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【フィリピン留学振り返り】先生の賃金は〇〇円!? 留学でかかったお金は〇〇円!?

この記事は英語にも翻訳しています。
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2024年の5月上旬から7月末までの
フィリピンでの語学留学が終わりに近づいてきました。

3ヶ月間の振り返りを書きます。
内容は次の3つです。

①フィリピン留学で感じた環境の重要性
②どんな留学生活だったか?
③留学を検討する方へ


①人生、環境が9割

-環境が9割?

海外留学をする人の目的に共通すること。
それは「英語力を高めたい」ということです。

ちなみに、私の通っていた語学学校では、
オーストラリアへワーホリに行くための準備という理由が多かったです。

では、なぜ海外留学をしてまで英語を学ぶのか?
それは、今いる環境を変えたいという一言に尽きるんだと思います。

環境を変えることで、新しい文化に触れられたり、新たな気づきを得たり、語学力を高まります。

安いと言われるフィリピン留学。決して安くはないと思います。(最後に、留学でかかった費用も書いています。)

飛行機代、外食費、ビザの更新費用、予定外の出費など、油断すると、すぐにお金が飛んできます。特に学生さんだと、お金のやりくりに苦労している方もチラホラいます。

語学学習が1人で黙々とできる人なら、Youtube・アプリ・教科書・オンライン英会話・AIなど駆使しながら、確実に安く効率的に学べます。

では、なぜ海外留学をしてまで英語を学ぶことに価値があるのか?

環境が変わると、行動が変わる。
行動が変わると、人生が変わる。

要するに、環境を変えることで、
英語学習に集中できるだけでなく、新たな出会いや経験が得られるからだと思います。

-先生の賃金は〇〇円!?

環境の重要性について、もう1つ考えさせられたことがあります。それは、語学学校の先生の賃金を聞いたときに感じました。

フィリピンの物価は日本の三分の一程度ということは知っていましたが、先生の月収には改めて驚かされました。

語学学校の先生の月収は8~15万円程度です。
特に驚いたのが、1コマ45分の授業に対して支払われる給料が、日本円換算で約30円ということです。さすがに安すぎます。。

私は学校の先生たちは、とても優秀だと思ってます。
英語も話せるし、現地の言葉も話せるからです。

語学学校で働いていることもあり、日本語、台湾語、韓国語を少し話せる先生もいます。

ただ、環境が違うだけで、圧倒的に収入が違うんです。例えば、日本人と直接オンライン英会話の契約をすれば、少なくとも1時間1000円ほどの給料が貰えるはずです。

マンツーマン授業の雰囲気。アニメ好きで日本語も上手な先生です。

※蛇足ですが、『銃・病原体・鉄』は、人類の発展の格差は、環境の差異によるものだと明らかにした名著です。人類の課題図書として欲しいぐらいの本。

-努力しても報われない環境を抜け出す

フィリピン人の出稼ぎも、オーストラリアへのワーホリも「同じ労働時間で、とんでもなく給料が変わるから」したいというところのニーズの根本は同じだと思います。

「私は誰よりも努力をしたから、お金持ちになれた!」と言うのも、否定はしませんが、それ以上に生まれ育った環境の差は大きいと思っています。

もし努力しても報われない。今いる居場所にモヤモヤしている。そんなふうに感じたら環境を変えてみることは、とても大事だと思います。

社会人であれば、部署異動の希望や転職も1つの手段ですし、それが難しければ、週末旅行程度でも、狭まった視野を広げてくれるはずです。

-環境が変われば、見えるものが変わる

環境が変われば、見えているものが変わります。
例えば、私が日本にいた時、誰が何を話しているかがとても重要でした。

その1つに言葉遣いがあります。
言葉の使い方を間違えれば、人間関係において命取りです。

仮に、内面が優れているのに、いつも汚い言葉を使っている人がいたとします。例えば、「バカ」とか「クソ」とか「アホ」ですね。

それが1回の発言だったとしても、
自分にとって心地よくない言葉を発する人とは私は付き合いたくはないです。そういうことを思っている人なんだなと思ってしまいます。

しかし、外国人相手だと、なぜか少し変わります。
時折、悪口や下ネタばかり覚えている外国人を見ますが、その人のことを同じ日本人以上に不快に思わないはずです。

なぜなら発音が微妙だったり、使い方が変であったり、なんとなく許容できます。

外国人とのコミュニケーションは、
言葉遣い以外のものが、重く評価されるなと思います。

誰がどんな話をする人かではなく、どんな雰囲気の人かが強く印象に残ります。

留学中は、いつも笑顔でいる人だなとか、真面目な人だなとか、その人の振る舞いに自然と目が入っていました。

環境が変わると見え方も変わってしまう。
留学で気づいたことです。

②留学中の1日

-平日の過ごし方

下にあるスケジュールになりますが、
授業は朝8時から始まります。

私は授業数が少ないクラスなので、空きクラスが多めです。授業数の多いコースだと、朝の8時前から単語テストを受けて、夕方過ぎまで講義が続きます。18:00頃に全ての授業が終わります。

平日はみっちりクラスがあります。
さらに、授業のある日の前日は22:00までの門限と、次の日に授業なない場合でも24:00までの門限があります。なかなか厳しいです。
さらに、外泊には申請が必要です。

学校によっては、門限が無いところや、もっと厳しいところもあります。

平日は授業後の時間も限られます。
私の場合は、ジムへ行ったり、勉強をしていました。

1日のスケジュール

-休日の過ごし方

休日はできるだけ、外に出るようにしています。
学校にずっといるのも窮屈ですし、せっかくの海外。羽を伸ばしたいです。

セブはショッピングモールが多いので、近くのモールに行ったり、近くの島に行ったり、時にはセブを離れて首都のマニラやインドネシアのバリ島にも行ったりしました。

天国に一番近い島。『パンダノン島』

ちなみに、セブでの徒歩以外の移動は、バイクタクシー、自動車タクシー、ジプニーの3つがメインです。

メインの手段は、Grabという配車アプリです。
スマホで行き先と乗り場を指定すれば、運転手との会話も最小限で目的地に行くことができます。

バイクの後ろに乗ることに抵抗ない方は、
バイクを相乗りする「バイクタクシー」を使うと、
1人で安く早く目的地に行けます。

私は「move it」というバイクタクシーアプリを使っていました。他にも「maxim」というアプリもおすすめです。

ジプニーという乗り合いバスを使えば、安く移動できますが、乗車が難しかったり、スリなどのリスクも高く、注意が必要です。

バイクタクシーはこんな感じ。

③留学を考える方へ(英語力とお金について)

-英語力ゼロからの留学はどうか?

どんな言葉が「留学」と一緒に検索されているかを調べてみると、「英語を全く話せないけど、留学大丈夫?」と言うことを気にする人が多いそうです。

結論から言うと、英語力ゼロからの留学は全く問題なしと思います。全く英語を話せない状態で留学に来ている方は多いです。

もちろん話せないと苦労も多くなると思いますが、
留学中の成長も著しいです。

ただし、本当に英語力ゼロだと何も身につかないので、日本語ベースの教材を手元に持ちながら、学習は必須だと思います。

留学前の英語力を気にしている人が多い。

-留学前にすべきことは?(学校選びについて)

留学前にしておいた方がいいことは何か?
当たり前ですが、出来るだけ早く国を決めて学校を探すことです。

人気の学校だと半年前には定員になっています。
早めに予定が決まっていれば、事前の準備もしやすいです。お得な航空券も見つける時間があります。
何より英語学習のモチベーションも高まります。

また、留学先を選ぶ際は、必ず2社以上のエージェントと会話し、相見積もりをした方が良いです。

最低金額保証をしているところもありますが、相見積もりすると他社の方が安かったり、エージェントによっては、バックマージンが多い語学学校を紹介するところもあります。

渡航までの手続きに不安がなければ、エージェントを使わずに直接契約もおすすめです。

最近の語学学校は、直接募集をかけていたり、
どこも日本人マネージャーがいるので比較的簡単に契約ができます。

AIに壁打ちさせるのも、おすすめです。
5分もかからず、下の画像のように壁打ちするためのプロンプトを作ってくれました。
(プロンプトの作り方を知りたいという方が多ければ、別で記事を書きたいと思います。)

壁打ちするためのプロンプトを作らせてみた。

-留学でかかったお金

家計簿管理をしてないので、3ヶ月でかかった費用はざっくりとですが、約120万円です。本当にざっくりなので、あくまで目安です。。

・語学学校費用:約60万円
・教材費:約5000円
・飛行機代+学校までの移動費:約10万円
・ビザ更新費用:約4万円

・食費:約5万円
・通信費:約1万円
・保険費用:約4万円
・生活費:約35万円

 -インドネシア旅行:13万円
 -マニラ旅行:5万円
 -セブ島内観光:5万円
 -寮の2人部屋の電気代:1万5000円
 -お土産代:3万円
 -ジム費用:2万円(個別レッスン込み)
 -その他雑費

食費は語学学校の費用の中に入っているので抑えられました。

生活費について、私の場合は、マニラやインドネシアに旅行したので、だいぶ高めだと思います。。

学校や過ごし方によって費用は大きく変わりますが、
3ヶ月で、少なくとも100万円近くはかかる覚悟はいるかと思います。

ネットの情報だと、もっと安いものもありますが、
2020年以降、特にフィリピンペソは円安の影響を受けています。ネットの最新更新日には注意してください。

また、語学学校の費用には、ビザ費用、洗濯費用、光熱費など、記載されていない情報もあるので、検討の際にはよく確認が必要です。

ちなみに、寮で使った光熱費は後で支払いますが、とても高いです。フィリピンはアジアで最も電気代が高い国とも言われます。

年中暑くエアコンを使いがちになることや、盗電の問題、電気効率が悪い製品が多いことなどが理由だそうです。

私のお気に入りの電線写真

-お金がないけど、留学に行きたい

お金がなくても、奨学金だったり、オンラインバイトしながらや、節約術を駆使して、留学は可能です。

「留学に行かない方がいい」と言う理由を探して、
すぐに留学を諦めるのは、もったいないです。

留学に詳しい人に相談したり、調べてみると、
選択肢はたくさんあるはずです。ただし、安さには理由があります。しっかり、背景やデメリットを把握はした方が良いです。

例えば、ゼロ円留学は留学費用を抑えられ、海外で働く経験ができると言うのは魅力的ですが、デメリットも多いのも事実です。言い換えれば、バイトしながら留学してるのと同じですからね。

また、留学では、想定外の事件に巻き込まれることもあります。お金を盗まれるリスクは断然、日本より高いです。留学に不安を感じるのは当たり前かと思います。

それでも、私は3ヶ月の留学生活を通して、英語力が伸びただけでなく、
海外の友人ができたり、充実した留学生活でした。
多くの人に留学を経験して欲しいとは思っています。

台湾人の子から、こんなお手紙ももらいました。嬉しいですね。

さいごに

3ヶ月に感謝を込めて

「自分の周りの5人の平均が自分」と言いますが、
人生は、どこで誰と過ごすかの影響が大きいです。

私は3ヶ月の留学生活を通して、
いろんな文化や考え方に触れられました。
日本では得られない経験もたくさんできました。

環境が変わると過ごし方も考え方も変わることを実感しました。

留学中に出会った日本語で、
「越境」という言葉がお気に入りですが、
まさに留学は「越境」でした。

「越境」とは、自分の今いる枠を越えて、
これまでの環境とは異なる新たな場所へ超えることを指します。

会社を辞め、フィリピン留学をしたことは、
まさに私にとっての「越境」でした。

一緒にいた仲間も、今いる枠を超えて、挑戦する魅力的な人ばかりでした。

私は自分の写真を載せるのが、あまり好きではないです。なぜなら恥ずかしいので。。ただ、一緒に過ごした留学仲間や先生に感謝を込めて、写真を貼って締めくくりとします。

謝謝!!
Thanks!
감사합니다



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