツールのRemonadeはリモートワーク中にうまく活用できると思うので、是非使ってみてください!今は無料で使えまーす!

では、また今度!

※投稿内容はあくまで個人としての発言であり、楽天の公式な見解ではないことはご了承ください。

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