ロシアに馬鹿にされ、ポピュリズムに走るバイデン政権【囚人交換が成立!!何なのだろう?】
皆さん、こんにちは
お元気ですか?
私はラスベガスに住んでいます。
ホリデーシーズンに入り、ひっそりとしています。
ラスベガスは湿気がないせいか、寒さが骨身に染みる感じがします。
最近は、また山に雪が積もったし、非常に寒いです。
コロナ前は、この頃は多くの人がショッピングモールなどに溢れていましたが、オンラインショッピングが主流になったのか本当に時代の変化を感じます。
アマゾンのデリバリーのトラックが走っているのをよく見ます。
そのトラックも電気自動車のトラックも多く見るようになってきました。
時代の変化は、本当に早いです。
ウォールストリートジャーナルでは、日本がミサイルを持つことに対して報道していました。
ウクライナーロシア戦争以降、日本の脅威は北朝鮮から中国に移ったことも報道されています。
これは当然の方向性であり、「攻撃は最大の防御なり」と自衛のイロハに基づくものです。
孫氏の兵法で最も有名な言葉ですよね。
また、このように少しづつ防衛力を高める政策をとるようになったことが、「ちょっと遅い決断だったなぁ。」と感じさせ、憂国に思いをはせるような内容がアメリカの囚人交換の記事でした。
~囚人交換により、米バスケットボール選手ブリトニー・グライナーが帰国~
アメリカの女子プロバスケットボール選手のブリトニー・グライナーさんは、今年の2月に大麻オイルの違法所持で禁固9年の刑で服役していました。
その彼女と、アメリカで服役中とロシアの武器商人ビクトル・ボウトが囚人交換することが成立し、両方とも無事に帰国することになりました。
これを聞いて、アメリカの大部分の世論は「ブリトニーさんが戻ってきてよかった!!」と喜んでいるかもしれません。
確かに、微量の大麻オイルで9年間の禁固で服役することは彼女にとって大きな災難です。
なぜ、彼女がロシアに行ったのかは調べていませんが、アメリカとロシアが違うことくらいわかるだろうにと思ったりします。
この囚人交換からアメリカとロシアの何が透けて見えるかということが最も重要です。
世界の国々はその一点を見ています。
ロシアには、容疑をかけられて拘束されているアメリカ人が何人かいます。
その一人は、スパイ容疑で何年も拘束されている元米海兵隊員ポール・ウィランさんです。
ロシアは、アメリカがこのポールさんとの交換を要求したにもかかわらず、それを拒否してブリトニーさんとの交換に至りました。
まず、人の命は平等です。
ですから、どの様な人であっても自由と平等は与えられるべきであり、公平に裁判され、幸福を追求する権利があると思います。
しかし、囚人交換となるとちょっと違います。
国益や政治的な意図が明瞭になっていきます。
このビクトル・ボウトは世界的に有名な武器商人です。
中東、東南アジアなどなどで様々な戦争に関与しています。
アメリカで何人か殺人を犯した容疑もかけられています。
しかし、ロシア大統領のプーチン氏はこの人に価値を置きます。
アメリカや様々な国々では悪人ですが、ロシアにとっては愛国者です。
ロシアの国柄を、ある一面表現している人なのでしょう。
それと同等の価値がある人は、ブリトニーさんかそれともポールさんかどちらなのでしょうか?
今年の4月に元海兵隊員がスパイ容疑をかけられ、逮捕させられていましたが、囚人交換で帰国しました。
それと同様にどう考えてもポールさんが強いアメリカ、愛国者を重んじるアメリカとしての価値があるはずです。
政治的な価値の交換としてならば、どう考えてもビクトル・ボウトとポール・ウィランの交換のはずなのですが、そうなりませんでした。
ブリトニーさんは、黒人でレズビアンでプロバスケットボール選手で影響力のある人です。
ブリトニーさんは、リベラルなアメリカ、民主党の象徴のような人です。
ですので、囚人交換として武器商人とリベラルの交換となりました。
これを見て、多くの人は何を思うでしょうか>
ロシアのジャーナリストはこのように言っています。
この囚人交換は、完全にロシアの勝利である。
民主党バイデン政権は、次期選挙で政権保持を守るためにこのような交換をしたことは明らかであると述べています。
前大統領のトランプ氏も、「完全な愚行である。」と述べています。
非常にセンシティブな人に対しての価値の決定づけになってしまうところもありますが、非常に現在の国際情勢を知るにはとても重要なポイントだと思います。
ぶっちゃけた話、完全にバイデン政権は世界からバカにされる決断をしてしまいました。
~アメリカに日本の防衛依存をすることは根拠のない妄想~
アメリカも政権を守るためなら、国の価値を安売りする人々が上層にいることはよく分かります。
こんなことはアメリカ史を見れば、現在から始まったことではありませんが、もちろんそのような人々はどの国にもいます。
そのようなことを理解しながら、国際政治を見なければいけないし、これからの将来を考えていかなければいけません。
戦後、冷戦当時の核の傘の話は、ソ連とアメリカの緩衝地帯として日本と朝鮮半島を使っただけの話です。
二極化した世界構造を軍事的、政治的に構造化するために利用されていただけの話です。
冷戦が終わり、もう三十年以上たっています。
いい加減、この変化に気付かなければ国がヤバくなるところまで来てしまいました。
これってある面、日本的なサガなのかもしれません。
本当にぎりぎりになるまで気付かないところが歴史的にあります。
朝鮮征伐のことにしても、黒船到来にしても海外の脅威に反応して日本が変化していきました。
日本は昔から、国際的な危機になって、初めて重い腰を動かす国癖を持っています。
歴史が間違って教えている朝鮮征伐だって、朝鮮はほとんど関係なく、あれは大航海時代のスペイン、ポルトガルの奴隷制、植民地化に対抗してアジアを強くしなければいけない国際情勢による変化の対応策であり、かつて明(中国)を倒してアジアを安定化するための過程にあっただけにすぎません。
現在の戦争は、対空、対サイバー、対宇宙の戦争です。
戦車や歩兵での打ち合いは最終段階であり、現在の戦争はハイブリッド戦で情報戦が戦況を変えていきます。
アメリカの衰退を目の前で見ている感じです。
民主主義はとても重要で、人間としての自由や価値を高める国家づくりだと思います。
しかし、民主主義の難点として、すべてが平等な教育や自由があり、一人一人がバラバラで曖昧な人間性を保持していくか、全員が同じで意見を表現できる自由はあるのですが、誰も人と違うことは言ってはいけない空気に縛られて思考停止になってしまいます。
日本は昔みたいな寺子屋のように指導者教育、天才教育を始まるべきですよね。
しかし、大切な国家観や人生観もしっかり教えたうえで…
皆が金太郎あめのように、同じような言動、思考、生活習慣、服装などなどをしていてもダメですよね。
そうでなければ民主主義って自壊してしまいそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?