獅子は子を谷に落とすと言うけれど
先日、この前田さんのセミナーに当選し夫と一歳の娘を連れて兵庫県から東京まで行ってきました!
当選した時に書いたnoteがこちら。
メモ術についてはまた改めて書くとして、この日私は超ラッキーなことに最前列で前田さんに直接質問ができたのだ!
きっと質問コーナーがあるだろうから、その時のために聞きたいことを2つ決めていた。
1つは前田さんが30冊近く就活時に書いたと言う自己内省ノートについて。
こちらは私の前に質問されたお隣の北海道から来た方も聞かれてたので、もう1つの子供への教育について聞いてみた。
時間も差し迫ってるだろうに前田さんは子供にしたい教育は2つあると言って丁寧に答えて下さいました。
わたしが娘にしたい教育
もし将来娘に「どうして勉強するの?」と聞かれたら「明日パパとママが死んでも生きていけるように」と答えると思う。(そういう意味では8歳で親を亡くした前田さんは体現してる…今気づいたけど本当すごい)
この勉強というのは別に因数分解とか漢文が読めるとかではなくて、自分の興味あることを深掘りしたり思考を張り巡らせたり、他の人が圧倒されるくらい調べ尽くしたりする子になってほしいと思っています。
なので、自分が昔親に言われた「学校を休んではいけない」「宿題しなさい」は言うつもりありません。必要ならすればいいし、自己責任。
ある程度幼いうちはできる限り面白く感じられるように私も工夫したいとは思うけど。
でもすっごく好きなジャンルがあって、それを見に行きたいというならできる限り連れて行きたいし都合が合わないなら「いいじゃん、学校休んで行こう!」と言うと思う。
私も一緒に勉強したいし、「まーたママ、何かにハマって勉強してるな」と思われたい。
娘を谷に落とすとなら
前田さんが①でおっしゃってた回答。
これを私はずっとセミナー終わってから考えていて、夫の意見を聞いてみたりするもののイマイチしっくりした答えが導けず。
自分が商売人気質なので、子供には小さい頃から欲しいものがあるなら商売しなさいと言うつもりだった。
アメリカの子供が、夏に自宅庭でレモネードを作って売って小遣い稼ぎするように、娘にも今あなたの持つ特技や知恵を使って何かやってごらんと。
そのお金を何に使おうが口出しはしない。
ゲームや遊びに注ぎ込んでもいいし、本当に商売人気質で次の仕事の材料に注ぎ込んでもそれはそれで面白いからいいなと。
でもそれはあくまで幼少期であって、その商売を思春期になる頃までやりたいなら続けててもいいけど、高校の学費を私は出さないから自分でなんとかしなさいとまで言う勇気は湧かないかも…。
男の子なら言うかもなぁ。大学進学なら一人暮らしのため実家から絶対出すけど。
前田さんがUBS証券にいた頃の人に好かれる天才、そしてあらゆる面で超優秀な先輩宇田川さん。
著書の「人生の勝算」にも前田さんが努力しても超えられそうにないレベルと記されているその宇田川さんはご実家も裕福なのに高校からもちろん大学も自分で学費を出すように言われていたそう。
両国高校という偏差値の高い高校に行けるなら勉強に集中できるように…と思いそうだけどご両親すごいなぁ。
そうしても息子は腐らない、やりきらせると思えるのはそれまでの育て方もちゃんとポリシーあってしっかり育ててらっしゃるからなんだろうな。
結果「とてつもないハングリーモンスターが生まれた」と前田さんがおっしゃってました笑。
このエピソードは本にも無かったので聞かせていただけてラッキー!
女の子だからこそ苦労させきれない問題
女の子に思春期、極端にお金与えないのは色々影響が出そうで何となく躊躇してしまう。
だとしたら女の子に与える試練って何がいいんだろう。
私自身はいわゆる箱入り娘で、周りの友人からも「厳しいね、今時珍しいね」と事あるごとに言われて育った。
必要なものは買ってもらえたし、塾も通っていたけど私自身が本当にやりたいこと(美容業に進みたいということで5年揉めていた)は全て猛反対で、お小遣いを貯めてちょこっとずつ集めた宝物のネイル道具は見つかると壊されたり捨てられたり。
小学校の時は隣町には遊びに行ってはいけないとか、高校になっても電車に乗って遊びに行ってはいけないとか。
学校から帰宅してコンビニに出かけるなんてのも一切禁止だった。
(その頃父も鬱手前みたいになっていたらしいので仕方ないとぐっと堪えたりもしていたけれど自分が子供で力がないことが辛かった)
世間から見ると衣食住は恵まれてるかもしれないけど、自分としてはとても窮屈で不自由に感じる時も多く毎日どうやってお金を稼いでやりたい勉強するために実家を出るかということばかり考えていた。
こうなるとどうなるか。
中学2年の頃から色々と自分で仕事を作ってお金を内緒で稼ぎ始めた。
地域によって手に入りにくいものをMDにダビングして遠方の人に売ったり
アフィリエイトという言葉が出る前にメルマガやHPを作って広告費で稼いだり
高校生でもバイトOKだったテレアポで同じ高校生の子供を持つ世帯に家庭教師の電話をしたり。
その全てを親は知らないし、高校2〜3年頃は親よりも稼いでたと思う。
父が「こんなに恵まれてるんだから俺に感謝しろ!」と怒鳴り「黙れ!」と力を振りかざし意見を何1つ聞いてくれないことに毎晩泣いて
「もし自分に子供がいたなら、違う意見だとしてもまずは話を聞く親ではいよう」
「その子が考えて決めたことならできる限りの応援をしてあげよう」
と呪いのように呟いていた。
父の反対は私をあえて谷底に落としたのではなく、自分の意見と違う娘が生意気だったんだと思う。
(違う意見だと怒鳴って会話にならないのは今もだし)
もちろん私の幸せを願ってくれているのが大前提だろうけど、話も聞かず怒鳴りちらす父の言葉が悔しくて悔しくて私は「絶対に自分の道は自分で決める」とより気持ちを強くしていった。
父という仮想敵がいることで自分の夢をより熱く強いものにしていったのも事実。
あの時父が「いいよいいよ、好きにしなさい」と言っていたらあの頃の夢を仕事にして働き続けている自分ではなかったかもしれないので結果オーライなのかな。
欲しいものが買えない、どうにかしてあの道具を勉強したい、という欲求が強かったからこそ、お金を稼ぎたいと自分なりに脳みそを色々絞ったり汗をかいて考えたいと思った。
後関係ないけど、昔ネイルのお客様に
「男の子はある程度貧乏させてもいいけど、女の子はある程度お金渡してあげれるならその方がいい。
金銭感覚は染み付くし、旦那の実家の遺産相続の時に100万でもいいからもらってきて!!!というような女にはならない方がいい」と言われたことがなんとなく今でも頭に残ってる。
もちろん偏見もあると思うけど。
女の子がある程度女の子らしく暮らすには生きてるだけでまぁまぁお金かかるしなー。
娘を強くしたい気持ちと甘えさせてやりたい気持ち。
バランス感覚が問われる。
数年かけて考え抜きたいチャレンジし甲斐のある問題だな。
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