丸投げから見える職場
あらゆる職場に上司と部下の関係がある。基本的に上司の指示に従い部下が業務をこなす。日常の定型的な業務の場合、部下は自律的に業務をこなし、上司はそれを管理・監督する。この状況は定常状態であるため、いわゆる「丸投げ」は起こらないし、起こりようがない。
丸投げが起こりやすいのは、毎年の予算や業務計画を策定するような未来を考える作業である。部署で担当している業務の大部分は定型的なものが多いが、会社の方針に基づき、新たな業務への展開や従来業務の改善のため、計画策定には工夫が求められる