わかりやすさには、功罪がある?
わかりやすさには、功罪がある?
スッキリ分かる爽快感か?
奇妙な温もりの読後感か?
小説や映画、ドラマでは、
どちらもありますが、
個人的には後者が好き。
モヤっとした感覚?ゴロっとした感覚?
「人工的」とは真逆の、有機物的な、
なまもの特有の何か…。
小説や映画で、
スッキリとは言えないラストで、
でも、見応えが心にずっしり残る。
多分それは作者や監督が敢えて残した、
「余分で大切な」部分でしょう。
最近は、ミニマリズムによって、
シンプルにしようと、
形容や装飾をそぎおとし、
誰にもわかる文章が溢れてる。
でも、読後感までそぎおとされてる
事は気づかれていない…。
ネットで読まれるには、
スピーディーに伝わる「超伝導」な
文章が一番効率がいい。
一瞬で世界中に伝わるためには。
誰にでもわかる事は大事。
今、作家やクリエイターは
世界中に分かりやすく親しまれる努力を、
ますます余儀なくされている。
分かりやすさも、難解さも、
両方、ほどほどにあるのがベスト。
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