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映画とデザイン

こんにちは。

映画にもデザインがいろいろとありますが、今回はポスターに注目して、note書いてみたいと思います。

ポスターデザインは映画の顔ともいうべき大事なクリエイティブですが、ネットで調べると海外版のポスターも結構見れたりします。

最近は韓国や中国で秀逸なポスターデザインが出てきてますので、いくつか紹介したいと思います。


『千と千尋の神隠し』中国版ポスター

まず昨年話題になったのは、『千と千尋の神隠し』の中国版のポスター。
こちらは2019年に中国で初公開になった際に作成されたものです。

千4

千5

どちらも素晴らしい。。
アート作品のような趣さえ感じさせる出来栄えです。
これは中国人デザイナーの黄海さんという方が作成されたそうです。

ちなみに日本版のポスターはこちら。

千3

日本一のヒット作品なので見覚えありますが、「ジブリが贈るファミリー向けの夏休みアニメ作品」という感じで中国版と狙っているところが全然違う感じがしますね。


韓国の新鋭デザインチームのポスター

続いては韓国のデザイン会社"propaganda"の手がけるポスター。

君K

『君の名前で僕を呼んで』


あんK

『あん』


愚K

『愚行録』


なんともおしゃれでかっこいい!
すごく洗練されていて、写真一枚での表現にこだわっているところがすごい。

日本版のポスターはこちらです。

画像8

『君の名前で僕を呼んで』は本国版を踏襲した感じですが、選ぶ写真によってまた雰囲気は変わりますね。

そして、日本映画のポスターは。。
キャストの顔写真大集合パターンの多いこと多いこと。
日本映画は、観客がキャスト目当てで映画を観に行くことが多いということなのか、このパターンがとても多いです。


そんな中でも昨年の作品で好きな日本のポスターはこちら。

愛がなんだ

『愛がなんだ』

ミニシアターながら大ヒットした今泉力哉監督のこじれたラブコメです。
写真やタイトルやコピーで映画の世界観がすごく伝わるいいポスターだなーと思います。

しかもこのポスターの場面、本編では出てこないシーンなんです。
そんなところも何だかいい。


▼propagandaについての記事


日本を代表するデザイナー大島依提亜さん

映画のデザインを手がける代表的なデザイナーといえば、大島依提亜さんです。
数々の映画ポスターや展覧会、本の装丁を手がけられていて、どれも大好きな作品が多い。

それに、ポスターだけじゃなくてパンフレットもデザインされていてどれも秀逸! 特にムーミン展の時の図録がサイコーに良かった(映画じゃないけど…)


▼主なポスター事例

大島


▼パンフレット事例

パンフ

※左は、ムーミン展の図録
アキ・カウリスマキ作品のはすごくGood!


▼イラストレーターさんとのコラボ

イラスト

左:『ヒッチコック/トリュフォー』 和田誠
右:『アメリカン・アニマルズ』  100%ORANGE


▼大島依提亜さんを紹介する記事


大島依提亜さん最新作『ミッドサマー』

2/21から公開されたばかりの『ミッドサマー』のポスターやパンフレットが大島依提亜さんが手がける最新作です。

▼『ミッドサマー』
気鋭の映画スタジオA24製作、奇才アリ・アスター監督による美しくも怖いホラー作品。

▼A24の記事はこちら


▼『ミッドサマー』のポスター

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本ポスター


▼『ミッドサマー』のポスター(大島依提亜バージョン)

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大島依提亜さんバージョン
既存の映画素材を使用しながらモノクロとゴールドの色の組み合わせで、宗教感のような雰囲気が演出されていて(映画を観るとすごく納得)、しかも洗練されていてかっこいい。


ヒグチヨウコ

ヒグチヨウコさんバージョン

同じ映画の素材を使ってもイラストレーターの個性によって、表現が全然違って面白い。
映画会社ももっとこういうデザインにこだわった展開をしてくれるとファンとして嬉しい。


他にもポスターデザインいろいろ

実際に使用されたものに限らず、ネットを探すと面白いポスターデザインって結構あったりします。

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『スタンド・バイ・ミー』
めちゃくちゃシンプルでおしゃれでセンスを感じる

この辺りのイケてるポスターはすごくたくさんあるので、それはそれでまたまとめてみたいと思います。

人が好きな映画のデザインも知りたいです。


最後までありがとうございます。

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