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【悩み】自分は○○に向いてない?と悩むのは一番もったいない?

私は「作家」と書いていいのか?
水村美苗という作家は、
書類の職業欄に書き込む際、
ちょっと躊躇してしまうんだそう。
そう『本格小説』(新潮文庫)の
冒頭で告白していました。

今では実力派作家として
小説好きにはファンが多い
水村さんも、その当時は、
デビューして、2冊位しか
本を出してない時期で、
また、それからずっと
作家で居続けていられるか、
不安もあったそう。

これはまあ、
作家&漫画家あるあるですね。

一方、戦後文学の重鎮、
吉行淳之介さんは、
これとは真逆な話を書いていました。
若い時に一緒にいた文学仲間には
私より才能豊かな人も
たくさんいたけど、
文学から去る人も多かった。
自分は作家に向いているか?
自分は作家で居続けられるか?
常に自問自答しては
ナイーブに落ち込んでいたから。

そう語る吉行さん自身は、
自分は作家に向いてるか?など、
一度も考えたりしなかった。
それが一番の才能だったかも
しれない、、、。
そう吉行さんは書いてました。

なるほど~。

漫画編集時代、
自分は漫画家に向いているか?
漫画家になれるか?
居続けられるか?
みたいな悩みに脳ミソをたくさん
使っている漫画家は
見たことがありませんでした。

悩む時間があったら、
漫画を描いていましたね。
たしかに時間がもったいない。

そんな流れで言うと、
私もnoteを始めた頃は
フォロワーさんが1000人超えて
自分でも実力がついたと思ったら、
有料記事をさりげなく始めて
毎月いくらか本代くらい
買えるような?
セミプロ・エッセイストになろうと
思ってきましたが、
まあ、そんなチマチマ考えてる
段階で、私はエッセイストには
なれないですね。
(ああ、今日初めて言いました)

エッセイストになるなら、
今すぐ始めるくらいの
たくましさと根性がないと…?!
(笑)
いや(汗)、いや(涙)かあ…?

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