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ウェビナーができるようになるまで -スタートアップの流儀-

はじまりはじまり

・自己紹介
こんにちはジェイ(@junta_suzuki)です!
株式会社RocketsでCSO(最高戦略責任者)をやっております。

Twitter、noteで営業について発信しつつ、営業にまつわるコミュニティなどもいくつか運営しております。Voicyでは「スタートアップ営業ラジオ」というチャンネルで、平日毎朝10分程度の音声を配信しております。

・1ヶ月で11企画6プレゼン 
コロナウイルス(COVID-19)によるリモート環境の推進により、オンラインでのマーケティングや営業が話題となる中で、ウェビナーについて語られることも多くなっています。

そんな流れのなか、僕はこの1ヶ月間でオンラインの11企画に参加し、6回ほどWEBプレゼンしてきました。

・オープン社内報
僕らRocketsはまだ数人のスタートアップです。
このnoteは、今のメンバーと関係者はもちろんですが、これからRocketsに入ってくるあなたに届ける 「#オープン社内報」です。

①ウェビナーができるようになるまで
②チームとしてサポートし合う
③新しいことに臨機応変に対応する

をテーマにRocketsのスピード感を伝えたいと思います。
ウェビナーノウハウと見せかけたスタートアップの指南書です。

1. 得体の知れないウェビナー

・リモート環境になったよ。ウェビナーって何 ?
弊社Rocketsは4月から在宅リモートになりました。そのタイミングで「ウェビナー」という単語がネット上で僕の目につくようになりました。

どうやらウェブ+セミナーのことで、オフラインでのイベントやセミナーができなくなってくるので、オンラインでの「ウェビナー」というものが重要になると。

そして僕自身も、登壇予定だったセミナーが軒並み中止になったり、オンライン化を検討していく動きになりました。そこで僕は思いました。

「え、オンラインで複数に向けてプレゼンってどうやるの?」


・1ヶ月で11企画6プレゼン 

その時に入っていたオンラインでの登壇予定は1件だけでしたが、「分からないなら、やってみないことには何にも分からない(?)とジタバタしてみることにしました。

今後、ウェビナーの形が増えてくると思ったので危機感もありました。
最近ようやくオフラインの登壇には慣れてきたのに....

・できるだけいろんな形で触れてみる
とにかくウェブ、オンラインでのイベントについて、色々な形で様々な角度から触れてみようと思いました。僕がなんとなく考えたのが、

オープン or クローズド 軸
カジュアル or フォーマル 軸
企画運営 or 登壇参加 軸

でした。結果的に様々な軸で、1ヶ月で11企画に参加できました。

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前半、後半に分けて順にお話ししていきます。

2. 前半戦(とにかくやってみる期)

・FSCオンラインピッチ会
まずは「とにかくオンラインで企画してみよう」ってことで衝動的にコミュニティ内でプレゼン会を企画したところ、7人のプレゼンターと6人の視聴者が集まりました。

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すぐリアクションしてくれて、集まってくれる素敵なコミュニティです。
まずは、馴れ親しんだ仲間とクローズドで、できるところでやる。

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1人10〜15分のプレゼンなんですが、登壇者以外は全員ミュートではなく、僕が2人ほど相づち役を指名して、プレゼンターと相づち役2人で進行するという形がうまくハマりました。

・noteオンライン相談会
続いてタイミングよく、noteのカスタマーサクセス水野さんにお誘いいただき、noto公開カウンセリングに参加させていただくことに。

お声掛けいただいた際、即「参加したいです!」と返事しましたw
ここで僕はnoteの法人運用はもちろん、参加することで、noteさんのオンラインでのイベント運営を学ぼうと考えていました。

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結果的に、複数社が参加するオンラインイベントの仕切り、水野さんの司会進行のさばきを大いに学ぶことができました。

また、出演者側の気持ちも理解できました。事前接続の際に緊張をほぐすために、積極的に声がけするのは、水野さんから学びました。

本筋のnote法人運用についても大いにヒントをいただきました。これからの時代、オンライン上でのブランディングが大事なので、noteを会社で運営していくことは非常に重要になると思います。下記、水野さんのnoteです。

・fabbit ConferenceとSHODAN.TVウェビナーの2本
続いて、このタイミングで事前に決まっていたオンラインでの登壇機会が訪れました。fabbit Conferenceはフォーマルで150人くらいの参加者、SHODAN.TVウェビナーはカジュアルめで30人くらいの参加者でした。

これらをきっかけに「自分で仕切って」ウェビナーをやっていこうと思う気持ちが強くなりました。本格的なウェビナーで登壇することで、思っていたより多くの人に参加してもらえることと、自分のパフォーマンスが出るベクトルが見えてきました。

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・【オンライン】セールス・マーケ ゆる生配信
ということで、自分で仕切って、自分に合ったベクトルで企画していこうと思い、今度はちゃんとウェビナープランを使い、オープンに誰でも参加できる企画をすることにしました。

ちょうどwevnalの後藤さんKAENの川田さんが「zoomでみんなで今後の営業マーケについて話し合いましょうよー」と意識高めなことを言っていたので、僕はすかさず、「それをウェビナープランで配信しませんか?」と持ちかけましたw

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そこからセールスギルドの古瀬さんも加わり、電光石火の速さで企画が立ち上がりました。4人で質問に答え続けるzoom配信が完成しました。

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wevnalの後藤さんKAENの川田さんセールスギルドの古瀬さんには本当に感謝!

当日は、質問も絶えず、楽しいイベントになりました。これで手応えを感じました。このイベントが終わり次第、すぐに弊社代表の鴻上(dice-k)にzoomのウェビナープランを契約したい旨を伝えました。

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文字通りの秒速回答でウェビナープランを契約することになりますw
ちなみにこのやりとりは上記の配信が終わった直後です。

そうなんです、実は本記事で紹介する全企画、弊社Rocketsの全メンバーがほぼ参加してくれてるんです。

最初のころは、参加者のリアクションがないウェビナー登壇に慣れてない僕に登壇中にslackでメッセージをくれたりw、終了後、「音声が聴きにくかったね」「こういう進行の方がいいね」「内容はこっちの方が良くない?」など生のフィードバックをくれていました。

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こんな感じでw
これは登壇中ですねw
これにはだいぶ救われましたw

実はここがものすごい大事なところで、この記事の内容のことは勝手に僕が突っ走ってやってることなのですが、「チームとしてサポートしてくれてるなぁ」と大いに感じます。

スタートアップは少人数で各メンバーめちゃくちゃ忙しいんですが、みんながみんなキレキレなので、特に口は出さずに、黙ってサポートし合う感じがあります。これ大事。

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3. ハーフタイム(契約して使ってみる)

ということで晴れてウェビナープランを契約しました。
通常のzoomより、ウェビナーに特化した形です。まずは全く機能や操作方法や何もかもわからないので、自分で1人で喋る企画をやることにしましたw

この時も、15人の方に参加いただき、質問も途切れず楽しむことができました。操作方法などもなんとなく分かってきました。

これはBeerBarJayという企画で「せっかくやるなら続く企画にしよう」と、今でもゲストを呼んで、やらせてもらってます。

直近では、CEREBRIXの今井さんに出ていただき好評でした。
僕の拙い企画に快く参加いただき本当に感謝しています。

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先ほどの4人の配信の時もそうですが、「何かやってみたい!」と思った時に快く参加していくれる人たちが近くにいるというのも、スタートアップとして変化に対応していくのにはとても重要なことです。

15人くらいの方に視聴いただき、今井さんとはリラックスした感じで営業について語り合いました。下記、今井さんのnoteです。

4. 後半戦(ちゃんとやってみる)

・起業家向けウェビナー
さあ、ウェビナープランも契約し、自分で小さくやってみることで使い方も分かってきた。会社のメンバーのサポートのおかげで、登壇する時の心構えもできるようになったし、いくつか参加することで司会の立ち回りも分かってきた。自分のパフォーマンスが出る企画の方向性も理解できている。

そんな中、StartPassの小原さんからウェビナーの登壇機会をいただくことに。内容は1時間プレゼン、1時間Q&A。これができたら相当自信になるなと思い、心してのぞみました。

起業家向けのプレゼンということで内容に自信があったのと、絶大な信頼を置いている小原さんが進行をしてくれるということで、安心してプレゼンできました。

満足度アンケート結果も10点満点中9.4点で、コメントもたくさんいただいて反響があったのでとても自信につながりました。小原さん、貴重な機会ありがとうございました。下記、小原さんの記事です。

・アフターコロナにおけるDX
さて、いよいよ1ヶ月の集大成として企画、運営、集客、進行、司会を務めるウェビナーを企画することになります。

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こちらはSHIFTさんと共催という形で、ベーシックさん、セールスフォースさんをもゲストに迎え、RocketsがLPを作り運営をし、当日は僕が司会するとう座組みです。

オンラインで長い時間喋ることもできた、じゃあ司会進行もやっちゃおう編です。結果的には参加人数も50名ほどで、ベーシック持田さんにも評価いただいたので、満足です。これで一通り、オンラインでこなすことができると自信になりました。

・(アフターコロナ)新時代に向けた営業戦略
最後に鬼速PDCAのZUUさんのウェビナーにも登壇しました。ここでは登壇者としてできる今まで学んだティップスをふんだんに散りばめました。

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5. ウェビナーティップス

さて、ではそのウェビナーティップスをまとめておきます。

・インタラクティブ
ウェビナーは絶対的にインタラクティブであるべき。リアルタイムな相互作用がなければ収録動画でよし。
・手を上げてもらう
これはzoomウェビナーのティップスですが、手を上げるボタンは使えます。参加者がアクションできる選択肢は、存分に可能性を探りましょう。
・アイスブレイク
上記に関連しますが、アイスブレイクとしてアクションできる選択肢の説明をします。「手を上げれるんですよ、ちなみに使ってみましょうか。今リモートでオフィスの方?」こうすることで手を上げるハードルを下げます。
・応援やイイねしてもらう
僕は手を上げるを応援やイイねボタンの様に使ってもらいます。「頑張れ!とか、イイね!と思ったら手を上げるボタンおしてくださーい!」と言います。こうすることでオフラインでいう頷きみたいな感じでやってくれて、参加者の様子もわかり、プレゼンしやすくなります。うまくいくと、むしろオフラインの時より参加者との一体感があります。
・いかに登壇者に気持ちよく登壇してもらうか
これは運営上ですが、登壇いただく方には少なくとも30分ほど前にzoomに参加いただき、テストも兼ねて雑談しておくのがイイです。
・相づち
カメラオンで複数人が参加している場合、必ずオーバー気味に相づちをしましょう。そしてできるだけ1人だけマイクONの状況は避けましょう。
・誰か1人に向けてやる
プレゼンには誰か1人に語りかける感じでやるとイイです。極めてラジオ的です。おそらく参加者も1人で聞いていると思うので。
・オンライン日程調整ツール
オンラインでのイベントはオンラインらしくやりましょう。そのままカレンダーを共有して、1クリックでアポがとれるなど。せっかくオンラインでイベントしたのにサンクスメールからってなんかいびつに感じてしまいます。

という感じです。でも、一番大事なことは、インタラクティブに相手を楽しませることなので、しっかりコンテンツを考えることだと思います。

いつもの資料でプレゼンとか言語両断です。

ウェビナーは簡単に参加できるけど、いただく時間の価値はものすごーく高いと思ってます。オフラインの場合は会場に足を運びますが、リモートでの家の時間ってものすごく価値が高い。

仕事もできるし、家のこともできる、家族とのコミュニケーションもできるし、趣味の時間にもできる。そんな貴重な時間をいただいているわけなので、それ相応の覚悟でコンテンツを仕込んでいきたいです。

6.スタートアップの流儀

ということで、1ヶ月前には「得体の知れないもの」だったウェビナーが、だいぶ手触り感のある形で認識できる様になりました。

今後は最後のまとめのところを意識して、いいコンテンツを届けていきたいなと思います。(何か一緒にやりましょう!)

スタートアップの流儀としては、

・分からないことはソッコーで試してみるといいよ
・そして会社として、それをサポートしあえる関係であろう
・そして快く協力してくれる外部の仲間も大事ですよ

ということです。
そして、そんなことができるのがRocketsです。
仲間も募集してます。

おしまいおしまい

さて、ここまでお読みいただきありがとうございました。
この1ヶ月でウェビナーでプレゼンした内容をまとめた資料を配布するというキャンペーンをやっております。並行して今まとめていますが、たぶん40P以上になると思いますw

下記、Twitterをフォローいただき、ツイートをRTしてコメントくださいませ。順次DMで感謝のメッセージとともにお送りいたします。

ぜひぜひよろしくお願いいたします!

ありがとうございました!
最高のスタートアップライフを!!

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