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言葉にするのが苦手なあなたに

皆さんこんにちは!じゅんです!
今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!

さて、前回の記事で「うまく話がまとまらないあなたに」と題したものを書きました。実はそれを書きながらこう思ったんです。

「いや待てよ、そもそも言葉にするのが難しくないか?」

僕自身、これまでnoteを300本近く、1記事平均3000文字程度でしょうか?計算すると約900,000文字ものアウトプット、言語化をしてきました。

もちろんもっと多くの文章を作ってこられた方もたくさんいらっしゃるのは事実です。それでも、言語化するのが得意ではない僕がここまでできたことがそもそも驚きですし、我ながら感心してしまうほどです。
とまあ、そんな僕の話は置いておいて・・・。

何が言いたいのかというと、僕が今回の参考文献にした「言語化力」という本を手に取った理由はまさに「言語化力を鍛えたい」と思ったからです。

そこで今回は何かしらの出来事に対してうまく言語化するテクニックをお伝えしようと思います。

・感想を話せない
・うまく言葉にできない
・口下手なのがコンプレックス

そんな方にとっても今すぐ実践できる方法ですので、ぜひ最後までご覧ください!

では早速いきましょう!

言語化の段取り

では結論から述べていきますが、何事もそうであるように、言語化にも段取りがあるのです。その段取りを分解すると以下のようになります。

0:スタンスを決める
1:本質をつかむ
2:感情を見つめる
3:言葉を整える

どんなことでもこの段取りを踏めばきちんと言葉にすることができるというのです。

逆に言えば、これまでうまく言葉にできなかったのは段取りをきちんと踏めていなかったからだとも言えます。
スタンスが定まっていなかったり、物事の本質を掴めていなかったり・・・。

話の上手い人というのは実はそういったことが無意識にできていることが多いです。
ですが、僕を含めて話が上手でない人は意識的に一つひとつステップを踏む必要があります。ということで、それぞれの段取りを見ていきましょう!

0:スタンスを決める

まず、もっとも大切だと言っても過言ではないのがこのスタンスを決めるというステップです。これはどういうことかというと、物事に対する自分の向き合い方とも言えます。

本書ではスパイダーマンの映画に対するスタンスが例として述べられていました。
著者の三浦さんはスパイダーマンシリーズに対して肯定的なスタンスをとっているそうです。だからこそ、映画を好評する立ち位置(スタンス)で鑑賞、そして感想を述べるそうです。

これはあくまで一例ですが、どのようなことにおいても自分なりのスタンスを持つことが重要です。
僕の場合、非効率・非合理的であるものに対しては拒絶したくなるほど反対のスタンスを持っています。だからこそ、無駄な業務や家事に対しては極限まで消去しようと思い行動しますし、そのための努力は惜しまないでしょう。
ですが、その非効率の中にある行動に魅力を感じるというスタンスの人もいることでしょう。そういった人からすれば僕の行動は不可思議でしょう・・・。

というようにスタンスというものは人それぞれ異なるものでもあります。
だからこそ、正解不正解にこだわらず自分なりの考え、価値観を持つといいのです。

世の中は糖質制限を推しているが、自分はお菓子によって人生が豊かになった経験があるからこそスイーツを守っていく。
そんな逆張りのようなスタンスでもOKです。

とにかく大切なのは自分なりのスタンスを決めることです。
これがいわばこの後の段取りの軸となりますので、しっかり自分自身を見つめていきましょう!

この段取りの最後として、本書にあったスタンスを見つける質問を2つ引用しておきますのでぜひ答えてみてください!

・自分が絶対に曲げたくない価値観はどんなものですか?
・どんな社会であって欲しいと思いますか?

1:本質をつかむ

次に物事の本質をつかむことでより言語化しやすくなります。
これはいわば「抽象化」とも言えるステップです。枝葉の細かい部分というよりは、樹の幹のような根幹、大切な部分を把握することですね。

そんなふうに言うのは簡単ですが、実際抽象化するのはかなり難しいと僕自身感じています。そこで本書でも紹介されている具体的な手順を紹介しましょう。

・固有名詞を省く
・時系列を無視する
・行為と現象と関係性だけを抜き出す

それぞれ簡潔にみていきましょう!

・固有名詞を省く

まずは固有名詞を省くことで枝葉を切る作業です。
固有名詞なんて具体(抽象の反対)の最たる例ですからね。そういったことをどんどん取り除いていきます。

例えば、

「ハリーポッターはヴォルデモートとの戦いに勝利した」

というものから固有名詞を取り除くなら以下のようになるでしょう。

「主人公(ハリーポッター)は宿敵(ヴォルデモート)との戦いに勝利した」

もしこのnoteのように文字起こしするのであれば( )で固有名詞をくくると良いですね!

・時系列を無視する

次に時間の順序にこだわらないというポイントです。特に映画の場合は途中に回想シーンが入ったりするなど、時間軸がバラバラだったりします。

しかし、時間に重要性を置くのではなく、内容に重きを置く方が本質をつかめます。ですので、あえて時系列は無視しましょう。

・行為と現象と関係性だけを抜き出す

「行為と現象と関係性だけを抜き出す」というと分かりづらいですが、要するに「何が起こってどうなったか」だけを言葉にする、ということです。

先ほどのハリーポッターの例で言いますと、

「ヴォルデモートを倒すためには彼の力を封じている分霊箱というものを破壊しなければならない。それをハリーポッターたちは探し、破壊する旅にでる。その中で命の危機にさらされることもあった。最終的にホグワーツを舞台に大戦争となったが、最後の分霊箱であるヘビを倒し、ハリーポッターたちはヴォルデモートを倒すことができたのである。」

・・・長いですよね?

ですので、この中から行為と現象と関係性だけを抜き出すとどうなるか?

「ハリーポッターがヴォルデモートを倒した」

結局この一言に要約されますよね?

誰が、何を、どうしたのか。

それだけを抜き出すようにすると本質をつかめますよ!

2:感情を見つめる

だいぶ長くなってきていますが、後少しです!がんばりましょう!

本質をつかんだ後は自分の感情を見つめていきます。
物事の本質や内容に対して自分が何を感じているのか?これを明確にしていきます。

この時に重要になるのが最初に決めたスタンスです。
自分がどういう立ち位置でその物事を見ているかによってどう感じるかが決まるからです。

著者の三浦さんはスパイダーマンを肯定的な立ち位置で見ているからここでの感情もプラスに動いていることでしょう。その心の動きを言葉にしていきます。

ここで言葉にするのが難しいんだ、と思われるかもしれませんが、案外そうでもないんですよ。
結局、自分が何をどう感じているか、それが認識できればすんなり言葉にすることができます。

言葉にできないということは、自分が何を感じているのかはっきりしていないということなんです。つまり、感情を見つめきれていないということです。

だからまずは言葉にする前に、自分のスタンスと照らし合わせて、何を感じているのか考えてみましょう!

3:言葉を整える

では最後ですが、これは著者も述べられていますがさほど重要ではありません。

というか、感情を見つめたところまでであらかた言語化は完成しています。
後は体裁を整えるだけ、という感じでしょうか。料理で言えば最後の盛り付けのようなものです。

聞き手や読み手にとってマイナスなことにならないよう一工夫しましょうね、といったところです。

丁寧な言い方にしたり、ポジティブなものにしたり・・・。
このステップは0〜2ができるようになってからでいいと僕は思います。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?
今回は言語化の段取りについての記事でした。
では、振り返りをしていきましょう!


0:スタンスを決める

物事に対して自分がどの立ち位置で見たり聞いたり感じたりするか。それを決めるのがまず最初に最も大切なこと。
言い換えれば考え方や価値観を定めるとも言える。

1:本質をつかむ

物事の枝葉を取り除き、根幹を見つめること。
そのために、
・固有名詞を省く
・時系列を無視する
・行為と現象と関係性だけを抜き出す
という3ステップが役に立つ。

2:感情を見つめる

本質を捉えたらそれに対して自分が何をどう感じているのかを見つめてみる。
これは最初に決めたスタンスと照らし合わせてみると良いだろう。

3:言葉を整える

これはここまでやってきたことを最後に調整するだけ。さほど重要ではない。


今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!

ではまた!


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