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ルーティーン

日々の自分の行動を司って定常状態をキープするのに役立っているルーティーン(Routine)、この英単語は日本語ではルーチンともよんでいる。しかしながらルーチンワークというふうに用いると「いつもの作業」というニュアンスになり、自分オリジナルな行動様式を示すニュアンスから遠ざかってしまう。

何かに集中したり、緊張感漂う場面でルーティーンが活躍する。歌のイントロのような位置づけであり、自分の気持ちをうまく整える効果がある。うまく言い表せないが、「落ちつく」のだと思われる。

勤務のために利用する通勤電車にしても、同じ時刻の電車であれば混み具合や乗り換えに要する時間、途中で立ち寄る店などを含め、若干の遅延がまれに起こるにしても常に一定の行動になる。一定の行動になることのメリットは頭で考えることを割愛できる点である。私の場合は余計な神経を使わなくてすむと感じるため、ストレスフリーになれる点がメリットである。

仮に毎日異なる時刻の電車に乗って通勤する場合、目的駅までの経路が複数パターン生じる。乗り換えの接続時間が読めないことや予想以上に混雑しているなど、不確定な要素が増える可能性があり、私の場合はこれがストレスになる。

一方で、毎日同じワンパターンというのも変化に乏しく刺激がなく、それはそれで良いのか?という気にもなる。朝のスタートは同じで、夜の帰りはランダムにする工夫で、普段は気づけていない何かに通勤途上で出会う可能性が少しは高まるだろう。上手にルーティーンとランダムを使い分け、ストレスフリーとチャンスを兼ね備えるのが良いのだろう。

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