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2024.01.04 - 瀬戸内輪行旅(1) - 姫路・福山編

改めまして、よろしくお願いします。
前の記事にも書きましたが、ひとり旅が好きです。日本のあちこちにフラフラ行くのが趣味です。
2024年の個人的な目標のひとつとして、旅行の記録をつけていろんな人に読んでもらいたいな、というのがありまして。今まではLINEのひとりグループにだらだらと書きつけていたんですけどね。。(これはこれで感想が生じた日付と時刻がそのまま残るので好きです)
新年早々、瀬戸内をめぐってきましたので、それについてモリモリ書いていきます。よろしくお願いします。

***

年末年始。幸運にも会社が太っ腹なことに1/4(木)・1/5(金)を公休日にしてくれたので、1/8(月)までつながるタイプの連休がニョキニョキと生えることとなった。正月三が日は実家に帰省して過ごすつもりでいたが、その後はせっかくなのでどこかに行こうかな、と年末からぼんやり考えていた。そこで、前からずっと行きたかった(というか日本中もはや行きたいところだらけだけれども)姫路・鞆の浦・しまなみ海道などを攻めることにした。なんか正月でもあったかそうだし。

移動(東京~名古屋)

6項目中3項目が「移動」とかどんな目次よ、という感じだけれども、当方、移動も楽しめるクチなのでどうぞよろしく。。
それはさておき、今回の旅のメインを(気持ちの上でなんとなく)広島県の鞆の浦に設定していた。鞆は『崖の上のポニョ』の舞台になった、瀬戸内の小さな港町。でも室町幕府の最初と最後の将軍にそれぞれゆかりがあるという不思議な土地でもありまして、どちらかと言えばそちらの歴史的な意味で行ってみたいとずっと思っていまして。そんな鞆の浦の観光には丸一日充てたいなと思い、前日のうちになるべく近くまで移動しておこう、ということで、初日のゴールを広島県の福山市(鞆の浦まで15kmくらい)に設定。

位置関係は大体こんな感じ。東京から鞆の浦までは700km以上ある。

じゃあ福山駅は新幹線も停まるし、初日は東京から適当に新幹線に乗って……とはならないのが世の常ですよね(ほんとか?)。幸運なことに(ほんとか?)手元にはあと3回使える「青春18きっぷ(JR在来線の自由席乗り放題きっぷ、1回分は大体2400円くらい)」が……。ということで(?)、東京から福山の間にはこれまた見るべきところがたくさんあるわけだけれども、その中から今回は大阪~福山の間で気になっていた土地の中から姫路をチョイスし、途中下車しつつ福山に総額交通費2400円で向かうことを目論む。

姫路は”新快速”というめっちゃん速い在来線の終点のひとつでもあることから、在来線のみで移動する場合には自然な乗り換えが発生しうるちょうどいい駅だというのもあるのだけれど、それよりも何よりも姫路城に行ったことがないのでそれをまずは見たいな〜というのがありまして。18きっぷで移動しつつ、姫路城その他を見て美味しいものを食べ、再び18きっぷで姫路から福山まで移動しよう、というプランを前日に適当に考えた。(いつも割とその場で旅程を組んでいるので、前日に考えているのは大きな進歩。)

ハートが鞆の浦、星が姫路。位置関係的にはこんな感じ。

ということで、「まあ昼過ぎに姫路に着いて美味いもんその1を食べて姫路城に行けたらタイスケ的にはいい感じかな〜♪」などと考えつつ適当に時刻表検索をかけてみたところ、新幹線を使わずに在来線のみで東京から姫路に行こうとすると、東京を朝5時に出ても姫路に着くのは昼の3時だということが判明。。。これでは姫路に着くのが遅すぎて、せいぜい姫路城の周りをランニングしていい汗をかいて終わり、という感じになってしまい、お城の中をじっくり見学する時間はなくなってしまう。
なんでこんなに時間がかかるのかというと、それは新幹線を使わないからです静岡県が長いのに静岡県内を快速運転している車両がないから。豊橋〜米原と米原〜姫路は新快速が通っているのでまあまあ速いんですが、静岡県は東西に地味に長く、鈍行だと静岡県を通過するのに3時間半くらいかかる。

ということで、名古屋まで新幹線にやむなく課金しました。Time is moneyです、時間をお金で買っていきましょう(グッバイ・マイ・残業代の一部)。これで、朝6時に出発して、昼の12時過ぎには姫路に着くことができるようになり、プランが崩壊せず済みそう。朝の出発が1時間遅くなるのも地味に嬉しいし。

バラしたロードバイクを袋に入れてかつぎ、新幹線に乗り込む(輪行)。今回はあわよくばしまなみ海道まで自転車で攻めていこうと狙っているためです。バラした自転車は海外旅行用のスーツケースくらい大きく、いわゆる特大荷物というやつに該当し置き場所があまりないので、新幹線に持ち込む場合は車両のいちばんうしろの席を予約した上でその座席の後ろの特大荷物スペース(というものがある)に置くことになり、まあまあ手間。
でもいちばんうしろはそれはそれでリクライニング(を自転車にぶつからない程度に)倒し放題でもあるのでちょっと得した気分でもある。
そんなこんなで東京駅を出発。東京の日の出、ビルと雲で暗くてなんかきたね〜な、という感じ。東京の日の出、すごい綺麗だな〜って歌もあるけど。

新幹線から見えた富士山。

でも富士山は流石だね、すごい綺麗でした。祖父母が静岡に住んでいたので小さい頃から新幹線には乗る機会がそこそこあって、富士山もそこそこ見ていたのだけれど、でもこの時間帯の富士山を見るのは初めてで。冬の澄んだ空の中で裾野に影を残しつつてっぺんの白髪頭は朝日を浴びていて、これは朝早くに新幹線に乗ったからこそ見れるものだな〜と、得した気分。。。
そんなこんなでTwitterをなんとなく見ていたらフォロワーさんが偶然にも姫路の美味しいものをRTしていたおかげで楽しい感じで昼飯が決定したりしつつ、8時半頃に名古屋駅へ到着。

移動(名古屋~姫路)

ここからはいよいよ18きっぷの鈍行旅です。名古屋駅のハンコが3回目の枠に捺されてちょっと嬉しい。しかも鈍行在来線といっても上述のように新快速に乗るので結構ビュンビュン。景色を見つつ、本日宿泊分の福山のホテルを決めていなかったので調べ、いい感じのホテルの予約を取ることにも成功(いつもこんな感じです)。そんなこんなで岐阜県の大垣で乗り換えて米原に向かいます。
と、ここで大垣駅での乗り換え時に、網棚の上にサブバッグを忘れたことに気づき、慌てて取りに戻る。なんとか回収できたものの、米原行きの電車を1本逃して30分ほど待ちぼうけに。。。駅ビルも時間が早くて開いておらず、自転車をかついで外に出るのも面倒なのでベンチに座って本を読んだりしてダラダラしつつ、いざ米原へ。

伊吹山。こちらも雪をかぶっている。

途中、関ヶ原に差し掛かったあたりで、車掌さんからの車内放送が。なんと伊吹山についてアナウンスしてくれた。今まで何回かここの新快速に乗ったことはあるが、こんなことは初めてだった。車内のお客さんたちが一斉に伊吹山を見ていて、電車なのになんだかバスツアーみたいで楽しかった。(ついでに伊吹山を初めて伊吹山として眺めた。石田三成、関ヶ原で負けてここに逃げ込んだんだなあ、と。。。)

その後、米原~姫路をちゃんと乗り潰すの初めてだな〜などと思いつつ、京阪神の各駅を通過。滋賀の各駅でお客さんを集めて山科や京都で降ろす、そこでお客さんが入れ替わって新大阪や大阪でまたたくさん降りる。芦屋や三宮からはシックなマダムが乗ってきたりするが、加古川からは元気なアゲアゲのギャル集団が乗ってきたりする。こういうのを見比べられるのも最初から最後まで乗るからこそ。楽しい。
あと、舞子や須磨のあたりの海がきれい。前にそのへんを通ったときは夕方かつ自転車だったのでよくわからなかったけれど、電車は高いところを走っていたりするので海がよく見える。

姫路観光

いよいよ姫路に到着。駅を出るとすぐ、遠くに姫路城が見える。既に嬉しい。

非・城下町出身者が抱く、城下町に対するコンプレックス・そのn:駅からお城が見える街っていいな、というアレ。

フォロワーさんに教えてもらったお店を探して駅前を移動し、ビルの地下へ。券売機で「姫路たこ焼きえきそば」を購入。いい意味でなんの変哲もない地元の駅そば店といった感じで、一人で来たと思しきおじちゃんズが連なって座っている。
などとぼーっとしているところに着丼。

たこ焼き、うれし〜。(小学生並の感想)

たこ焼き、外はカリッと、中はとろとろ。ちょっと揚げだこっぽい。汁に浸しても崩れにくくするためかな。麺はそばと言いつつかなりうどんやにゅうめんっぽく、それでいてカツオの効いた汁なのでなんだか沖縄そばっぽい感じがする。不思議な味だった。

満足したところで店を後にし、姫路城に向かうべくロードバイクを組み立てようとしたところ、サブバッグがないことに気づく。店に戻るもバッグはないので、記憶をたどったところ、どうやら姫路駅で新快速を降りる時に網棚の上に忘れてきたのではないかという結論に。大垣駅では思い出したのに、結局またやるんかい、というね……。そこでとりあえず姫路駅に戻ることに。

駅員さんに事情を説明して駅の忘れ物センターの存在を教えていただき、そちらに向かい、遺失届みたいな書類を書く。書くのだが、サブバッグに何を入れていたか全て思い出すことができず、かろうじて思い出せたものとして内容物の欄に「1Lペットボトル・服」とだけ書く。
「姫路駅ですぐ見つかったら電話しますが、多分1週間くらい出てこないと思います、加えて見つからなければ永遠に連絡もしませんがご了承ください」のようなことを伝えられ、うう〜すみませんがよろしくお願いします〜となりながら忘れ物センターを後にした。

気を取り直してロードバイクを組み立て、荷物を整理する。失ったもの次第では旅を中止して東京に戻ることもやむを得ん、はあ、という感じだったが、やはり何をサブバッグに入れていたかあまり思い出せない(早起き&正月ボケ、ほんとにしっかりしてくれよなという感じ、本来この手のミスをほぼしないタイプの人間のはずなのに)。加えて、コンタクトレンズや自転車用品など、旅をやるのに必要なものは失っていなかった。
ということで、はちゃめちゃに萎えながらもま〜なんとかなるか……となり、旅の続行を決定、姫路城に向かう。ちなみに時刻は既に15時。姫路城、結局2時間しか見れないじゃんね……。

姫路城に到着。
城門をくぐってすぐ、動物園の案内がある。城内に動物園があるらしい。
大人210円、子ども30円。
全国のさくらちゃんお疲れ様の図。

姫路城について初めてちゃんと知ったのは中学生のとき。当時、BSでやっていた城番組(https://archives.bs-asahi.co.jp/shiro/prg003.html)にハマっていて、そこで取り上げられていた。坂東三津五郎さんが日本各地の名城を訪れるのだが、彼は本当に城や歴史が好きな方で、当時の城攻めをイメージしながら門をくぐり、道中にある防御施設や道路構造についてコメントしつつ天守に登り街を眺める、といった感じで、専門的なムーヴを取ってくれていてとても良かった記憶がある。城の図面を手元でググりつつ番組を観ると一緒に歩いている気分にもなれた。

播州姫路城図(大絵図)。中学の美術の授業でこれをテーマに2Dの木製簡易パズルを作ったくらい、城に当時ハマっていた。出典:https://www.city.himeji.lg.jp/castle-archive/0000017521.html

ということもあり、今回も改めて図面を手元でググり、「ああ今この辺を歩いているんだな」となりながら城内を進み、入場券を買っていざ奥へ。ちなみに、まだこの時もサブバッグを失ったことを引きずっている。

大絵図、中央やや上に見える、四角形の「池」。

入ってまず四角形の水辺が目に入る。これは正式には「三国堀」という名前らしいのだけれど、堀ではなく池じゃん、というね。図面パズルを作った中学生の時も思っていたのだが、結構珍しいな、と。一般的なお城によくある水辺は日本庭園の池か防御用の堀。堀なら、堀沿いに進むと大抵どこかに門があってそこから攻め込めばいいので、攻める側はあまり考えなくていい。でも、門を破って侵入してすぐ正方形の池がある、というのは今回実際に現地に行ってみてもそうだったのだけれどかなり違和感があり、戸惑った。堀っぽいけどどこかに繋がっているわけではなさそうで、孤立した池っぽいな、と。そして、正方形の頂点からどっちの辺沿いに進むか、二択が発生する(その間に時間を稼いで討ち取るらしい)。内堀というか池をこんなふうに配置して使うのはかなり面白いし、中学生の時に図面で見ていて抱いた違和感がフラッシュバックしてきて、懐かしいともなんとも言えない気持ちになった。(今となっては順路看板があるのでみんなおそらく何も思わずに左側を進んでいくのだけれど。。)

三国堀からの天守閣。
小天守、近くで見上げたら立派だった……。

それにしても、姫路城はやっぱり小天守があってこそだね、という感じ。小天守のおかげで天守閣全体がバランスよく見えるし、小天守単体で見ても他のお城なら天守閣としても通用するよね、というくらい立派。唐破風や花頭窓もついていて、味がある。

もうすぐ天守閣なのに、まだこんなとこ通るの?という。
天守と小天守の連結部分。

姫路城、天守閣に近づいてもなお、狭いところを通らせたりくねくねと曲がったりする。これも攻めにくくするための工夫。その辺のお城だと、天守台の近くまで行ったら開けていて(本来は本丸御殿などの建物があったが大抵の場合なくなっており広場みたいになっている)、着いた、ゴールだね〜という感じだが、姫路城は結構遅い段階まで気が抜けない。やっぱり、江戸時代以前の実戦的な香りがするというか、家康が本気で大坂城を潰しにいっていた(築城者は家康の娘婿:池田輝政)んだな……という感じが結構ある(姫路城は西から大坂城を睨む役割だった。次の旅行先、この文脈に継続して乗っかるかたちで、東から睨んでいた伊賀上野城、南から睨んでいた和歌山城にそれぞれ行ってみるのはアリかもしれない。豊臣包囲網をたどる旅。)。
あと、ちょっと話は飛ぶけれど、味のある裏路地とかが好きな人はもしかしたら姫路城のこういうところのことを好きになるかもしれないな、などと思う。
ともかく、いよいよ天守閣の中へ。

いわゆる「5層7階」がわかる説明図。

姫路城は外から見ると5階建てに見える(屋根も5枚あるし、5枚しかない)が、実際は内部は7階建てになっている。こういうの好き。

低い位置にある窓。

なので、外から見える構造が内部の構造と微妙に違う高さに存在していて、面白い。例えばこんな感じ↑で、ある階では窓の位置が低かったり、

窓が上と下にあって、二階建て新幹線みたい。(下は窓というよりは多分射撃用の狭間だけど)

逆にこのように↑窓が高いところにあって、階段に登らないと窓から外が見えなかったりする階もある。こんな感じ↓で中二階のようになっている、異様に天井が高い階もある。

写真が下手でブレまくっているけれど、このエリアすごい好きだった。

姫路城、戦国時代から(修理はたびたびなされつつ)ずっと残っている、いわゆる現存天守というやつで、全部木造。内部にはエレベーターもないし、階段は(上の写真のものどころではないレベルで)急。でもそれがやっぱり城好きとしては嬉しい。
というわけで、いよいよ最上階へ。

天守からの眺め。中央やや右奥に伸びるのが大手通りで、その突き当たりに姫路駅がある。建物たちが白い。

最上階、冷たい風が吹いていて、スッとした。荷物を2回も忘れ、その他にも地味な細かいミスが多く、正直頭と身体のコンディションがかなり悪い感じだったけれど、そういうのが引いていった感じがした。まずはそれがありがたかったし、旅を続けてよかったな、となった。
加えて、ボーっと天守から四方を眺めていたのだけれど、大手通りと姫路駅の方を見ていたら、なんか周りのビルが白いな〜と。別に姫路に限らず他の地域でも白い建物はそこそこあるでしょとも思いつつ、でもなんだか、白くてきれいな姫路城に街全体が合わせてくれているみたいな感じがしてかなりいい気持ちになれた。江戸時代の街並みはもはやないけれど、時代が変わっても姫路は姫路なんだろうな、という謎の納得感が湧いた。

瓦。桐紋と揚羽蝶紋が交互に並ぶ。
拡大。桐紋は五三桐ではなく七三桐なので、豊臣家ではなく池田家のもの。

帰りがけに家紋入りの瓦を見つけて眺めた。桐紋と揚羽蝶紋が交互に並んでいる。ここで豊臣家の五三桐を使っていたら、池田輝政は家康に従ったふりをして実は豊臣と通じていた……みたいなことになっていたかもしれないけれど、そこはきちんと七三桐だった(五三とか七三ってのは葉っぱの上にある花の数です、この写真だとよく見ると花の数は左-中央-右で3-7-3となっているので七三桐。)。
でも単純に桐紋も揚羽蝶紋もかっこいい。揚羽蝶紋にも色々あるけれど、このタイプのものは翅ばかりにフォーカスするのではなく、足や口吻を省略せずに描いているのが写実性を残していて個人的にかなり好き。

城門。

城門をくぐって帰ろうとすると、説明看板がある。城門のすぐ右手の大きな縦型の石、これは近くの古墳を壊して取ってきた石棺の一部らしい。そんなことしたら祟られるじゃん。大丈夫かな。

最後に撮った姫路城。時間がなくてまわれていないところが多い、また来ます。
おしまい。

という感じで、最後に100名城スタンプを閉館滑り込みで捺して、駆けあしだったけれど姫路城終了。出る時に、割と城内のあちこちで見かけたひとり旅の外国人女性も一緒で、話したりはしなかったけれどもまわるペースが同じだったんだな、となり、そういう人がいるというのはなんだかうれしいなとひとりで思うなどした。
時間がなくて天守に直行してしまい、他の櫓や本丸以外の部分をほとんど見れていない(動物園も行っていない)ので、ぜひまたリベンジしたい。
同時に、上でもちょっと触れたけれど大坂城包囲網の旅(伊賀上野、和歌山)もアリだし、昨年に岡山城に行ったのでその流れで池田家ゆかりの城めぐり(池田輝政の子孫たちは中国地方の各地で大藩を統治した。岡山城・姫路城は訪問済み、残るは鳥取城。)をするのもアリ。旅は次の旅を呼ぶし、まだ行きたいところが日本にはやっぱりたくさんあることを再確認。

そんなこんなでいい感じに夕暮れとなったので、晩御飯とした。
今回は穴子をチョイス。

重箱がきれい。わくわく。
わーーーーーい!

穴子、うなぎともまた違う。こういうちゃんとしたお店でちゃんとした穴子を食べるのは初めてだったのだけれど、ちょっと鶏胸肉っぽいし、もっと言うとワニ肉っぽいんだな、と。筋肉質で、なんだか魚というよりは陸の生き物という感じがする。当然、格安回転寿司の穴子とは全然違う。おいしかった。

移動(姫路~福山)

ここまでで既にいろんな意味でお腹いっぱいであるが、本日のゴールは広島県福山市。現在18時半、兵庫県姫路市、福山まで残り約150km。ということでホテルはおろか、最寄駅にすら着いていない。ひとまず姫路駅に戻る。

忘れ物センターに一応寄って確認するも、サブバッグは届いておらず。これにてサブバッグなしでの旅行継続が決定。ロードバイクを粛々と解体して輪行袋に入れる。

グッバイ姫路。ライトアップされた姫路城も良かった。

その後、18きっぷで山陽本線を乗り継ぎ、福山へ。乗り換えは岡山駅のみなので少し寝たりもできた。なんせ暗いので景色もよくわからない。鈍行夜移動あるある。

この黄色い電車を見ると、山陽本線だな〜という感じがする。

宿泊(福山)

無事、福山駅着!現在21時半過ぎ。
駅を出てすぐ、福山城が出迎えてくれた。これもこれでめっちゃんかっこいい。とはいえ姫路城に比べると装飾がやはり直線的で、改めて姫路城の華麗さを思い出すなどしたりもする。

福山城。今回は見学予定に含んでいないけれど、またいつか。

ホテル、駅のすぐ近くだったのでありがたい。チェックインして部屋へ。

エントランス。
ひとり旅あるある:ベッドが広くてうれしい。

朝食付き素泊まり、別館の温泉大浴場も使えて6500円とかだった。マンションを改装した部屋なんだけれど、部屋に入るとそんな感じはなく、広くてきれいで良かった。地元の藍染め部屋着が置いてあったりと、福山の特産品をいろいろと使っていた。当日朝にこういうホテルを予約できると、脳内麻薬が大量に出るし、先延ばしグセが強化される(よくない)。(いいなと思った宿泊施設、こんな感じで軽く紹介していきたい。)

荷物、写真、感想を整理してフィニッシュ。なんやかんやコンディション不良なので、翌日本命の鞆の浦のことも考えて早めに寝た。

まとめ

なんか鞆の浦に行く前からすでにお腹いっぱい感がすごいですが、まあいつもこんな感じです、たのし〜。書きたいことけっこうちゃんと書けた気がします。もちろん書いていないこと、忘れちゃったこともあると思うけれど、そういうものも含めて全部、自分の無意識にとっての栄養になっていると信じています。
長文でしたが読んでくださってありがとうございました。
まだまだつづく。

本日の移動。青が新幹線、緑が在来線。たくさん移動した。

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