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お金のロードマップ90話 ユダヤの商法vol.9 価値観の基準はお金、偉い人はお金がある人

前回のまとめですが、
①ユダヤ人はお金を儲けることを目的としていない
②日本人は働くために食べますが、ユダヤ人は食べるために働きます
③ご飯のときは仕事の話はせずに楽しく過ごすことが大切

ユダヤ人はなんのためにお金を稼ぐのか明確な目的があります。
ゴールデンサークル理論では『Why』の部分を明確にすることが大切だと言われていますが、なぜやるのかということを明確にすることで目的がブレないのだと思います。『What』の手法にこだわりすぎると目的がぶれていくので、『What』を強く持っていきましょう。

お金への執念

ユダヤ人はお金に対して執念深いことに感じて次のような小話があるそうです。
“ユダヤ人のお金持ちが臨終にあたって1番高価な毛布とベットを用意させて、残った全財産は現金にして棺桶にいれてほしい”と身内に頼んだそうです。
しかしそれを聞いた友人が駆けつけてきて、棺桶に入っている金額が書かれた小切手と交換に現金を全て持ち出したそうです、ら
あの世にまでお金を持っていきたいという執念となんとしてもお金を手に入れたいというが感じられますね。
いくら教養や資格があったとしてもお金がなければ偉いとは思われません。
反対に資格が全くなくても、見識が浅くてもお金があれば偉いとされます。お金に対する執念はこうしたところから来ているのかもしれませんね。

父も母も他人

ユダヤ人は家庭内教育において子どもが親であろうと信用してはいけないように教育します。
たとえば、子どもが自分では降りれない少し高いところに登ってパパに掴んでもらおうとします。そこで子どもがジャンプしたときに子どもを受け止めようと伸ばしていた手を引っ込めます。
すると当然ジャンプした子どもはビタンっと床に落ちて大泣きします。
これを2、3回繰り返すうちにパパを信用しないようになります。
あくまで信用できるのは自分自身であるということを幼児のころから教育していくのです。
信用できるのは自分というのは極端な話かと思われますが、親から子は受け継がれたお金に関する価値観はマイナスイメージなものです。
『お金をもっと欲しいなんて言ってはいけない』『うちにお金なんてない』と言われ続けた結果が今の日本です。間違ったお金の知識を子に与え、自分と同じく貧乏な道を歩ませる。お金持ちとはお金がたくさんあるということではなく、自分の時間がたくさんあるという『時間持ち』がお金持ちなのです。

金融教育は幼児から

ユダヤ人は日本人のように幼少期からピアノや習字など一銭も生み出さない習い事をさせるようなら金融教育を実施するようです。
私としては子どもにとって豊かな人生を送るファクターとして習い事は推奨派ではありますが、どのような教育を実施するかは各家庭に委ねられていると思います。
しかし、今の時代をみて危機感も感じず、子どもにお金の話を遠ざけていると将来子どもはお金に困るように感じます。
増税や物価高、安い賃金、一人当たりの年金負担の増加などさまざまな要素が将来的に悪い方向に向かっていくと思っています。
そんな中、将来を見通さず、今だけよければ良いというメンタルでは自分の子どもたちはより苦労するでしょう。

まとめ

①ユダヤ人の価値観の基準はお金である
②信じられるのは自分自身、父でも母でも信用しきってはいけない
③金融教育は幼少期から実施しよう

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