「どういうこと?」なんて言わせないたった1つのコツ
皆さんこんにちは!じゅんです!
今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!
人は誰しも、相手と会話をすることを避けられませんよね?
発話量の大小はあるかもしれませんが、誰でも自分のことや、商品の話、プレゼンなどをする機会があるはずです。
そんな中で、
「どういうこと?」
「何が言いたいの?」
「もう一回言ってくれる?」
などのように聞き返されたことはありませんか?僕には思い当たる節がありまくりです。
ただ、最近はいろんな本やYouTube、人からの学びを得たおかげでかなりそんなことも減ってきました。その1つの方法を今回紹介したいと思います。
それがBOX思考です。
そのBOX思考を身につけ、もう聞き返されることがない話ができるようになりましょう!
あれ?「ボックス」思考って、前にもなかった?
以前のボックス思考は話の粒度をそろえよう、というものでした。
話の粒度を揃えることについては例をみるとわかりやすいはずです。
<話の粒度が揃っていない>
・日本
・東京
・世田谷区
・西アジア
・アメリカ
・ヨーロッパ
・モントリオール
<話の粒度が揃っている>
・日本
・カナダ
・アメリカ
・エストニア
・オーストリア
・オーストラリア
このように粒度を揃えるために「国」「町」「都市」「地域」「大陸」などと大きな枠組み、つまりボックスを作ることで分別するのがボックス思考です。
こちらは話をわかりやすく整理するために非常に有効な手段です。
ですが、今回紹介するBOX思考はまた異なるものです。それが一体何なのか、この後詳しく見ていきましょう。
今回の「BOX」思考とは?メリットは?
今回のBOX思考とは、話をするための構成を事前に作っておこうというものです。まさに話すためのBOXを用意しておこうという思考法です。
なぜわざわざBOXを話す前に用意しておくのでしょうか?
それは人間が空白を嫌うものだからです。
でも、これだとよくわかりませんよね?
例えば、こんな状況であなたはどう感じますか?
「今日のポイントは3つあります。1つ目はAAAです。2つ目はBBBです。以上です。」
・・・いやいや、3つ目は!?
って言いたくなりますよね?これが空白を嫌う習性が表れている証拠です。
そして空白を埋めたくなる欲求に駆られるのです。
でももう一つ疑問が湧いてくるはずです。
その疑問というのは、話す前にBOXを用意して空白を埋めたくなるからどうしたんだ?ということですね。
それに対する答えはこうです。
この空白を埋めたい欲求があるからこそ、僕たちは相手に伝わる話ができるようになるのです。
ここまで概念的な話しかしていないので少し分かりづらいですよね?ですので、次にBOX思考の具体例を見てみましょう。
BOX思考の具体例
まず、何かを話す前に、「結論」「詳細」「結論」というBOXを頭の中に作ります。これが最も大切で、最初にしなければならないことです。
そして最初にしてしまえば、後はもう成り行きに任せてもOKです。
「結論」「詳細」「結論」という3つのBOXがあると、僕たちはそれぞれを言葉で埋めたくなります。
そうなると、
「結論」・・・今回の提案に対してはお断りしようと思います。
「詳細」・・・理由は◯◯で、△△な状況だからです。
「結論」・・・以上のことから、提案をお断りします。
という感じですね。
今、具体例を適当に思い浮かべながら原稿を書いていますが、やはりBOXがあると、どうしてもその通りに話を進めたくなってしまいます。
いかに事前に作っておいたBOXが強力であるか、再確認できましたね・・・。
BOX思考のバリエーション
ここまで聞くと、結局よくある3段方式じゃないか、ということが言われそうですね。
結論をファーストで、理由をつづけ、結論を再提示する。
確かにこれはSDS法とも呼ばれ、鉄板のテンプレートであることに違いありません。SDS法とは、
Summary(結論)
Detail(詳細)
Summary(結論)
の頭文字を取ったものです。
ただ、それだけならば僕も「SDS法はすごい!」とお伝えしているはずです。
そうではない魅力がBOX思考にはあるからこそ、ここで紹介しているのです。
その魅力がバリエーションが豊富だということです。BOX思考はSDS法だけにとどまらず、その他にも汎用性が非常に高い話し方なんですね。
参考にさせていただいている本からのバリエーションの例を引用をさせてもらいますが、
・「結果」→「原因」→「行動」
・「1点目」→「2点目」→「3点目」
・「内容」→「理由」→「事例」
・「松」→「竹」→「梅」
などのようにいろんなBOXを作ることができるんです。
それぞれを具体的な文章に落とし込んだものを2つだけ紹介します。
・「結果」→「原因」→「行動」
「先月の営業成績はどうだった?」
→達成率80%でした。「結果」
→新規顧客の獲得が、目標5件に対し、3件だったことが原因です。「原因」
→今月は新規顧客7件を目標に、見込む顧客リストを100件から150件に増やして営業していきます。「行動」
・「松」→「竹」→「梅」
「優先順位のつけ方についてお話しいたします。方法は3パターンあります。」
→全社の優先順位を明確にして、不要なものは強制的に削除していく方法。「松」
→全社の優先順位を明確にして、優先順位のつけ方は各部署に任せる方法。「竹」
→全社の優先順位の方向性だけを示す方法「梅」
ちなみに松竹梅の方法では「松」が最も高い設定で、「梅」が最も低いものです。
というように、これだけのバリエーションが豊富なのもBOX思考の魅力です。
「結論」「詳細」「結論」を基本形として、
提案したい時は、「内容」→「理由」→「事例」
報告をしたい時は、「結果」→「原因」→「行動」
ポイントをまとめる時は、「1点目」→「2点目」→「3点目」
選択肢を示して相手に選ばせたい時は、「松」→「竹」→「梅」
というようにシチュエーションに合わせて使い分けをしていきましょう。
BOX思考で困った時の裏技
この考え方は、新R25ワイドショーで取り上げられていたものなんですが、面白かったのでここでも紹介させてもらいます。
BOX思考で、「ポイントは3つあります!」と言ったものの、3つ目が思い浮かばない時・・・ありそうですよね?笑
こんな時の裏技があるんです。それがこんな感じです。
「1つ目は、笑顔でいること。」
「2つ目は、相手の目を見ること」
「3つ目は、・・・この2つを死ぬ気で守ること」
このように、3つ目は「2つのポイントを守ること」ということにするんです。
メリットとしてはBOX思考を使っているので、相手に伝わりやすい形になっているということ。そして、3つ目を曲がりなりにも提示しているので相手に消化不良感を与えなくて済むこともメリットとして考えられます。
ぜひ、BOX思考と合わせて使ってみてください笑。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回はBOX思考でわかりやすい話をしようという内容の記事でした。
では、振り返りをしていきましょう!
あれ?「ボックス」思考ってなかった?
以前の「ボックス」思考は、話の粒度を揃えることを目的とした思考法。
今回の「BOX」思考とは異なるもの。
今回の「BOX」思考とは?メリットは?
話す前にBOXをあらかじめ用意しておこうという思考法。
事前にBOX(空白)を用意しておくことで、それを埋めたくなる人間の習性を活用したもの。
BOX思考の具体例
「結論」「詳細」「結論」のパターンが最も基本的な形。
BOX思考のバリエーション
「結論」「詳細」「結論」を基本形として、
提案したい時は、「内容」→「理由」→「事例」
報告をしたい時は、「結果」→「原因」→「行動」
ポイントをまとめる時は、「1点目」→「2点目」→「3点目」
選択肢を示して相手に選ばせたい時は、「松」→「竹」→「梅」
BOX思考で困った時の裏技
ポイントを3つにまとめるとき、3つ目が思い浮かばない時がある。
その時には「以上2つを死ぬ気で守ること」ということにすれば、わかりやすい構成、かつ、相手に消化不良にさせないことができる。
今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!
ではまた!
↓今回の参考文献はコチラ!↓
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