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【言語と脳】言葉が発生するメカニズムは、2種類あるらしい。

言葉が湧き起こるメカニズムは、
主に、2種類あるのだそう。
解剖学の養老孟司さんと、
作家の米原万里さんの
対談集に書いてありました。

一つ目は、外界から刺激を受け、
脳の言語野に信号が届き、
その指示に従って
口から言葉が出るパターン。
外界からの刺激を受けて
何か言いたくなる、と言うのが
特に重要なポイントらしい。
日常会話、感謝、謝罪、議論では、
私たちはいきなり何か 
話すわけではなく、
話す前に、何らかの感情や感想や、
また、意図があって、
それが脳の言語野で 
言葉や文字を獲得してる、
という構造になっているらしい。

もう一つのパターンは、
先に言葉や文字を
準備し、暗記し、それを
正確に話す場合です。
この場合、脳に何らかの刺激は
起きてないか、起きる前に、 
言葉が口から流れ出す。
原稿を見ながら話す政治家や
スキャンダルを詫びる芸能人の
記者会見は、
この後者パターン。
こうして言葉を出す場合、
心がこもってないと
言われてしまう。
後者パターンの場合、
話す本人がどれだけ、
本心なのか、本気なのかが、
わからないですからね。

コロナの専門家会議の
記者会見は、かなり
本心、本気であったように見えたし、
反対に、安倍首相の会見は
明らかに本心ではないと
感じてしまったのは、
原稿が予め、官僚によって
用意されていたからか?

ところで、もうしていないけど、
好きな人に告白する時、 
うまく言葉が出なかった事が
よくありました。 
あれは、2つのパターンの
どちらでしょうね?

打ち明けたい気持ちはある。
と同時に、
緊張はもちろん、
ぼくなんかがという劣等感が
打ち明けたい気持ちを妨げ、
言葉を喉の奥の方へ
押しやってしまってたなあ。

そこへ行くと、
モテる男子は、
ぼくなんかが、なんて
劣等感や不安がないから、
スラスラと気持ちを伝えられる。
モテる・モテないは、
そんな辺りにも原因はあったかあ。

言葉が発生し、誕生するまでの
詳細な脳医学研究は
まだ緒についたばかりらしい。

言葉が発生するメカニズムが
きちんとわかれば、
恋愛だけでなく、
いじめやハラスメント対策、
それからトランプ大統領みたいな
アジテーションが上手い人物に
引っかからない対策も
どんどん解明されていく。

私個人としては、
美人を見たら一言も
話しかけられなかった原因を知り、
克服してモテるようになりたい。

でも本心は、こうなんです。
つまり、恋愛でどんどんうまく 
美人さんをスラスラと
口説けるようになったら、
人生や人間について悩む事が 
無くなってしまうんじゃないか?
本も全然読まなくなるだろう。
だから、今のままモテない人間で
いることが大切なような??

どうだろう?
モテモテで、なおかつ
人間存在の根っこに常に
目が行き届く人でありたい。

それは、考え一つで
どうにかなるんでしょうか? 
だんだん分からなくなって
きました(笑)。

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