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KOBE
地方ロケの1日の振り返りを夜の街を徘徊しながら
ダラダラと写真を撮るのが私の中で儀式と化している。
![](https://assets.st-note.com/img/1677598104315-cPIvOfp0Xm.jpg?width=1200)
この日も先ず名古屋での出張撮影を終えると、
その足で次日の現場の神戸に向け
急足で新幹線に乗った。
![](https://assets.st-note.com/img/1677598199940-iWA3y0zFQU.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677598213337-2ZGDd8VSEu.jpg?width=1200)
新幹線は以前も投稿した「電車嫌い」の私にとっては
ただの電車上位互換に過ぎない。
機材の詰まったペリカンケースをわさわさと
動かしながらやっと着席した時には
すでに滝のように汗をかいており、
今読んでいる京極夏彦の『虚談』は
それはもう虚無を禁じ得ず
(面白いという意味だが、、)
神戸へ着く頃には
それこそ夏彦のどろりじっとりとした怪談話に似た
マスク内の湿気にぐったりしてしまっていた。
厭である。
![](https://assets.st-note.com/img/1677598258487-ySf3ZjRSwL.jpg?width=1200)
やっとこさ
本日の宿に着くと、
すぐにでもベッドにダイビングタックルをかましたくなるのだが、
ここは神戸
私にとって初めての街である。
簡単な身支度を済ませると
左肩にのる小悪魔に寝てしまえと
後ろ髪を引っ張られながら
同じく右肩にのった天使に促されるまま
神戸ー三ノ宮の街に出たのだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1677599763878-HaZm4J7IKd.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677598355958-ZHfzvTdxCx.jpg?width=1200)
昼間は遠くに山も見え、
地方独特の雰囲気を感じるこの街も
夜になり人工的な照明に侵食されると
どこか東京などと変わりない賑やかさを感じる。
線路沿いなんかは上野アメ横、
通りなどは五反田のように、
道のそこここに酔っ払ったサラリーマン
ヤンチャな感じの兄さん姉さんは、
品川のそれと見紛うようである。
東京のあっちこっちを凝縮したようでいて、
どこかのんびりした雰囲気と
道行く道に微かに漂っている
神戸牛なのか、
誇張なしにほんのり香る焼肉のような匂い
私はすでにこの街が好きになっていた。
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