マガジンのカバー画像

ジュウ・ショのサブカル映画マガジン

23
映画についてサブカルチャー的な視点から紹介・解説。 学術書とか解説本みたいに小難しくなく、 極めてやさしく、おもしろく、深ーく書きまーす。
運営しているクリエイター

#映画レビュー

映画「ビバリウム」は視聴者の感受性と思考力が試される作品

「ビバリウム」の存在を知ったのは、たしか1年半くらい前だったかしら。仲のいい友人からティ…

1日でノンフィクション映画を3本見て具合が悪くなった話【たまにはエッセイ】

先週の日曜、私はなんだかとってもハーレイクインだった。イライラしているわけではないし、ス…

ミストという"コメディ映画"を存分に語る【ネタバレ】

どんな物語も結末は重要だ。特に「ラスト20分に震撼する……っ!」といった常套句が流行るほど…

AKIRAとは|漫画・アニメ映画の両方について「何がすごいのか」を徹底解説

「ジャパン・カルチャー」といえば、今やフジヤマ、サムライ、スモウレスラーよりも先に「アニ…

ファム・ファタールとは|起源や言葉の意味、キャラクター紹介など

ファム・ファタール……それは美術、マンガ、アニメなどの世界で「男を惑わせる魅惑の女性」を…

「神話の法則」を徹底解説! ハリウッド発・ヒット作のテンプレ

あの映画も、このマンガも、そのアニメも、すべて「ウケる法則」にのっとって描かれたとしたら…

【あらすじ・ネタバレあり】トゥルーマン・ショーという最高のどんでん返しをフリに使った名映画

「最も好きな映画は?」という質問をしてもらえたら食い気味に「トゥルーマン・ショーです」と答えると決めている。この作品にはすっかり衝撃を受けてしまった。 20年以上も前の映画だが、いまだ古くならないストーリーであり、何より話の構成に舌を巻く。起承転結ではなく起結転結みたいな。「あ!え!もうオチ言っちゃうの!?」的な感覚に陥るわけだ。 さらにいうと、トゥルーマン・ショーは2021年現在のコンテンツ事情までを予言して、しかもピピーっと警笛を吹いている作品としても見られる。 今

Netflix版「今際の国のアリス」の実写化が原作を超えてる件

『今際の国のアリス』は週刊少年サンデーで連載されていたマンガです。2020年の12月にNetflix…

フライング・ロータス監督「KUSO」は立派な芸術だった

脱糞 食虫 嘔吐……まさに見事な"KUSO"映画だった。 アメリカの音楽家「フライング・ロータス…

「パラサイト 半地下の家族」8000字でレビュー【あらすじ・ネタバレあり】

「あんなことしないでさ〜、普通に働きゃいいのにね〜」 そう若い女性の声が聞こえて「日本っ…

映画「素晴らしき哉、人生!」について!【あらすじ・解説・感想】

無二の友人に「素晴らしき哉、人生!」というアメリカの映画を勧めてもらい、ちょうどいま観終…

映画「アンダルシアの犬」を大解説! あらすじや考察など

絵画とひげが有名なサルバドール・ダリ。シュルレアリスム界の大スターであり、アーティスト界…