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【読書】忍法!跳ばし読みの術!

忍法!跳ばし読みの術。
ちょっと忍者の技に例えて
みましたが、この技について
提案していたのは、女優でモデルで
大の読書家の杏さん。
それに、もしかしたら
皆さんの中でも既に実践してる
人がいっぱいいるでしょう。

話はこうです。
本を読んでいて、
書く側が冗漫になったり、
余談が長くなったり、
また、読む側が集中力が
切れそうになったり、
今の描写には長く付き合えないなあ
と思う時ってありますね。

特にまあ、昔の人は
真面目というか、描写も
時代背景やら
着物の生地の説明やら、
私としては、もう少し
サクサクと行きたい時がある、
とします。
無理に頑張って真面目に
描写についていくと
だんだんしんどくなる。

そんな時、ちょっと
目線を移動させ、
肝心かなめの話の展開に
著者が戻ってる辺りを探します。
たいてい、1~2ページ先には
見つかります。
そんな時は思いきって、
その1~2ページ先に、
えいやっと跳んで、
読みたいところに
ワープしちゃいましょう。
これが忍法!跳ばし読みの術です。

女優の杏さんは歴史が大好きで
司馬遼太郎も愛読してるようですが、
司馬さんは話がながい。
また、話からよく逸れる。
「余談だが、」が非常に
たびたび出てきて、
ちょっと蘊蓄や思い出を
語り始めることもしばしばですが、
余談が下手したら10~20ページは
かかる時があります。
それならばと、杏さんは
えいやっと余談をまるまる
跳ばして読むという。

もちろん余談だけを後から読んで
楽しむという技もあります。

この時、大事なのは、
おそらく…ですが、
跳ばしたことへの罪悪感や
後ろめたさをもたないこと
ではないでしょうか。

罪悪感があると、頭の片隅で
モワモワ感が残って、
いつか早く跳ばした部分に
戻ってきちんと読んで
おかねば、などとなり、
読書に集中できなくなります。

でもいいんです。
先に先に進んでも。
作者だって、ちょっとダレたり、
筆が泳いだりもします。
こちらだって、読書中、
毎分毎秒、集中力が続けられる
訳ではありません。

まあ、気になれば、
たまにそこを覚えておいて、
読み戻ればいいんでしょうし。

この忍法は使わずに
ずっと集中力をと切らさないで、
本を読めるのが理想かも
しれませんが、
人間、毎回、自分の足の形に合う靴に
出会える訳でもないですし。
ちょっとのズレは仕方ないかと…。

そんな訳で、先に進んでくのが
ダルいなあって時は
忍法!跳ばし読みの術。
もう皆さん、実践済みだったかも
しれませんが。


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