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#ニッポンのZIN36th  IT企業「運動しようぜ!プロジェクト」に参加~中村 円さん(東京都)

-東京都のIT企業・GMOインターネットグループ株式会社にお勤めの中村円(まどか)さんにお話をうかがいます。GMOさんでは2022年5月に社内で「運動しようぜ!プロジェクト」を立ち上げ、中村さんはZUMBAレッスンを担当されています。まずは中村さんのZUMBA歴からお聞かせください。

中村 学生時代、体育大学の舞踊学専攻でダンスの勉強をしていました。ダンサーとしても活動していたのですが、引退する決意をして8年ほど踊っていない期間がありました。その間、会社員となり結婚してという中で、ずっと踊りに戻りたいと思っていたけれど、なかなか自分の気持ちを整理できずにいました。

 ところが、2019年1月にZUMBAに出会って一撃を受け、踊りに戻ることができました。今では会社員をしながら、サークルでインストラクターとしての活動を続けています。

―なかなか踊りに戻れなかったのは、どのような理由からだったのですか?

中村 私、少々偏屈なところがありまして(笑)。踊りについて自分の中で明確な意味を見出せないと、踊ることができないんです。コンテンポラリーダンサーとして活動する中で、自分の大きなテーマにしていたのは「人はなぜ踊るのか?」でした。そのこともあり、8年の間にも踊る機会はたくさんあったけれど、踊れなかったんです。

―ZUMBAの一撃を受けて踊りに戻れたのですね。

中村 今でも昨日のことのように思い出します。ジムに通い始め、たまたまスタジオの外から様子を見ていて、みんなすごく楽しそうに踊っていると思ったのがZUMBAクラスでした。

 クラスに参加して、インストラクターの方に「ZUMBA初めての人は?」と聞かれて手を挙げたのは私一人でした。そうしたら「ZUMBAの世界にようこそ!」って拍手して、参加者の皆さんも「わー!」って拍手してくださったんです。

 「私、踊っていいんだ!」と思いました。参加者さんと同じ時間を共有できて、レッスンが終わった後の高揚感もあって、私を受け入れてもらったことが嬉しくて、一気に「踊ろう!」と気持ちがシフトチェンジした瞬間でした。この先ZUMBAの世界だったら、「人はなぜ踊るのか?」という問いの答えを見つけられるのでは。そうも思いました。

―中村さんが勤務されているGMOインターネットグループ株式会社が2022年に立ち上げた「運動しようぜ!プロジェクト」についてお聞かせください。

中村 コロナ禍となって、弊社でも一斉に在宅勤務となりました。その後、パートナー(弊社では「社員」のことをこう呼んでいます)の声を集める中で、運動不足が在宅勤務の中の大きな課題と認識され「運動しようぜ!プロジェクト」が組成されたんです。

 プロジェクトが組成される少し前に、私も運動不足や在宅勤務によるコミュニケーション不足を少しでも解消できればと思い、小規模ではありましたがZOOMでのZUMBAレッスンを開催していました。私自身、オンラインのZUMBAワークショップに沢山参加させていただいていてストレス発散にもなったし、運動習慣も継続できたので、こんなにいいものはない、もっと会社の方にも知ってもらえたらいいのにと思っていました。

 そんな矢先に代表から「運動しようぜ!プロジェクト」組成の号令がかかり、プロジェクトメンバーになりました。このプロジェクトでは、ZUMBAの他にも「筋トレ」「ダンス」「フィットネス」「ヨガ」「ランニング」など16以上のコミュニティができ、今では全国のグループ会社で参加者が延べ1,000名を超えるまでになっています。



 この取り組みは昨年「令和5年度東京都スポーツ推進企業」に認定され、特に先進的で波及効果のある取り組みを実施している企業として、「東京都スポーツ推進モデル企業」に選ばれたんですよ。

―コロナ禍を受けて社員(パートナー)の皆さんの声を反映したプロジェクトが立ち上がったのですね。素晴らしいです。中村さんはどのようにしてZUMBAのレッスンを始めたのですか?

中村 月に1回ぐらいのペースで行っていました。最初、参加者は数名で、仕事が忙しくてジムに行けず運動習慣がない人も多く、皆さん踊るのが恥ずかしそうな感じでした。私自身も、ふだん会社でZUMBAの陽気な感じを出しているわけではなかったので、自分をさらけ出すことも相当勇気がいることでした。

 初めの頃は画面オフの人も多く、楽しんでもらえているのかなと思いながら続けていたのですが、次第にオンにされる方が増え、また口コミでメンバーも増えていって、少しずつコミュニティが広がっていきました。



 2023年には初めて社内ジムでリアルイベントを開催できました。「運動しようぜ!プロジェクト」のメンバーが設営や受付の協力をしてくださって、せっかくだからZOOMでも配信しようと、配信周りに強いメンバーにも協力いただき、国内遠方拠点にある会社にも同時配信で60分のレッスンを広げることができました。

 私一人の力ではとてもできないことでした。開催は平日の夜、仕事終わりに皆さん着替えて集まって、多い時にはオンラインも含め50名ほどが参加されています。

―回を重ねるにつれて、参加の皆さんの変化を感じることはありますか?

中村 今、感じているまっただ中にいます。最初の頃はステップをはじめよりシンプルで簡単な動きを考えながらのレッスンで、皆さんも見よう見まねで頑張ってついてきてくださっている印象がありました。

 

 でも回を追うごとに、何回か使った曲があると「この曲好き」「このステップだんだん分かるようになってきた」と言ってくださったり、予習しようとレッスン前に踊っていたり。



 最初は皆さん緊張して真剣な表情でしたが、クスッって笑う余裕が出てきて、だんだん笑顔の数が増えて、とても嬉しく思っています。

―「人はなぜ踊るのか?」という問いへの答え、ZUMBAの世界で見つかりましたか?

中村 この答えはもしかしたら一生をかけて探し求めていくものなのかもしれません。ただ、今言えることは、空が青いから踊る、風がそよいでいるから踊る、大好きな人がいるから踊る…人がもつ欲望のような外側のよろいを可能な限りそぎ落として「心」の部分で踊ること、それが根本にあるのかなと思っています。


 
  ZUMBAに限らず、最初に踊りに出会った時、誰かの目を気にせずに、ただただ楽しいって思う。心の芽がポンッて咲く瞬間を作り出すために、思い出してもらうために、私はZUMBAインストラクターでい続けようと。

 昨年、そんな私の思いを伝えられそうな曲と出会い、あるイベントでお伝えさせていただいたところ「ダンスを見て初めて涙が出た」と言ってくださった方が何人かいらっしゃいました。

 表現者として生きていく中で、一番豊かなことだなと思いました。ZUMBAインストラクターとして、今、踊ること自体に尊い意味があるということを伝えられる幸せを感じています。

 この先も答えを考え続けていく中で、意味がまた変わってきたり、また新しいものが見つかったりした時に自分がどうなるかは想像がつかないのですが、今は目の前にある、踊る意味を見いだせている時間を大切に過ごしていきたいと思っています。

―ありがとうございました。これからも中村さん、そしてGMOインターネットグループのパートナーの皆さんやサークルメンバーの皆さんが楽しいZUMBAライフを送ってくださることを願っております。

東京都スポーツ推進企業モデル企業選定のGMO社プレスリリースはこちら
https://www.gmo.jp/news/article/8844/
中村円さんSNS
https://www.instagram.com/mado_nakam?igsh=amV3dHF0Z3hqdHZq&utm_source=qr
アカウント名:@mado_nakam

※ZUMBAは商標登録されたプログラムです。

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