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Noteを書き始めるにあたって


ご多分に漏れず、私も日本人では2人に1人罹ると言われるガンが2年前に見つかり、いよいよ保険承認薬での抗がん剤の効果も怪しくなりはじめ、そろそろ終活にはいらねばならぬ時機と相成った。何か自分のしたことを残したいなぁと思うのは人情。体が衰えながらもやれることを考えてみました。
思えば、かねてより私は芸術家がうらやましいと思っていました。なぜなら、自分の作品が形となって残るからです。私は一介のセールスマンとして生きてきましたが、これといって具体的な形に残っているものはなく、自分の備忘録も兼ねて徒然なるままにFBに投稿してたのがあるという程度。FBはSNSである関係上、炎上しないように批判的な意見は自重し、やや自慢になる記事を得意げに載せておりました。

ブタもおだてりゃ木に登る…。

3人のFB友達が機を異にして本を書くことを奨めてくれたことがあり、小学校から国語は「3」で苦手だったけど、書いてみようと思うようになりました。
書けば、芸術家のように自分の生きた痕跡も残せるし、それはそれで自己満足でもいいや と思って書き始める次第です。背中を押してくれた友人たちに感謝です。

 はじめに…
 noteへの執筆を奨めてくれた最初の友人とのエピソードから

フィリピン コーディリエラ山岳地方
森林保護・生計支援のために栽培されるアラビカコーヒー



ある日、FB友達から初めてブログをやってほしいと言われました。その方は環境保護と貧村の山岳民族の生計支援のため、コーヒー栽培を推進指導している方でした。凝り性で研究開発畑あがりの私は自家焙煎キットの購入体験の報告やらなにやらとか、あれこれいろんなアイデアを投げかけ、熱くチャットしあっていたら
「ブログとかやってください。すごい話面白い。いつも。ブログで書いてくれたらシェアしたいです。noteで…。
江原さんみたいな専門家の別の視点からのコーヒーの話を聞きたい人はたくさんいると思う。」
私は怪訝に思って「私はFB投稿しかしてませんけど、FB投稿記事をブログに載せ替えるってことですか?」と問うと、
「ぜひぜひ。何でもいいのですけど、
ー退職おじさん大学生に交じってNGOのインターンとなる
ーパパイヤで育てた豚のブランディング
ールソンのコーヒー産地で収穫体験してみた
ー手焙煎してみて気づいたこと
みたいなことでいいと思う。(上記はこのFB友達にこれまで話してきた体験談)」
とアドバイスくださり、意外に思ったことがありました。


 
 執筆推奨二人目(時系列では3人目)のFB友達とのエピソード
 最近になって、コロナ禍で外出できず、海外コミュニティー支援のオンラインセッションに参加し、エクアドルの熱帯森林再生&山岳民族生計支援活動でのディスカッションで日本から支援しているスタッフ(FB友達)と熱く語り合ったことがありました。




私は、山岳民族の若者たちの行く末を思いながら、
「生きるのに必死な若い時は、金を求める(その一方で金に自分のidentityや魂を吸い取られる)。 私のように年金で生活保証があるようになると金銭への執着は減ります。 だから今、私は生き生きってところかな 。私もかつては金と権威への盲者でした。
今からは、Globalizationとは逆にLocalizationによる個性発揮(Identity主張)ができることが、失われつつある多様性の復活につながるのではないかと思いました
「自分のidentityを失わずに、遠慮せずに自分の道を生きよう!」と若者に訴えかけ、現実にそれができそうな期待感持てる社会にすること(各個人がそう振舞うように努力すること)が一歩一歩、いい方向に向かうのではないかなと思います」って吐露したら、
ディスカッション相手のFB友達から、「パワフルないい言葉だ、是非、本にしてください。」と言われ、えっ?と思いました。

そして3人目(時系列では2番目に奨めてくれた)のFB友達とのエピソード

勝蓮城北側からの展望(沖縄県うるま市)
勝蓮城南側からの展望(沖縄県うるま市)

2021年4月、国内最後の未踏破の県である沖縄県へ旅行をし、東日本大震災ボランティアの時の宿泊拠点の管理をされていた友人を訪ね、友人のお宅にお世話になりました。夜遅くまで東日本大震災でのボランティアの思い出や自分の経験談の自慢話など、つらつら楽しく話していたのですが、その友人は、これまで会ったガンサバイバーたちに見られる傾向を教えてくれ、そのようにすると良い と勇気づけてくれました。また、私の定年後は、社会貢献関連のことが中心となっていることなど、私に気持ちよく語らせてくれました。そして私が語ったことを受けて、その友人は
「ボランティアで出会った頃から江原さんはとってもとっても素敵な生き方だと思っています。 ヨットのお話も復興支援員のお話も世界一周もフィリピンでのビジネスも! ぜひ本の出版を(^-^)v」と奨められたのを思い出しました。
 今はこの友人のアドバイスのおかげで、わたしはガンサバイバーになれるよう、我武者羅に治験トライするために行動し、幸運にも恵まれて、現在は治験のおかげでしばしの延命を頂いているところです。その頂いた時間を大切に意義ある形にするべく、生きて行こうと思っています。

 と言うことで…、
書くにあたっては、これまで経験した感動体験、思い出、感ずるところを、よき思い出の記録、一個人の私が感じたことの記録として、綴っていこうと思います。ご笑読頂ければ幸いです。
2022.9.24





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