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スタバで働くメリット・デメリット【カナダ】

学校も終わったのに何故かスケジュールが全く変わらず、そこそこに忙しい日々を過ごしている今日この頃みなさんいかがお過ごしでしょうか。

タイトルから分かる通り、今回はカナダのスタバのお話。
自分はカルガリーで大学院に通う前はトロントのスタバでフルタイムで働いていました。そして、引越し先のカルガリーでも大学院に通いながらパートタイムで細々と働いていたので、on and off(LOAとlaid off経験)でもうすぐ3年くらい働いたことになります。
(卒業後にフルタイムゲットしたら即辞めると思いますが…笑)

最近はツイッターの方でも「スタバで働くことになりました!」っていうツイートをちらほら見るようになりました。また、夏に向けてスタバも現在の従業員不足を解消するために積極的に採用していくと思います。

今回は、約3年弱の経験+無駄に3店舗(+5店舗ヘルプ)での勤務経験(トップ画は前の店舗)がある自分が思うカナダのスタバで働くメリット・デメリットを包みかすさずにつらつらと述べていこうと思います。
これからスタバで働いてみたい!っていう方々は少しでも参考にしてもらえればと思います。

*今回説明するのはコーポレート(いわゆる普通)のスタバです。大学内や空港、safewayとかにあるスタバはフランチャイズで管轄が違うため、コーポレートで恩恵を受けるベネフィットは貰えないのでご注意を。

メリット

ドリンク無料

出勤前後30分や休憩毎にどんなドリンク/カスタム/サイズでも1杯無料で飲めます。1シフトの最低時間は4時間でその場合は休憩が1回あるので3杯、5時間以上(休憩2回)で4杯、7時間以上(休憩3回)で5杯飲むことが可能です(自分は今では1シフトに2杯くらいしか飲みません笑)
高校生のバイトとかは毎休憩時間にventiサイズのフラペチーノを飲んでたりするので、ヒョエーといつも思っています。

マークアウト制度

1週間に1回、コーヒーバッグ(1lb/453g)や紅茶の箱(12杯)、インスタントのコーヒ(VIA)をどれかひとつもらえます。パートタイムでもフルタイムでも貰える数は一緒ですし、なんならその週に働いてなくても貰えちゃいます。

自宅の棚です。いつでも辞めれるようにコーヒーを貯めてます笑

福利厚生(保険、クーポン)

週に20時間以上働いていると歯科や眼科の保険に超格安で加入することができます(勤務開始から数ヶ月後から)。さらにLifeworksでいろんなクーポンを利用することができます(Goodlife、Apple、cashbackなど)。

奨学金

週に20時間働いている学生は年に$1000の奨学金を貰うことができます。学費と比べたら$1000は少なく感じるかもしれませんが、貰えるものはもらっておきましょう。

移籍

カナダ全土にスタバがあるので引越し先でも移籍がすんなりできちゃいますし、もし働いている店舗が気に入らない(マネージャーや他の同僚と馬が合わない)場合も移籍をお願いすることも可能です。

給料アップ・ボーナス(SSVにもなれちゃう)

一定期間働くと勝手に給料が上がります(微量ですが)。
しばらく働いて働きぶりを認めて貰えば、SSV(スーパーバイザー)にも挑戦できたりします(店舗にどのくらいSSVがいるかどうかにもよります)
また、バリスタトレーナーになって新人さんをトレーニングして、その新人さんが一定期間働くとボーナス($100)を貰うことができます。

有給休憩時間

スタバの15分の休憩時間は有給の休憩時間になります。ご飯休憩(30分)は無給ですが、7時間以上働くと2回15分休憩があるので30分の有給休憩を貰えます。

スタバで(確か)1年以上働くとビーンストックというスタバの株を貰うことができます。そして、2年以上働くとその株を売却することができます。
自分は売ることができるようになる前に一回解雇されてしまった(コロナによる店舗閉店)のでこのストック($922分)も無くなってしまいました…

フレキシブル(パートタイム・フルタイム)

スタバはめちゃめちゃフレキシブルに働けるのも個人的には好きです。フルタイムで1日8時間を週5とかもいけますし、パートタイムで1日4時間だけを週数日っていうのも可能です。時間帯も朝のオープンだけ(5時ー9時)とか夜のクローズだけ(18時ー22時)とかもいけますし、週末だけとか平日だけ働くとかも可能です。
最初から週1だけ勤務とかは難しいですが(採用されない)、しばらくしてベネフィットのためだけに週1だけ働くパートナーもいたりします。

シフト調整(カバー、ファントム、アプリ)

シフトの調整もめっちゃ簡単にできます。日本のバイトだと休みたくてもカバーを探せなかったりするかもですが、スタバは基本的に従業員が結構いるのでカバーを探すことが割と簡単だったりします。カルガリーではあんまりないですが、トロントで働いていた時は違う店舗にファントム(ヘルプ)とかも可能なので自店のカバーだけじゃなく、他の店舗のシフトをカバーすることができます。
また、シフトの提出やtime offの申請とかも全部アプリでできるので、わざわざマネージャーとかに連絡しなくていいのは便利です。

ゴールド会員

スタバで働くと自動的にstarbucks rewardsのゴールド会員になることができ、$1で3スター貯めることができます。

社割

スタバの全商品3割引で購入することができます。ホリデーシーズン後とかはパートナーのショッピング期間みたいのがあって4割引で買えたりします。
ゴールド会員で貯めた400スターと社割を併用すれば大体のマグとかタンブラーは無料か数ドルくらいで購入することができます。

有給

パートタイム・フルタイム関係なくちゃんと有給を取得できます。働けば働くほど増えるのでtime offを申請した時とかに使えば、働いてなくてもいつもと同じような額の給料をいただけます。

*ちなみにたまに廃棄を持ち帰れる!みたいな事を書いてあるブログとかを見ますが、廃棄はフードドネーション行きなので原則持ち帰りはNGです(店舗やマネージャー次第です)

デメリット

メリットをつらつらと述べましたが、もちろんデメリットもあります。デメリットの部分は実際働かないと見えないこともあると思うので、これから働こうと思っている人はこんなこともあるのかぁと頭の片隅に入れといていただければと思います。

忙しい(時間帯によっては地獄)

朝の忙しい時間帯にスタバに行ったことがある人はお分かりかもしれませんが、ドリンクが用意されるのに少し時間がかかったりします。
それは、時間内に捌ける数を大きく上回るオーダーがカフェだったり、モバイルだったり、ドライブスルーオーダーから入ってくるからです。
朝のピークにカフェ+モバイル/Uberを2つのエスプレッソマシーンで対応するのはまだ耐えですが、ドライブスルーがある店舗なんかは1つのエスプレッソマシーンはドライブ専用になっちゃうのでカフェ+モバイル/Uberオーダーを全部対応するバリスタはもう大変です。

あとは夜の少数人数でクローズの準備をしてる時にも謎にピークが来たりするのでそれもまた大変です。あと、直前で(本当かどうかは知らん)病欠の電話を入れて、カバーが探せないと更に忙しくなります(そしてこれは店舗によっては頻繁に起きます…)。

朝早い(クロープン)

これは自分の働けるavailability次第ですが、open availabilityで提出すると朝5時に出勤なんかもあったりします。午前中に仕事が終わったりするので朝に強い人とかは良いかもしれませんが、朝キツイ人は難しいかもです(まぁavailabilityを変更すればいいんですが笑)
そして、たまに何を血迷ったか、マネージャーがクロープンというクローズで働いた次の日にオープンを入れたりしてきます。うちの店舗とかは夜9時半閉店なので10時に仕事が終わって、次の日の5時にすぐに出勤という意味のわからないことも起こったりします(滅多にないですが笑)

覚えること沢山

これは言わずもがなかもしれませんが覚えることが沢山あります。基本メニューや各カスタムの名前や作り方、店舗で作る系のものの作り方や全ての物の消費期限だったりと想像している数倍覚えることがあります。
あとはtiktokで流行ったカスタムとかはその名前で注文とかされたりするので、それを知ってないと作り方がわかりません(お客さんはカスタムの仕方を知らなかったりするので)。

ただ、1回ガッツリ働いてしまえば意外と頭と体で覚えるもんなので心配ないですが、パートタイムでちょこちょこ働く場合は(特に作り方とかを)覚える機会がなくて難しいかもしれません。

給料が割に合わない(アメリカでは大問題)

先ほども言いましたが、スタバは時間帯によってはありえないくらい忙しいですし、自分たちが対応できる以上の事を普通に求められることもあるので、正直給料が割に合いません。
カナダでは最近、全従業員に$1-3くらいの給料アップがありましたが、お隣アメリカとかではあまりにも労働に見合った対価が支払われてないとして、いろんな州で労働組合が作られたりしています。

チップはスズメの涙程度

給料が少ないのに加えてチップも雀の涙程度しか貰えません。カフェなので貰えてありがたいくらいな気持ちでいるのがいいかもしれませんが、正直レストランのサーバーよりもサービスしていることもあるので、サーバーのチップが羨ましいです。

クレーム

これはスタバだけじゃなくて、カスタマーサービス全般に言えることかもしれませんが、理不尽なクレームが沢山きたりします。
スタバだと、ちゃんとオーダー通りに作ったのに不味いと言われたり、こっちが正しい事を言ってるのに違うと怒鳴られたり、grande頼んだのにventiを頼んだのに!とキレられたり…というのは日常茶飯事です。
あとはクレームではないのですが、いわゆるハイになってる人が来てお店で騒いだり、トイレでODになったり…と他にも対応しないといけないことが沢山あります。

店舗によって雰囲気が違う

お客さんとしてスタバに行くとあんまり伝わらないかもしれませんが、働いてみると店舗によって雰囲気が全然違います。パートナー同士が仲良しだったり、マネージャーの絶対王政だったり、全然働かない人がいたり…
みんながみんなしっかり働くと思ってはいけません。そして日本人のバイトのスタンダードをイメージすると全然働かないやん!とツッコミたくなるかもしれません。

エリアに寄っても違う

そして、エリアによっても雰囲気が結構違ってきます。ディストリクトマネージャーの色が出るのかどうかは分かりませんが、変なルールがあったりパートナーの話をちゃんと聞いてくれたりくれなかっとりと様々です。
またロケーションによっても治安が悪いところだと窃盗とかあったり、ホームレスの方々がお店に居座ったり、トイレでシャワー浴びたりとかもあったりします。

結局スタバで働くのはおすすめ?

最後に、じゃあスタバで働く事をおすすめするかと言うと…

正味、スタバでバリスタのフルタイムはおすすめしません。割に合わないからです笑
スーパーバイザーならアリかもです。そしてパートタイムはとてもおすすめです。週1-2とかでも働けますし、働く時間帯も融通が聞くので学生とかにはおすすめです。そして、休みもらいたい時も、他に従業員が沢山いるので割と簡単に休めますし、直前で予定が入ってもカバーを探したりしたら結構代わりに働いてくれたりします。

よくスタバで働くと英語力上がるの?と聞かれます。
これは個人的な意見ですが、スタバで働くことができる時点である程度の英語力があると思うので、正直働くことを通して大きく英語力が上がるかどうかは分かりませんが、スモールトークを接客でめちゃめちゃすることになるので、英語でのコミュニケーション能力は上がると思います。

…という感じでつらつらと書いてきましたが、これからスタバに応募する方やこれから働き始める方は頑張ってください!特に最初の覚える期間が大事だと思います!

何かカナダのスタバに関して聞きたいことがあればコメントで質問してください!

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