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躍進中のタイの映画レーベル、「GDH559」とは!?


タイ映画ってイメージありますでしょうか?

日本でもヒットした作品だと『アタック・ナンバー・ハーフ』といったコメディや『マッハ!』などのカンフーアクションなどのエンタメ系作品が有名です。 それにカンヌ映画祭で受賞した『ブンミおじさんの森』のようなアート系作品もあります。

タイはアジアでも映画が盛んな国で、タイ人は映画が大好き!
映画製作も盛んに行われています。

最近は、良質なミニシアター系作品が登場してきて、『すれ違いのダイアリーズ』はめっちゃいい作品でかなりクオリティが上がってきてるなと思います。

その中でも、ここ最近設立されていい感じの映画を輩出してきている注目の映画レーベルGDH559についてnoteを書いてみたいと思います!


GDH559

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2017年12月に設立されたばかりで、まだ3年ほどしか経っていない映画会社です。
タイ大手レコード会社の資本がメインで、映画監督や俳優らも出資者に名を連ねているとか。

新しい会社とはいえ前身の映画会社の実績があり、作品のPRからテレビドラマの製作も手掛けています。

そして会社理念も、社名のGDHが「GROSS DOMESTIC HAPPINESS」(国民層幸福量)に表されているように、「みんなの幸せ」に重きを置いているところが素敵です。

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代表的な作品

GDH559の代表作ですが(と言ってもまだ実績少ないですが)、タイで最大のヒットになった作品が、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』です。

▼『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』

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成績優秀だが貧しいリン。ある時勉強を教えていた裕福な同級生をテストで救ったことをキッカケに画期的なカンニングを思いつく…

この作品はとてもスタイリッシュなかっこいい映像で、とてもスリリングなサスペンスとして描かれていて、今までのタイ映画とは完全に一線を画すクオリティの良作です!
タイの受験戦争や貧富の格差などの社会問題も盛り込まれていて、エンタメとしての面白さ以外に社会派なメッセージもしっかりあります。

▼『ハッピー・オールド・イヤー』

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北欧デザインを学んだジーンは、実家をオフィスに改装して開業するために、思い切った断捨離を敢行するのだが…

友達に借りていたものを返しに回っているうちにいろいろな思い出と向き合うことになり、友情や恋愛が絡んできて人として成長していく青春ドラマです。
最初は軽いノリのポップな展開でコミカルで笑えるんですが、登場人物の背景だったりが結構しっかり描かれていて、次第に引き込まれて感動しちゃいます。

主演は、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』と同じチュティモンちゃん。


GDH559今後の作品

日本公開の情報は今のところなさそうですが、本国の公式サイトに作品情報がいろいろと載っていますのでここでチェックできます。

『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のプロダクションノートもコンテンツとしてありますが、タイ語はさっぱりわかりませんので笑、翻訳機能を使って変な日本語で読めます。


最後に

まだまだ情報が少ないので簡単な紹介にはなってしまいましたが、今はまだあまり注目されていない段階でも、これから日本でも躍進してくることは間違いないと思いますので今から追っかけておきたいと思います。

GDH559にはいい映画をたくさん作ってもらって、ぜひ日本にいっぱい届けてもらいたいと思います。

また続報あれば書いていきたいと思います。


最後までありがとうございます。

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