見出し画像

【心理学】古びたフロイト心理学は、もう価値はないのですか?

最近は、心理学といえば、
アルフレッド・アドラーの一人勝ちに
思える、それくらい、
アドラー心理学は、
現在の日常に困ってる人に
非常に効果的だ。

日常生活で今まさに苦しんでる人を
具体的に解放しよう、治癒しようと
アドラー先生は考えていたにちがいない。
素晴らしい考え。

でも、だからと言って、今、
フロイトやユングは時代遅れになり、
役に立たなくなってきたか?
特に、フロイトはどうか?
今でも比較的楽に手に入る
新潮文庫『夢判断』や『精神分析入門』。
今の、研究が進んだ心理学や
精神医学から見たら、
正直、目を覆いたくなる
発展途上な見地や見解だ。
精神分析はもはや科学とは
呼べないんじゃないか?
まして、夢からの診断なんて…?

確かに、フロイトは、
19世紀、まだ精神医学は
ヒステリーの人には、
気散じ薬を出して安静を、
という手段しかない時代に、
たくさんの患者を看るうち、
心には過去に受けた傷があったり
何かを抑制(ガマン)してる反動があると
体系的に心の病を解明しようと、
取り組んだ人。
その第1人者であることは間違いない。

だから、心理学やビジネス書で
フロイトをもはや古びた博物館に
入れてしまっている皆さん。
たしかに、フロイトの本には
もう今や明日のための成果は
ないかもしれません。
でも、まだ精神医学が
「科学」ではなかった時代に、
「科学」的にしようとした
フロイトのやり方、発想スタイル、
学問的メソッドなどは、
まだまだ、評価し、学ぶところも
あると思うんです。
フロイトの本の中身自体ではなく、
なぜフロイトはそういう取り組み方を
見いだしたか?を。

でも、現在にあって
困っている真っ最中の人には
フロイトはお勧めできないですが。

ユングはまだ、現代的な効果も
あるように思えます。
無意識の力や影響についての
ユングの教えはまだみずみずしい。

でも、今日の苦しみ、明日の悲しみを
取り除くには、やはり
アドラーがすごく合うんでしょうね。
でも、一時代にあまりに合う学説は
次の時代には、必ず、誰か違う学説に
とって変わられます。
フロイトが今こんなに古びたように。

さあ、アドラーの次には、
どんな心理学者が来るのかしら?
考えると、ちょっと楽しい。
次は誰かなあ?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?