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【お詫びと感謝】赤染晶子「乙女の密告」は重版されていた!

4月5日、
今日から5日前に
「芥川賞でも食べていくのは難しい」
という記事を書きました。

「じゃむパンの日」という
エッセイが今、話題で売れている。
その方は2010年代に新潮社から出た
小説が芥川賞になってたにも関わらず、
その中編小説「乙女の密告」は
絶版のままで、
新潮社も対応が粗いなあ、
そんなことを書きました。

そうしたら、
昨日、書店に行ったら
その「乙女の密告」が
再度、印刷され、書店の棚に
面陳されていました。
オビにはしっかり、
「じゃむパンの日」の著者の…
というコピーが付いていました。

これは、私が5日前に、
内情を知りもせず、
批判がましいことを書いた
新潮文庫編集部さんに謝らなければ、
ならないですね。
どうも、すみませんでした。

昨日、書店に並ぶには、
最短でも、その10日以上前には、
文庫を重版することを、
担当編集とその上司と
それから販売担当が合意して
決めていなくてはなりません。

そう考えると、
この担当編集さんや販売さんは
相当に鼻がきく優秀な方だったと
思われるんですよ。

こういう重版を決める駆引きは、
誰かが前のめりで、
誰かが後ろのめりでいるものですが、
でも、現実として、
赤染晶子さんの名作「乙女の密告」が
今、また新潮文庫から
新品で買うことが出来るように
なったのは確かです。
スピード的には、
この重版は決断が早かった。
素晴らしい。

新潮文庫の赤染さんの
担当編集者さん、
本当にありがとうございます。


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