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【新聞記者】ジャーナリスト主役ドラマは、スリルが満点?

「新聞記者」ドラマや
「新聞記者」映画が好きです。

学生時代の夢は、
新聞記者になることで、
いつかは天声人語を書く
看板記者になるのが夢だった。

でも、唯一、受けた就活の試験が
朝日新聞でしたが、
あまりにチンプンカンプンで、
情けなくて、解答欄は真っ白のまま
退出しました。

だからでしょう、
今では未練たらたらに?
新聞記者が主人公の、
真相にメスを入れる作品は
好きなのです。

アメリカ、ハリウッド映画の
『大統領の陰謀』は
ニクソン大統領が
指揮した盗聴事件
(ウォーターゲート事件)を、
ジャーナリストが暴いていく
スリル満点の実話映画です。

『大統領の陰謀』を観て、
新聞記者を目指した人も
以前は多かったと聞きます。

スピルバーグが監督した
『ペンタゴン・ペイパーズ』も
ニクソン大統領が
ベトナム戦争が泥沼化してる実態を
隠蔽してる、それを新聞記者が
危険と隣り合わせで暴いていく話。
メリル・ストリープが
『プラダを着た悪魔』とは正反対な、
上品な新聞社社長を演じていて、
その自然さには舌をまきました。

それから、
カトリックの神父が
少年たちを性的に虐待していた
大スキャンダルを赤日のもとに晒した
映画『スポットライト〜世紀末の
スクープ』は、
大きな反響を呼びました。

最終的には、
神父の性的虐待が世界的に調査され、
アメリカだけならず、
フランス、イタリア、アイルランド、
などなど、カトリックが多い国では
5%の割合で、神父の中に、
小児性愛者がいるというのです。

最終的には、バチカンも
何十年も組織ぐるみで、隠してた
ことを正式に認める事態に…。
世界に深い衝撃が走った事件?でした。

この『スポットライト』は
他の映画に比べて、
地味なキャスト、
抑制の効いたシナリオ、
俳優たちの演技も
あくまで日常的な描写の積み重ねで
出来ていて、
血の気の多いシーンは
ちょっとしかなかった。
それが逆によくできた映画に
見えました。

血の気の多い人が
よく出てくるのが
ジャーナリスト作品の定番なら、
『クライマーズ・ハイ』は
その代表作でしょう。

佐藤浩市主演のNHKドラマと、
堤真一主演の映画があります。
どちらも原作は横山秀夫。
 
御巣鷹山の飛行機墜落事故を追う
地元新聞社の記者たちの
苦悩や葛藤が熱いテンションで
描かれています。

私は、ドラマの方が
人物の葛藤がよく描かれてる気が
しました。名作です。
 
おっと。忘れてました。
タイトルもズバリ『新聞記者』
という映画がありますね。 

日本アカデミー賞をもらってから
期待しすぎたのか、
具体的なディテールが余りなくて、
頭でっかちな印象が残りました。

やはり、
映画や小説は、
みずみずしいディテールが
いっぱい並んでて欲しいな。

リアルなディテールが
ゴロゴロとあると、
記憶にも残りやすいんです。

でも、松坂桃李の演技は
渋くて良かったあ。

比較的最近では、 
野木亜紀子さんがシナリオを書いた
『罪の声』は絶品でした。

やけに緩めなキャラクターの
小栗旬が新聞記者として、
徐々に古い事件に迫ります。
モデルは、グリコ森永事件ですが、
奇妙な形で絡む人間として
星野源が登場します。
名作にならない訳がない。
小栗旬も、温かい感じが新鮮でした。

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