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【知らなきゃヤバイ】6Dの未来<後編>

皆さんこんにちは!じゅんです!
今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!

前回、プロセスエコノミーという書籍の中の6Dという概念についてお話ししてきました。

そして今回はその後編として6Dによってもたらされる未来がどのようなものなのかもう少し掘り下げていこうと思います。

前回に比べるとライトな内容になっておりますのでサラッと読めるようになっています。
ぜひ最後までご覧いただき、どんな未来が来るのか一緒にワクワクしてもらえると嬉しいです!

では早速いきましょう!

<前編を読まれている場合は「6Dの進展によってもたらされるもの」からどうぞ!>

前提として・・・

まず前提として理解しておいて頂きたいことが、近い将来に僕たちはアウトプットではなくプロセスにお金を払うようになるだろうということです。
つまり、出来合いの商品ではなく、その過程やストーリーにお金を払うということです。
それこそがまさにプロセスエコノミーであり、世の中はそういう方向に動いていくでしょう。その詳しい内容は前回の記事前々回の記事で述べております。

そして、そのアウトプットではなくプロセスにお金を投じることにはまた別の理由があるのです。それは、あらゆるアウトプットが無料になるということです。
そしてその現象において6Dが大きな役割を果たすということなのです。

ではいよいよその6Dとはなんなのか、一緒に見ていきましょう。

前回のおさらい

前回の記事を詳しくは見ていただけるといいのですが、時間がないという人のために簡単に概要をまとめます。

まず世の中はアウトプットエコノミーからプロセスエコノミーに移っていく。
アウトプットエコノミーとはアウトプット(いわゆる成果物、商品)を売買することで経済が回っていくというもの。それがプロセス(アウトプットが生まれるまでの過程)に価値が移り、そこにお金を投じたり投じてもらったりする。そんなプロセスエコノミーが台頭してくる。
これがアウトプットエコノミーからプロセスエコノミーへの移行である。

そこに今回のテーマでもある6Dが大いに関係している。
テクノロジーの発達によってあらゆるものが6Dになる、と言われているのである。
6Dとは、

1 Digitized(デジタル化)
2 Deceptive(潜在的)
3 Disruptive(破壊的)
4 Demonetized(非収益化)
5 Dematerialized(非物質化)
6 Democratized(民主化)

という6つのフェーズを表したものであり、あらゆるものがデジタル化に始まり民主化されるというのである。もう少し具体的に説明しよう。

1で本や決済がデジタル化されると大きなイノベーションだと感じるが、すぐにそれは普及しない。
しかし2のフェーズで着実に技術がアップデートされ(潜在的)、それが万全を期した時に爆発的に普及するのである(破壊的)。これが3のフェーズであり、昔であればカメラが芸術家を幻滅させたこと、現在であればスマホがそのカメラを駆逐しようとしていることがまさにこの現象だろう。

そこから先のフェーズとしてアウトプットにコストがかからなくなり、収益化の必要がなくなる4のフェーズへ移行する(非収益化)。次第に物質としての商売をすることがなくなる5のフェーズへと移る(非物質化)。スマホのアプリ上でラジオやカメラを使えるため、それぞれの物質が不要となりアプリに置き換わるのである。
そして誰もがそういうプロが使ってきたようなソフトウェア、ハードウェアを使える状況になり、趣味や遊びとしてクリエイティブなプロジェクトに参加する6のフェーズに移行するのである(民主化)。

簡単にまとめるつもりが結構長くなってしまいましたね笑。
ですが、これが6D、そしてプロセスエコノミーについての概略です。

6Dの進展によってもたらされるもの

では結局この6Dの未来によって僕たちの生活はどう変わっていくのでしょうか?
そこには2つの大きな変化があると思います。それが、

・あらゆる生産コストの削減
・アウトプットエコノミーの終わり

の2つです。ではそれぞれについてもう少し掘り下げていきましょう。

あらゆる生産コストの削減

6Dの4 Demonetized(非収益化)でも述べたように、これまでの世の中で当然のようにかかってきたコストがどんどん安くなっていきます。テクノロジーによって自動化が進んだり、生産効率が上がったり、食材の人工育成が可能になったり、そのためのエネルギーが格安で産生できたり・・・。

またコストの削減はそういった無生物に限った話ではありません。
人間にも同様のことが言えます。6 Democratized(民主化)でも述べたように、僕たちは発達したテクノロジーを用いて本業とは別に趣味や遊びとしてクリエイティブなことをするようになります。
それは営利目的、利益ファーストではないため、本業としている企業やフリーランスと比べると破格の金額で請け負うことでしょう。

となると人や物に限らず、本当にあらゆるモノのコストが削減されます。もしかすると、お金を稼ぐことが難しくなると同時に、お金自体に価値がなくなるような時代になるのかもしれませんね・・・。

アウトプットエコノミーの終わり

そして大切なことがもう一つ。
確実にアウトプットエコノミーが終焉を迎えるということです。

もうただでさえ商品やサービスに差が生まれにくくなっているのに、著者が予想している2035年にはその傾向に拍車がかかりまくっていることでしょう。
となると、もう商品自体で差別化することは不可能なのです。

大切なのはその商品を生み出すまでのストーリーや、製造工程などのプロセスです。

こういうプロセスによってこそ差別化がされ、単なる価格競争から抜け出すことができるのです。もっとも、この時代において上述の通りあらゆるコストが下がっているためお金の価値が果たしてあるのか疑わしいですが・・・。

この状況下で僕たちがすべきこととは?

ではこのようにプロセスエコノミーが進むとみられる世界において、僕たち一人ひとりがすべきことは何なのでしょうか?
僕自身非常に難しいと思っていることが、おそらくその答えなのでしょう。

それは、自分の人生をどうしたいのかを明確にすること、です。
なぜなら、これからはプロセスとそのプロセスの背景にあるものが大切だからです。

僕たちが、

周りの人にどうなって欲しいのか?
世の中がどうなってくれれば嬉しいのか?
僕たち自身の人生をどうデザインしたいのか?

そういった自分の人生をどうしたいのかというシンプルな問いに答えることが大切だと思うのです。

そして、これはそのまま何かをするときのストーリーとなるものです。
つまりプロセスエコノミーの材料となるものな訳です。それによって僕たちにファンがつき、より大きなプロジェクトをするのに支援をしてくれるかもしれません。

確かに「◯◯したい」という理想だけでは何もうまくいかないかもしれません。
ですが、先ほどから述べているようにもはやアウトプットだけでは差がつかないのです。何をするかということだけでは他のたくさんの人の中に埋もれてしまうのです。

だからこそ、自分なりのストーリーを持って、「◯◯したい」という強い信念を持って、何かに取り組むことが大切なんです。そのためには自分の人生をどうしたいのか、それを明確にする必要があるでしょう。

このプロセスエコノミーが普及するかもしれない世の中において、自分のストーリーを語れる人は強い個人となることでしょう。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?
今回は6Dの未来に関するものの後編の記事でした。
では、振り返りをしていきましょう!


6Dの進展によってもたらされるもの

以下の2つの大きな変化がもたらされる。

あらゆる生産コストの削減

人的コスト、物的コストの両方が低くなる。そんな中で人々は趣味や遊びとして自分が楽しいと思えるプロジェクトにどんどん参加していくことだろう。

アウトプットエコノミーの終わり

もはやアウトプットで差別化することが不可能な状態。プロセスエコノミーのようにストーリーで差別化できなければ生き残れないかもしれない。

この状況下で僕たちがすべきこととは?

自分の人生をどうしたいのかを明確にすることこそが僕たちのすべきこと。
自らの願いや思い、行動の原動力となるモノ。そんなストーリーを個人が語れるようになれば強い個人となることができるだろう。


今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!

ではまた!


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