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突発的な短編マガジン

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1話完結の短編です。
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2021年12月の記事一覧

枕辺探偵事務所の鍛錬記録〜クリスマスイブのQRコード合戦〜

「おい、弥山。事件だ」
 そう言って枕辺さんは、デスクチェアに座ったまま、汚い床を蹴った。
 キャスターがゴロゴロと音を立てて、冴えない名探偵を運んでくる。その右手には、何やら薄いものが握られている気がした。
「……ちょっと、きょうは予定があるので、事件は無しでいいですか?」
「ダメだ、ふざけんな。きのうの失態を忘れたわけじゃねえだろ? お前にはキビシ~イ鍛錬が必要だ」
 僕はうっと言葉に詰まる。

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#いいねの数だけ自キャラを振り返る2021

ツイッターのハッシュタグがあったので、書き出してみました。
おかげさまでたくさんのいいねをいただけて、全部紹介できます。
ほとんど没作です。

以上です。

ほんとはもっとというか、かなり没作があるのですが、プロットがっちり作ったのにキャラ名をつける前に没にしたものが多くて、振り返ることもできず。
ごめんな、名無したち。dropboxの中で安らかに眠ってくれ。

12月現在、書き途中の数作でざっと

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仔鴉占い処

「……人は、人に迷惑をかけたくないときに、占いにハマるんですね。初めて知りました。占いに来たくなるなんて、人生初です」
 そう言ってうなだれてみせたのは、本日午後一発目の迷える仔鴉・夏野楓さん、二十七歳。百貨店の販売員だった。
「どうなさいましたか」
 僕は努めて優しく、ほんの少し身を屈めて、下から覗き込むように目を合わせる。
 夏野さんは、少し驚いたように目を見開いたあと、視線を泳がせながら所在

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