見出し画像

趣味とコーヒーの相性が抜群な理由②~解説編~#12

前回は「趣味とコーヒーの相性が抜群な理由」の歴史編でした。まだご覧になっていない方はまずそちらをご覧ください。

コーヒーについての歴史や日本でどのように広まったかをお伝えしております。そして今回は、趣味として楽しむにはコーヒーが最適!という私の勝手な持論ついて解説していきます。ぜひお付き合いください。


▽趣味がQOLを高める

突然ですが…みなさんはご自分の趣味ってお持ちですか?
趣味は生活に刺激をもたらしたり同じ趣味を持つ人との出会いがあったりと、人生の質を高めてくれるものです。ですが…日本人の実に4人に1人が無趣味だそうです。博報堂生活総研の調べでは、調査開始の1998年以降ほとんど横ばいの推移。年代別にみると30代~40代の無趣味な方の割合が多い傾向です。仕事と育児が生活の大半を占め、趣味を持つことができない環境に置かれているという人も多いような気がしています。

年代ごとの回答推移

〇私とコーヒーの出会い

私の趣味はコーヒーを淹れて飲むことです。コーヒーを自宅で淹れて飲むようになってずいぶんと経ちますが、もともとは全く飲めませんでした。これは飲み物ではないと思うほどに。ですが、大学生のころにアルバイトをしていたファミレスで休憩時間に飲めるホットドリンクがコーヒーしかなく、チビチビと飲んでいるうちにいつしか飲めるようになっていました。
現在の妻がミルでコーヒーを挽いて、自分で淹れて飲む人だったので一緒にやるようになり、気づけば私の方がはまっていました。
はじめはペーパードリップから入り、ドリッパーの種類もあれこれ試していきました。器具やお湯の温度や豆の種類などの条件を変えて色々と試していくうちにどんどんはまっていき、どうやったら美味しく淹れることができるのかを考え、試すことがとても楽しいと感じるようになっていきました。

〇コーヒーアロマの効能

マイボイスコム株式会社が実施した日常生活とコーヒーに関するアンケート調査(第7回)では、コーヒーを日常的に飲む人がコーヒーに期待する効果について「気分転換」「リラックス効果」「眠気を覚ます」「集中力を高める」といった回答が出ています。※ここでいうコーヒーは、缶コーヒーやインスタントコーヒーなども含まれています。
その中でも圧倒的に多いのが気分転換やリラックス。おそらくこの記事を読まれている方のコーヒーに対するイメージも上記4つのうちに当てはまるのではないでしょうか。コーヒーの香りがリラックス効果をもたらしカフェインが眠気覚ましや集中力を高めてくれるという先入観があり、コーヒーを淹れて飲めば実際にその効果を実感できる(プラセボ効果)といった経験が私もあります。

ちょっと面白い記事がありましたのでご紹介します。全日本コーヒー協会のコラムで【香りから生まれる、「癒し」と「集中力」】というタイトル。

この記事では杏林大学医学部の古賀良彦教授の「香りが脳機能に与える効果」という研究過程で行った実験の結果について触れられています。コーヒーの香りを嗅いだ時の脳波を測定するという実験を行い、リラックス効果を示すα波と情報処理能力を示すP300という数値の動きを見ていきました。用意されたコーヒーはブラジルサントス、グァテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイ・コナの6種類。比較対照のために無臭の蒸留水も用意されました。
結果のみお伝えすると、コーヒーの香りがもたらす影響は種類(産地)によって異なるという結果に。リラックス効果が高いものもあれば、情報処理速度(集中力)を高めるものもあるということですね。なるほど!ここをうまく活かして、リラックスしたいときに飲むコーヒーと集中したいときに飲むコーヒーを使い分けることができれば仕事や暮らしの質が高まりそうです。

豆の種類ごとに異なる効能

〇フロー体験により思考がととのう

こちらは前回もお伝えしましたが、コーヒーを淹れる一連の流れが“今この瞬間”に気持ちを集中させ、無駄な思考を省いてくれます。今ここに集中するということは、日常生活の中ではなかなかできないのです。人間は自分が次に取る行動について常に常に考えてしまうもの。意識的に思考停止状態(良い意味で)を作り出すことで、脳をリフレッシュすることができます。子どもが時間を忘れて日が暮れても遊び続ける…きっと誰しもがそのような没頭したという経験をお持ちではないでしょうか。大人になるに連れてそのような機会は減っていってしまうので、意識的につくりだすことは精神衛生上においてもとても重要です。

〇外出先での楽しみが増える

なんだかんだでこれが一番の理由になるかもしれません。コーヒーにはまりだしてからは外出先の近くにあるコーヒー店を調べたり、コーヒー関係のイベントに行ったりと趣味が私の外出先の選択肢を広げてくれました。コーヒー店では単に商品を買うだけではなく、バリスタや店員さんとお話をしてよりおいしく飲むためのポイントを伺ったり、コーヒーへのこだわりを聞いたりしています。ここのコーヒーは美味しいぞ!という出会いがあれば、足繁く通ってよい関係を築くことができました。コーヒーが出会いの入り口になり、関係が深まっていけばコーヒー以外の話題で盛り上がることもあります。私自身の生活への刺激と、世界観の広がりが趣味のコーヒーによってもたらされたのです。

▽まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。
趣味から人間関係や自身の世界が広がることはコーヒー意外にもたくさんあります。ですが、コーヒーが最適と思うのはリラックス効果や集中力アップやリフレッシュなどの効能を得ることができるからです。仕事と育児と趣味と…様々なことを行っていくには何よりも自身の心身の健康が大切です。趣味が精神的な安定をもたらしてくれるのはやっぱり最高です。これからもコーヒーを淹れている自分に浸りながら、刺激を受けたり世界観を拡げたりして人生の質を高めていきたいですね。

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートは発信者としての学びのために使わせていただきます!