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圧迫感とロック: 音楽が僕を救った日々


外にいると圧迫感を感じるようになった経緯と対策


外にいると圧迫感を感じるようになったのは中学生になってからだった。今でも窮屈に感じることが多く、人混みのある駅や街はあまり好きになれない。しかし、僕はそのような状況をイヤホンで音楽を聴くことで過ごしていた。そこで僕が好きで聴くようになったのが「銀杏BOYZ」と「クリープハイプ」、「SUPER BEAVER」の楽曲である。

銀杏BOYZについて


まずは、圧迫感を強く感じるようになった高校生になってから今までずっと聴いている「銀杏BOYZ」について。激しい曲調に乗せて歌われるストレートな歌詞に助けられていた。特に僕が聞いていたのが「夢で逢えたら」と「銀河鉄道の夜」という曲である。どちらも同じアルバム「DOOR」に収録された曲であり、僕にとって印象深い曲である。

夢で逢えたらの歌詞と自身の経験


一つ目の「夢で逢えたら」という曲は、銀杏BOYZの前身のバンド「GOING STEADY」の時代に発表された楽曲であり、後に銀杏BOYZのアルバム「DOOR」に収録された楽曲である。この曲では、些細なことでも感情が変化しやすい純粋さや、それに対応できないやりきれなさなどを含んだ思春期のリアルさが歌詞に映し出されている。

僕は高校一年生の時、学校のレギュラークラスからアドバンストコースに上がることができた。僕が通っている学校には、三つのクラスがあり毎年クラスが成績によって入れ替わることがあり、私は上のクラスに上がることになったその時期は勉強を頑張っていたことから嬉しい反面、勉強があまり好きでなかったことからストレスを抱えることも増えるようになった。それは大きな環境の変化であり、一喜一憂が極端であった。

「夢で逢えたら」の歌詞には「君が好き」だというそれだけで僕は嬉しいのさ、という歌詞がある。この歌詞を聴いたとき、一喜一憂することは悪いことではなく、純粋な気持ちを持っているからこそ生まれる感情なのだと思った。今でも僕は些細なことでも落ち込むことがあるが、そんな現実を歌詞にして代弁してくれたように感じたのである。楽しいこともあれば落ち込むことも多かった僕の学生生活にとって思い出の一曲である。


https://youtu.be/LKbTMGVn918?si=Ii4RntZvnbUeU8nP







銀河鉄道の夜について


次に印象に残っている曲が「銀河鉄道の夜」という、同じく「DOOR」に収録された楽曲である。この曲はタイトル通り宮沢賢治の童話作品「銀河鉄道の夜」をモチーフにしており、人の死と残された人との繋がりを表している。僕は今まで恋人と呼べる人など一切いなかったが、人を想う歌詞には僕も共感できる部分があった。そういう意味では、この楽曲は僕の気持ちや考えに似ており、僕にとって大切な楽曲である。

https://youtu.be/PUAHVlgzPAM?si=UK4YBRXgs9h_kF_z

クリープハイプについて


また、僕を支えてくれたもう一つのバンドである「クリープハイプ」についてのエピソードだ。特に聴いていた曲が「イノチミジカシコイセヨオトメ」である。この曲は現実と理想のギャップの差が大きい女性について歌われた曲であり、僕にも刺さる部分があった。理想では明るく振る舞って他人と話すことを考えていたが、現実では話す時に目を合わせることもできないほどである。他にも、僕は私立の中学に進むことを決めたことで、地元の公立に通うことを決めていた小学校の大半の同級生と離れてしまった。久しぶりにSNSで友達を見た時、自分とは違って身長も伸びて成長している姿があった。それを見て僕は他人と比べてしまう性格があるため、友達との差について複雑な感情を抱いていた。そんな理想と現実の差に苦しんだ時に、この曲はタイトルの通り、「命は短いからこそ現実を受け入れてなりたい姿になれ」ということを教えてくれた。

SUPER BEAVERについて


そして最後に思い出に残っているバンドである「SUPER BEAVER」の話をする。このバンドはニ〇〇五年に結成され、若くしてメジャーデビューという輝かしいスタートを切った。しかし、思うような活動に繋がらなかったことからインディーズに戻り、ライブハウスを中心とした活動を始めた。徐々に人気を増やしたことで活動の幅を考え直し、10年間のインディーズを経てメジャー再契約を果たした、まさに不屈の精神を持つバンドだ。これらの経験から得た精神は歌詞にも色濃く反映されており、僕も何回も救われたバンドだ。よく繰り返して聞いていた曲に「アイラヴユー」という曲があるが、ストレートな歌詞がまさにバンドを表しているようなのだ。この曲は家族や友人などの大切な人に向けた曲であり、身近な人ほど感謝をするのに恥ずかしいという気持ちを抱いてしまうことがあるが、「ぎこちなくてもいいさ とにかく届けばいい」という歌詞にとても動かされた。身近な人にこそ不器用なりに感謝を伝えることが大切なのだと学んだ。

https://youtu.be/TKOUdupE2q8?si=spPn2aqCwL_-c6VS

総括


僕が経験した話に戻るが、僕は些細なことを気にしてしまい、それに加えて心配性な性格なことから他人と比べてしまうことが多い。僕はあの子よりも劣っていて突出した能力がないと思ってしまうことがある。しかし、音楽はネガティブな僕でも歌詞を通して共感してくれる気持ちを味合わせてくれる。嬉しいことがあった時、嫌なことがあった時など、その瞬間の感情や状況を映し出してくれるのが音楽の本質だと個人的に思う。

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