殻を破れるのは自分だけ、だけど。
もしも私が、
鏡の前に居て、
自分に正直になって、
自分の思いを全て話し、
どんな風にこれから生きていきたいか
何に力を注ぎたいか
そう思うに至った経緯まで
全て洗いざらい話して、
決意を鏡に映る自分に表明するとき、
もし、その鏡の向こうに、家族が居たら、
親友がいたら、
心から感謝を伝えたい
お世話になった人たちがいたら、
私は
その場を作ってくれた人にどれだけ感謝するだろう。
たとえ、
たとえ、
鏡の向こうにいた皆が、
私に失望したり、
私を嘲笑したとしても、
自らの思いに従って行動する勇気はあっても
思いを伝える勇気がなかなか出てこない私にとって、
こんなに心強い場はない。
自分自身に正直になる勇気よりも
大切な人に正直になる勇気のが
わたしには何倍も大きく、得難いもの。
だから、騙されていようが、強引だろうが、無理矢理だろうが、
自分の力のみでは、
どうしても逃げ道を考えてしまうから、
どれだけ自分に厳しくあろうと戒めても、
この勇気は、大きく私の前に立ちはだかるから。
色んなルールがあるけれど、
やりたくなくてもやらなきゃいけないことも沢山あるけれど、
自分に正直であれ、
そして、
大切な人にも正直であれ
どうか、これだけは、
どうしてもやらなきゃいけない場面が、
もっとあればいいのにな。
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