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ゲームの怖い話~お母さんをやっつけた男の子の話を思い出して~

「ゲームやりたい!」

口癖がゲームになりつつある小1息子と日々向き合っていたら、小学生の時に観た怖いドラマを思い出した。

「ある男の子がね、ゲームに夢中になりすぎて、毎日毎日ゲームをしていたの。お母さんに声をかけられても、まったく反応しなくなるほどのめりこんでいったの。あるとき、男の子はいつものようにゲームの中の敵をやっつけていたの。すると、お母さんの姿をした敵が画面の中に現れたの。男の子はどうしたと思う?

ゲームの中でね

お母さんを思いっきりやっつけてしまったの!!」


これは、わたしが低学年か中学年くらいのときに観た、怖い話か何かのドラマだったと思う。

男の子は、お母さんをやっつけてしまったのに

「やったぁ!やっつけたー!」

と喜んでいた。

ゲームの中で、お母さんの姿をした敵をやっつけた男の子。

ゲームの中の出来事だと思っていたのに。


ふと、家のなかを見渡すとお母さんはいない。

そして、お母さんは帰ってこなかった・・・


小学生女子には怖すぎた!!

それからしばらくは、そのドラマのことが頭から離れなくなったのを覚えている。

お母さんをやっつけたのに、笑顔で喜んでいる男の子の姿が、目に焼き付いて離れなくて、怖くて怖くてたまらなかった。

あれは、ただの怖いドラマじゃない。

ゲームのやりすぎで、現実とゲームの世界の区別がつかなくなる恐ろしさを伝えたいという想いがつまったドラマだったのではないだろうか。

息子には、時間を守ってゲームを楽しんでほしいと思っている。

だけど、子どもはのめりこみすぎて、ゲームを始めるとやめられなくなるものだ。

時間を決めて、適度にゲームをして楽しむならいいけれど、家にいるときはゲームのことばっかり考えるようになったら危険だと思う。

あの怖かったドラマ。怖かったけれど、今の子どもにも見てほしいドラマだ。今は、昔以上に誘惑が多いから。

ゲーム・YouTube・動画配信でドラマや映画見放題…。

刺激を受けやすい子は、それらに浸りすぎると、なかなか抜けられなくなる。興奮状態から冷めにくくなる。

怖いものを見せて教育するのはよくないという考えもあるかもしれないが、わたしは怖いドラマや本などは、教育にとってときには必要だと思っている。(観すぎはよくないけれど適度に)

わたしはあのドラマを子どものときに観たことで、ゲームのやりすぎの怖さを理解できた。マイナスな影響など受けていないからだ。

そんなことを考えながら、息子に先ほどの話をしてみた。

「・・・なんでお母さんやっつけたんだろう?」

との返事。

いまはまだ大丈夫だっ。

やっつける気持ちなくてよかった!

ゲームのやりすぎで、ママをやっつける日がきませんように・・!!


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