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【映画】なぜ人は猟奇殺人犯の映画に惹かれるの?

映画ハンニバル・シリーズ。
(1)『羊たちの沈黙』
(2)『ハンニバル』
(3)『レッド・ドラゴン』
(4)『ハンニバル・ライジング』

この他、
配信ドラマ『クラリス』や
『ハンニバル』も加えると
全て追いかける時間は
途方もないでしょうね。

ハンニバル・レクターは
優秀な精神科医ながら、
猟奇殺人を繰り返し、
被害者の体の一部を食べる
サイコな犯罪者という設定です。

普通ならば、
完全なる悪役として
様々な捜査関係者が
彼をやっつけてくのが正当なのに、
このシリーズでは、
猟奇殺人犯はいつまでも
生き延びていきます。

やってることには
情状酌量の余地もないくらい
悪人なのに、
『羊たちの沈黙』の新米捜査官
ジョディ・フォスターも、
『ハンニバル』の捜査官
ジュリアン・ムーアも
ハンニバルになぜだか惹かれていく
様子が感じられます。

そこがこのシリーズの
不気味な魅力なのかもしれません。

ホラー映画ほど、
恐怖を感じさせる映画ではなく、
ミステリーとして
展開をドキドキしながら
観ていくタイプの映画で、
特に最初の2作品は
何度も観たくなります。

人肉を食する特徴が
根っこにあるので、
特にそれを長く描く悪趣味は
どの作品にもないですが、
でもやっぱりハンニバルは
観たくないという方も
沢山いるかもしれませんね。 

もちろん、自分でも、
なぜこんなサイコキラーが犯人で、
最後までスカッとしない映画を
私はみずから選んで
何回も観てるんだろうか?
と自問自答してしまいます。

ハンニバル・シリーズとは
違いますが、
猟奇殺人犯が描かれる
『セブン』や『ゾディアック』
『LAコンフィデンシャル』は
一年に2回は観てしまいます。

人間の悪の面について
知らず知らず興味があるのかしら?
そして、それは意外と
沢山の方にも共通すること 
なのかもしれませんね。

いや、実は私は
やっぱり頭がおかしい奴
なのかもしれない。
いや、それはないか…。

世界にこんなにも
猟奇殺人犯の映画がいっぱいあり、
それを観たい人間が
いっぱいいるのは、
健全なことなのか?
狂っていることなのか?

少なくとも、
勧善懲悪ドラマや恋愛ドラマ、
アベンジャーズみたいな
超人ものや、
漫画ワンピースなどしか
存在しないのであれば、
世界はどんなにか
詰まらないものだったでしょう。

という私の想いは、
正常?でよいのでしょうか。汗。

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