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【奥田民生の飲酒】コンプラはときに人を不幸せにする?

奥田民生の
ステージでの飲酒「さわぎ」。

悲しいですね。
本当に悲し過ぎますね。

今回の騒ぎで、
今後もうお酒はステージで飲むのは
自粛に向かうのだとしたら?

民生さんはライブでは
毎回ビール数缶飲んで、
徐々に乗っていくんです。

それを、今回、
民生さんに噛み付いた
和田唱という若手?は
民生さんとフェス後、
話し合う前に先にTwitterに
怒りをぶちまけていました。
「裸の王様」だの
「みんなが甘やかしてきた」だの
ほぼ、悪口だ。

これがまず、小賢しい。

話し合うとすぐに民生さんが
謝罪したというから、
Twitterに先に怒りをぶちまけたのは、
世論、
特にコンプライアンス的な正義で
世論を味方につけたことなんです。
小ズルいなあ。

お酒は嗜好品だ、
仕事中は控えるべきだろ?
という意見がまかり通るなら、
ロックや音楽の反抗性は
いったいどうなるんだろう?
デュオニソスの神も、
居たたまれない(汗)。
これじゃあ、 
音楽がただの優等生ビジネスに
なってしまう。

演奏中にお酒を飲む
ミュージシャンは、
昔から欧米でも日本でも、
たくさんいます。

お酒を飲んでテンションをあげて
演奏するミュージシャンもいれば、
神経を張り詰めて演奏する
ミュージシャンもいる。

どちらが立派か、正しいか
なんて議論はナンセンス。

誰かに迷惑をかけない限り、
多様性はあっていいのでは
ないでしょうか?

今回は、和田唱が
酒を飲んでる民生さんに
ムカついたのです、個人として。
本質は感情的な話。

そこを、個人として民生さんに
話あったり、苦情をいえば
いいだけの話だったはず。

それを、
先にTwitterでコンプラな正義心で
言いふらしたりしたのもそうだけど、
和田唱は、
単に個人的な怒りの感情を、
冷静なマナーや正義に
すり替えたんですよね、
それが一番、悲しい。

タバコはもう
禁煙ファシズムにより
愛煙家はこんなに追い詰められた。
今度はお酒も、
クリーンな社会のため、
追い詰められていくのか?

(ちなみに私はお酒もタバコも
やりませんが)

自分たちの生きる環境を
つまらないコンプラで縛ってくと、
世界はどんどん窮屈に
知らず知らず、なっていく。
そのことだけは気配として
感じていたいですね。

奥田民生派だ、
和田唱派だ、
アルコール禁止派だ、
そんな単純な話ではないと思います。

人間がより幸せに生きるため、
ルールやマナーを作り、
人はそれに従って生きていく。

それが本当に妥当なのか?
見極めるチカラを持たねば、
また、第2の和田唱が現れて
どんどんコンプラ的な正義が
世界を覆っていくんでしょう。

誰かの生き方に
不快を感じた自称・被害者は
こうして、他人を
コンプラ的な正義で
自分たちを窮屈に縛っていく、
そのプロセスを
まざまざと見せつけられました。

自称・被害者か?
本当の被害者か?
見極める力をつけなくては。

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