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とりとめのない 雑記 - 海からの贈り物 と 11歳の頃の私

今日、懸念材料だった ※『夏のびのび』と『きたえる夏』の丸付け & 解き直しが総て完了しました、めでたい!!

昭和世代は、小学生時代の夏休みの宿題といえば『夏休みの友』だったと思うのですが うちのいとはんの宿題は ※『夏のびのび』と『きたえる夏』です。正直、友でものびのびでもないんやけどね。

解答がつくので保護者への課題は丸付けです、まぁ結構骨は折れるんですよ。特に国語、漢字54問とか。あっ、丸やと思ってたけど 一角足りへん やん!みたいな。丸付けAI&機能搭載のPepperくんとか出てこないかしら、先生は『夏のびのび』の丸付けはなくてもクラス30人分のチェックしてはんねんからホンマ大変ですわ。ありがたやありがたや 🥺

本当に丸付けAI&機能搭載のPepperくんがリリースされたら絶対学校サイドは助かると思うんだけどな、先生の過酷な残業時間ちっとは減りそう。

そういうことをボヤいたら、

「アハッ、確かにw 👧 」と、いとはんには軽くウケてました。



一息ついてインスタ見てたら こちらの商品の広告を見ました、


由比ヶ浜で取れた桜貝を特殊加工したネックレスなんです!可愛い、欲しーっ 🤩


お店のオンラインショップをうっとり眺めつつ、私はある物語を思い出しました。

その物語のタイトルは『海からの贈り物』で、私が初めて読んだのは11歳頃だったと思います。フォア文庫の『まほうをかけられた舌』に載っていました。


主人公かな子は小さな漁師町に、もう長いこと病を患っている母親と暮らしています。家には最初から父親はいなくて、いつも貧しい暮らしの孤独な少女。

その日の夜は小さな祭りがあり、珍しくお母さんが50円玉2枚をくれ、好きなものを買っておいで と送り出してくれました。

かな子は自分だけではなく、お母さんにもお土産を買いたい 50円で2つ、買えるものはないかしら?と屋台を探し回りますが、一つ100円以上の商品ばかり。

そこへ一袋50円で一握りの美しい桜貝を売る、真昼の海のような青いネッカチーフをしたおばあさんに出会います。始めこそ「海辺の町で貝を売られても…」と乗り気ではなかったものの とても綺麗でつややかな桜貝を気に入り、自分用に一袋だけ買いました。

桜貝を胸ポケットにしまい歩き出すとさくさくと優しい音が鳴り、まるで桜貝が歌を歌っているようです。さく さく 浜辺においで さく さく。

その歌に導かれるかのように浜辺へ行くと、青いネッカチーフをつけたおばあさんたちが美しい桜貝を賭けたゲームに興じており かな子も誘われますが…



インスタに載っていた桜貝のアクセサリーは加工されているものの とても美しかったので、青いネッカチーフのおばあさんたちの桜貝はこんな感じだったのかしら とほっこりした気持ちになりました。

この物語は優しく温かいハッピーエンドを迎えますが、ゲームに挑むかな子ちゃんの心理がとても生々しくスリリングに描かれており子供心にこの場面はちょっと嫌な気持ちになりました。

(もしかしてこれ、パチンコとかカジノのスロットマシンとかに似てるんちゃうか? 🤯 )

私はとき同じくして親からパチンコ等はビギナーズラックはあるもののどうしても勝てない、何故なら運営会社に利益が出ないと倒産し 成り立たないと教えられたことはありました。なるほど、せやからパチンコ屋さんから出てくるおっちゃんがホクホク満ち足りた顔してるんを見たことないんはそういうことやったんや と納得したのを覚えています。

まあ、あの頃は規制も厳しくなかったのでパチプロと呼ばれるプロフェッショナルなお方もいらっしゃったと思うのですが、今もかな? 意地悪ババアなのでごく一握りのスンゴイお人しか儲からんて、と 捻くれた見方をしてしまいます。

ほんの数行なのに、かな子ちゃんのあのなんとも言えない気持ちが描かれていて 私、大人になったら絶対賭け事せえへん… と固く誓ったものでした。今思うと、まさか児童文学でこんなディープなことを学べるなんて思いも寄りませんでした。




インスタで見た素敵な桜貝のアクセサリーで、久々に記憶の中のかな子ちゃんや悪戯好きのおばあさんたちに再会でき懐かしい気持ちでいっぱいです。


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