人物肖像画エッセイを最近あまり見ていない。
近年は「自分語り」の時代で、
みんな、自分の話をするのが主流です。
他人を描くことは減っている。
でも、他人の肖像エッセイを書いたら、
文章の良い修練になりますね?
『情熱大陸』ばりに、
人物をフィーチャーするエッセイは
書き手の上手さ下手さが
よくわかってしまうでしょうね。
向田邦子にはたしか、
「男性鑑賞」といった
人物スケッチがあって、
それがまた上手かったんです。
有名人を書くとなると、
みんな、ある程度の印象を
共有していますから、
並みのスケッチじゃあ
筆力や観察力がないのがバレてしまう。
みんな感じてるけど、
まだ言語化されてない側面を
スケッチするのが、
腕の見せ所となりますね。
核心に肉薄もしたいし、
ちょっと岡目八目からも見ていたい。
最近、個人的には人物の肖像画的な
エッセイをあまり読んでいない。
そうだ、思い切って、
自分でそれをやってみようかしら?
ヤバいなあ。
花金に限って、どういう訳か
プレッシャーになるアイデアを
思い付いてしまう(笑)。
ちょっと明日から、
何人か試しにスケッチしてみよう。
令和の人物の肖像画。
さあ、書く修練になるのかな?
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