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【表裏一体】自分勝手さと他人思い

皆さんこんにちは!じゅんです!
今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!

ここまで一体何連続でプロセスエコノミーをベースにしたnoteを書いてきたのでしょうか・・・?まだまだ書けそうな感じではありますが、そろそろプロセスエコノミーから頭を離したいので今回で一旦最後にしたいと思います。

その最後の記事の内容はプロセス目的的な生き方に関するものです・・・ってよく分かりませんよね笑。
ですので、少し質問してみましょう。

あなたは自分のことを自分勝手な人間だと思いますか?
それとも他人思いな性格だと思いますか?

僕の場合は間違いなく自分勝手な性格だと思っています。
好きなことしかやりたくないし、相手のためより自分が良いかどうかを気にする・・・、典型的な自分勝手人間です。

ただ、このプロセスエコノミーにおいて実はそんな自分勝手な人間もこれからの世界においては大きく力を発揮するかもしれないのです。

それは一体どういうことなのか?詳しくみていきましょう!

前提として・・・

まず念のため確認だけしておきます。
ここでいう自己中心的とか、自分勝手さとかいうのは相手に損害を被るものではありません。逆にそのような自分勝手さから生まれるものはネガティブなものしかないと思っていただいてOKです!

そうではない、相手にマイナスを与えない自分勝手さというものが大切なんですね。では、そういう前提を理解していただいた上で内容に入っていきましょう!

夢中の3条件

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まず、僕たち人が何かに夢中になるには3つの条件があると言われています。

まず1つ目が「得意であること」です。
何かをする上で、特に苦労なくできることでなければ夢中にはなれません。

2つ目が、「その得意をやっているだけで楽しいこと」です。
どれだけ得意でスムーズに事が進んだとしても、やっていてつまらなければ夢中にはなれません。
好きなことであれば時間があっという間に過ぎていきますよね?あれが得意をやっているだけで楽しい状態です。

そして最後の3つ目が「それが人の役に立つこと」です。
僕たち人間は、人と人との関係の間に生きる生物です。だからこそ相手に喜んでもらえることも大きな快楽となります。

よって、
・得意であること
・その得意をやっているだけで楽しいこと
・それが人の役に立つこと
これら3つが夢中の3条件なのです。

自己中心的利他

ただ、その夢中の3条件と自分勝手さとどういう関係があるのでしょうか?
一見何も関係なさそうですよね笑。ですが、この裏には大きなつながりがあるのです。

プロセスエコノミー本書では、あのお掃除マイスターのこんまりさんを例に説明されていました。

こんまりさんは子どもの頃から掃除をすることが得意で好きでした。そして彼女がひとたび友人宅にお邪魔すると「掃除をさせて」とこんまりさんからお願いをして掃除をしていたそうです。
大学生では一人暮らしをする人が一気に増え、掃除のやりがいもたくさん生まれたそうです。それが評判を呼び、お金を払ってでもやってほしいという状態になったのです。
そこからどんどん活動規模が大きくなり、今やアメリカでお掃除をしているというのです。

さて、それでは質問です。

このこんまりさんは自分勝手な人間でしょうか?
それとも他人思いな人間でしょうか?

その答えは前者、自分勝手な人間なんです。

「おいおい!掃除してくれてるんだから他人思いだろ!」と言いたくなる気持ちはわかります。

ですが、彼女は本当に他人のためを思って掃除をしたのでしょうか?

否、彼女は自分が楽しいから掃除をしているのです。

まさに、
・得意であること
・その得意をやっているだけで楽しいこと
という先ほどの2つの条件を満たしましたね。

でもある意味自己中心的な行動でもあります。
しかしこれはただの自己中心ではない、自己中心的利他なのです。
なぜならその自己中心的な行動をすることで他人のためになっているからです。

掃除をしてもらった人は喜んでいますよね?まさに利他の行為です。
しかしそのベースにあるのは自己中心的な動機であるから、これを自己中心的利他と呼びます。

この自己中心的利他となる行動は先ほどの夢中の3つ目の条件「それが人の役に立つこと」も満たしていることにお気づきでしょうか?
掃除をしてもらった人が感謝をしているように、この「人のためになる自分勝手さ」は誰かの役に立っているのです。

これらのことを考えると、夢中の3条件と自己中心的利他(自分勝手さ)が大いに関係していることがお分かりいただけるかと思います。

プロセス目的的な生き方とは

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このこんまりさんの生き方こそが冒頭でお伝えした謎の言葉「プロセス目的的な生き方」なんです。

こんまりさんの例をもう少し掘り下げますと、彼女は掃除をした後に相手に喜んで欲しいとは思っていません。
では何を考えて掃除をしているのかというと、掃除をすることそれ自体が楽しいのです。言い換えると、掃除が終わった後のキレイな空間(アウトプット)ではなく、掃除をすることそれ自体(プロセス)が楽しいということなのです。

まさにプロセス目的的な生き方を体現していると言えるでしょう。

最近見た「コンフィデンスマンJPプリンセス編」でも殺し屋の敵が主人公を遂に殺した(と思われた)時、すごく残念そうな顔をしていました。殺す前にはあんなにワクワクしていたのに・・・。
あれはまさに主人公を追いかけるそのプロセス自体が楽しかったのでしょう。そこにもプロセス目的的生き方が隠れているなんて思いもしませんでした。
ルパンと銭形刑事の関係もまさに同様でしょう。

そんなプロセス目的的な生き方ができ、それでお金を稼げるようになればこの上ない幸せな状態になれるんだろうなあ、と憧れています。

今一度、自分の好きなこと、得意なこと、やっていて楽しいこと、そしてその中から人の役に立つものを探してみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?
今回はプロセス目的的な生き方についての記事でした。
では、振り返りをしていきましょう!


前提として・・・

他人に損を被らせるような自分勝手さは論外である。

夢中の3条件

・得意であること
・その得意をやっているだけで楽しいこと
・それが人の役に立つこと

自己中心的利他

その夢中の3条件を満たすような自己中心的行動を自己中心的利他という。
言い換えれば、相手のためにはなるけど、それが自分が好きで得意だからという動機で取り組むことである。

プロセス目的的な生き方とは

その夢中の3条件を押さえた、自己中心的利他な行動自体を楽しめることをプロセス目的的生き方という。アウトプットではなく、プロセスそれ自体を楽しむ。
この状態になればとても幸せだと言えそうだ。


今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!

ではまた!


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