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【本屋】近所の名書店がついに閉店…。憩いの場が減る恐怖!!

調布市の名書店「書原」が
先週とうとう閉店になりました。

本がよく揃った本屋さん。
それなりに人気もあった。
なのに、ここ半年は、
いつ行ってもお客さんがいなくて
寂しかった。
心細かった。

2023年末には閉店を告げる
ツイッターが流れて、
しばらく呆然となった。
ふだんから重宝していたのに。
小規模ながら、
欲しい本、探してる本が
よく見つかる本屋さんが
なくなって一週間。
やはり片手をもぎ取られたかのような。

私の暮らす生活スペースでは
チェーン書店の啓文堂さんだけが
頼りになりました。

本屋さんが無くなるとどうなるか?

そこへ行けば、
お喋りが上手い人気者が
たとえば、太宰治や須賀敦子や
司馬遼󠄁太郎やサガンがいて、
ワイワイ?
チョコチョコ?
楽しくお話ができる場所
だったんですよね。

買わなくても、
ストレス解消にもなったし、
アイデアをもらったり、
疲れがとれたり、
とにかく、本屋さんは、
カウンセリングセンターみたいな
また、スカッとするジムみたいな
存在だったんですね。

本屋さんがなくなるのは、 
でも、大きな時代の流れでしょう。
アマゾンしかない利点の凄さには
もうかなわないのがわかり、
諦めの境地にすらなってきました。

それに、
本屋さん側がきっと努力不足、
人材不足、資金不足などで、
アマゾンがなくても、
どちみち、本屋さんは
この21世紀にはどんどん
閉店していたでしょうね。

考えたら、
昭和の商店街から姿をなくした
お店屋さんって、本屋さん以外にも
たくさんありましたね。

たとえば、
雀荘はかなり減りました。
また、ビリヤード場や
ボーリング場も
ぐっと減りましたね。
街の小さな印刷屋さんも
やはり減りました。

ビリヤードをする人口が
少なくなったから、
それにあわせてビリヤード場も
店を畳まざるをえない。

本屋さんがどんどん閉店するのも、
やはり読書人口がぐっと
減ってきたことが一因ですね。

アマゾンやら、
デジタル書籍やらがあろうとも、
本を読む人口そのものが、
今のように減ってなければ、
それなりに本屋さんだって
健闘してくれたのではないか、
と思うんです。

今、開店資金があって
何でもいいから何かお店を開けるなら
何屋さんをやりたいですか?と
聞いて、本屋さんと答える人は
あまりいないでしょう。
一部の大の本好きしかいない、
確率的には、1%以下でしょうね。
いや、もっと少ないでしょうか。

だからでしょう、
大の本好きな人がユニークな
品揃えの本屋さんをオープンし、
話題になったりしますが、
ただ、そんな人は
大の凝り性だからか、
凝り性な棚揃えになってしまう。

で、地元の商店街では
うまくなじまないことになる。
なんだか、お高く止まっているなあ、
という棚揃えになりがち…。

また、みんなの知的関心が、
細分化されてきたのも
駅前の本屋さんが閉店になる一因。
総合的に対応しきれないから、
閉店になってしまう。
専門的な分野に特化し、
かつ、一般性も兼ねた棚揃えを
狙うしかないのでしょうね。

今まで、あ、あの本が欲しいな、
となって出かけていた
頼りにしていた本屋さんがなくなった。
これからは週末に、
新宿や池袋にいくような
ライフスタイルになるのか?

心に寂しい穴がぽっかり
あきました。

この流れは 
止まらないのでしょう?
悲しい、悲しい。
ちょっといるだけで、
リフレッシュでき、
頭が落ち着いたり、
アイデアが貰えた憩いの場が
無くなるのは辛いです。

これからは、
図書館に行く確率が増えるかな。

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