脳汁とゾーン

ずっとランニングしていると高揚感があふれ、脳汁が出た。
大学時代は、暇だったので、世界最強を目指して自主トレをしていた。
暇さえあれば、近所の公園をぐるぐる回っていた。
疲れることはなかったので、すっと回っていると脳汁が出て気持ちいいことを発見してからは病みつきになり、とにかく走っていた。
周回タイムを計ると、毎日記録が更新できるのを見て、更にランニングにハマった。

就職してからは、走るのをやめた。
でも、今度は、仕事で一定の成果を出せるようになって、成長を実感すると脳汁が出るようになった。
やがて、脳汁を出す方法を探求し、何かを考えると自然に脳汁が出て気持ちよくなるようになった。
色んな経験を経て、色んな方法で脳汁が出るようになった。

脳汁が出ると、音が消え、映像も消え、五感が消え、暗黒の脳内に居て考えることだけが中心に見えてくる。
それをゾーンとするなら、ゾーンの中では時間経過の間隔がなくなり一瞬が永遠に感じるし、いつの間にか数時間経っていることもあるしって状態になる。

ゾーン中は、意識をどこに置くかで、そこの感覚だけが研ぎ澄まされる。
視力に集中すれば、よりゆっくり動きを判別できるようになる。
耳に集中すれば、より遠くの音を聞き分ける
鼻に集中すれば、匂いに敏感になる

俺の場合は、視力に集中する訓練をしてきたので、見るものすべての状況を記録するようになった。
そして、それをリプレイする機能を磨いた。
頭の中で映像として考える癖がついた。

脳汁を出して意識を集中しゾーンに入る=「暗黒の脳内で映像で考える」という形が現在地。

そんな感じでいたら、他の人が、どんな感じで思考するのかに興味を持った。
映像で思考する人。
言葉で思考する人。
音で思考する人。
匂いで思考する人。
数式で思考する人。

色々いるだろう。
そういうのを、かなり親しい間柄になったら聞いてみようと思うけど、キョトンとされそうなので、まだ、数人しか聞いてない。
どういう風に考えるか意識したことない人が多くて、意識すると言葉じゃないかって話になった。
言葉だと、てっとり早くはあるのかな?
言葉で考えることもあるけど、言葉の情報量をくみ重ねて映像化すると、なんか脳汁が出るようになっちゃってるんで、映像で思考するようになっちゃってるんだが、個人的には、言葉思考は一部で立体的と言うか多次元的に見れないから、パット結果が出にくいんだよな。
映像だと一瞬で状況が見て取れるし、時間経過も加えられる。

人によって変わるだろうな。
ということで、今、他人が、どういう風に世の中を見ているのか知る旅に出た。とりあえずは、テレビとyoutubeで検索中。
関根勤は、ものまね脳で見てるんだな。世の中を。すげー。
岡田斗司夫は、言語で見てそうな気がする。スゲー。スカウターのように思考が言葉でババっと出ているようだ。言葉も多次元的に見える方法がありそう。すげー。
落合は、なんか別の思考で見てる。見え方は、なんか分からない。
イチロウは、体の反応で見てるみたい。アスリート思考はスゲーな。体から来る情報をフル動員してるんだって。インタビューで言ってた。
「目で見ると遅くなるので、体で感じる」だって。
ブルースリー的なアスリート思考か。。。すげーな。

数式で思考するのが最も早そうな気がするけど。俺には無理なのよね。
アインシュタインとか科学者は、そうしてるのだろうしな。
それだから見えない世界を推論できるんだと思う。
見えない世界を映像化しようとするのは、経験則(インプット)からのアウトプットなのでな。
数式は、その先にあると思うのだ。
現実を数式変換して、それで思考した結果を、映像化すれば未来予測ができると思う。
映像から未来映像を想定するには、誰かがアウトプットした未来映像を蓄えて、それを組み替えてアウトプットするだけだから、俺にはそのぐらいの変換作業はできる。

まあ、数式も、この世界の物理法則をベースにしてるという点では、限界があるのでしょうが、でも、確実に多元的に見るには、そっちが早いような気がする。

そこが俺の頭の限界だが、俺は俺のできる方法でやるしかわからん。
このやり方でも日々発見があり、無限成長が続いているからな。

なんのこっちゃ。と、覚書。

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