私と息子の体調不良で「今」の頑張り方を考えた

6月になってから、私は半年間の養成研修で学びを始めた。ずっと目標としていたこと、やりたかったこと。この研修を何が何でも受けたいと思っていたので、審査をクリアしたときは心の底から喜んでいた。

審査の結果が出る直前になって、病気で手術・入院が決まり、身体がめちゃめちゃしんどかったから、今回の受講は辞退したほうがいいのかと悩んだこともあった。でも、次の機会ではなく、「今」学びたかったし、「今」学ぶことでこれからの未来が変わってくると思ったから、弱気な気持ちを心にぐっと押しやって、一刻も早く元気になることに集中した。

そして、6月。二度の入院・手術を終え何とか間に合った！と思っていたのだが、6月になってからのこの2週間は身体がとてもしんどくて、精神的にもキツかった。

術後一か月が経過しているというのに、お腹がまだ痛い。術後の痛みとはまた違う痛みなのではないかと思うような、イヤ～な痛みがお腹にあった。おまけに背中が苦しいくらいに痛くなり、頭もジンジンと痛む。痛み止めを飲んで何とかやり過ごしていた。

術後しばらく手伝いをしてくれていた母が帰り、いつもの日常が戻ってきて疲れが蓄積されていたのかもしれない。家事も仕事も育児も研修も、全部やりきらなきゃ！と気負いすぎていたのかもしれない。身体がどんどん重たくなっていった。

そんな中、先週末から息子が風邪をひいて数日間学校を休んだ。私同様、息子もここ数か月間の疲れが今出たのかもしれない。明るく元気なことが取り柄で、いつもなら風邪の時ですら家の中でテンションＭＡＸな息子が、数日間ずーっと静かに寝ていた。あまりに静かに寝ていて寂しさすら感じた。

あ～私も具合悪いし、息子も元気ないし、キツイなぁ。だけど…やることやらなきゃ。
でも…頭が回らない～！！

ボーッとしながらも、薬でやり過ごし、なんとかあれこれこなし、数日身体の辛さに耐えていた。

そして、少しずつ身体が元の調子に戻ってきた頃、ようやく気持ちが落ち着いて、冷静に今の状況を考えられるようになってきた。

ここ数か月間の私は、とにかくがむしゃらで必死だったな。
入院・手術があって、それでも仕事も研修も、家事も育児も全部力を抜けることができないでいた。100％の力を思いっきり出して、猛スピードで走ってぶつかって（入院）また猛スピードで駆けだした感じだ。

そんな母を見ていたら、息子だって疲れるよね。
いっしょに全力疾走してる感じだったのかなぁ。

そう気づいて、もう少しスピードを落としながら目的地に向かおうと思うようになった。スピード全開で息切れしている私を見るより、少しゆったりと余裕を持って走っているほうが、自分自身も周りにいる人もみんな安心なはず。

とはいっても、日々やらなければならないことが山積みだ。その合間合間に、研修の勉強もしないといけない。仕事も頑張りたいし、家のことも子育てもちゃんとやりたい。息子との時間もちゃんと持ちたい。

欲張りだけど、どうしても「今」のタイミング、「今」の私に必要なことばかり。

だからこそ！
全力ではなく、ゆったりとした気持ちで、集中力を持って一つ一つのことをやってみよう、そして思いっきり休むときは休んで、楽しむときは楽しもう！
メリハリをつけよう！

実際のところ、研修の勉強はすごく楽しい！学べて幸せだーって幸福感が高まってくるのがわかる。
やるんだ！と決めたことだから、物凄い集中力で学べる。時間がたっぷりある状況での勉強よりも、今この限られた時間でやる勉強の方が、私には合っている。

息子が寝ている横でオンデマンド動画を観て。一回観たら、今度は字幕を観ながら動画内容を全てまとめる。テキストやワークブックは全てワードなどのデータでもらっているので、それも続けて読み込み、大事な部分にハイライトをつける。

そして、家族が寝静まった後、一気に集中して課題を仕上げる。
学生の頃に戻ったみたいで、でもあの頃よりももっと集中して学べているなぁって気づいて、なんだか嬉しくて楽しくて小躍りしたい気分になった。

昨日の夜、明後日までの課題を無事に提出できてホッとした。
体調不良で、一時はどうなることかと思ったけど、やればできるじゃん！っと自身がついた。あれだけの体調不良はこの先しばらくはないだろう、だから、この半年はきっと乗り越えられる。

毎日の仕事も、今の会社や仕事、人が好きで楽しくて幸せだ。
「見えにくいのでここをこうしてほしいです」とお願いすれば、一緒によく考えてくれる同僚たち。本当にありがたい。

来週もきっとハードな一週間だ。
その一週間を乗り切るためにも、この土日は自然のある場所で、家族でのんびり過ごせたらいいな。

いっぱい遊んで休んだら、また来週から、ゆったりとした気持ちで「今」を頑張り「今」を楽しむ。

今年前半ももうすぐ終わり。今年後半は、元気な身体で笑って過ごせるように、ちょっと気持ちの持ち方を考えよう。