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光速の走り屋・大崎翔子

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.エピローグ 最速の美少女オオサキ

あらすじ オオサキは能力、雨原は<終末のラブソング>、それぞれがパワーアップした状態でダウンヒルを駆け抜ける。
 一進一退の攻防戦を繰り広げ、バトルは最後の5連ヘアピンへ入る。
 激しい攻防戦の末、最終コーナーで雨原を追い抜く。
 ついに赤城最速の走り屋となった。

 雨原とのバトルから1日が経過した5月31日の日曜日の朝7時。

「ここは……」

 目が覚めると、おれはいつの間にか自分の部屋にい

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.46 大沼

あらすじ 赤城最速を決めるバトルがついに始まった。
 オオサキは先攻を取り、コーナーで雨原を引き離していく。
 しかし先攻にはプレッシャーが付き物。
 次第に焦りが襲っていく。
 そして、ヒルクライムエリアの終盤、雨原の追い抜きを許してしまう。

バトルは大沼に入った。
 先攻となった雨原との距離は大きく離されていく。
 それを縮めようと大沼の入り口である突き当たりの右コーナーで技を使う。

「<

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.45 赤城最速決定戦

あらすじ

 雨原はただ本気を出す、オオサキはこれまでの総集編で行く。
 それぞれの作戦が決まった。
 バトル当日。
 他の峠や県外からもギャラリーから来るほど注目されていた。
 赤城最速決定戦が始まろうとした。

 バトルの会場へついたおれの前に智姉さん、プラズマ3人娘、従業員たちが来る。

「サキはん、頑張ってな!」

「勝ってぐれると信じているべ!」

「絶対に負けるんじゃないぞ」

「最速

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.44 「決戦の時」


あらすじ雨原との戦いは既に始まっている。
数日しか行わなかった練習も、毎日行うようになった。
オオサキはデートの時に智から「負ける以上に事故はしないように」と約束された。
デートの翌日には従業員全員でDVDを視聴し、雨原の走りに度肝を抜かれる。
夜には今回のワンエイティの状態を確かめるため、智は六荒を乗せてテスト走行をした。

 深夜0時、あたしはSpeed葛西へ訪れた。
 店からウメさんが来る

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.43「雨原芽来夜」


あらすじ 雨原と戸沢とのバトルは前者の勝利に終わった。
 バトル後、彼女はオオサキにバトルを挑む。
 それを受け入れ、最速との戦いが始まろうとする!

 水曜日、午前6時の赤城山。
 今日は智姉さんと練習だ。
 実は雨原との戦いに向けて、一昨日も昨日も、練習した。
 彼女との戦いが終わるまで、全て練習の日々だ。
 バトルは終盤の5連ヘアピンに入る。

「今日は勝てるかもしれない!」

 おれは先

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.42「赤城最速からの挑戦」


あらすじ 雨原と戸沢のダウンヒルバトルが始まった。
 前者が先攻で後者が後攻というポジションでバトルはスタートする。
 ハンマーヘッドヘアピンにて、戸沢が雨原を先行するのだった。
 バトルは後半戦に入る。

 ポジションの入れ替わりはスタート地点にも報告される。

「ガラ姉が抜かれただとォ!」

 ヒマワリはそれをトランシーバーで聞いていた。

「ガラ姉は後ろの方が得意だよなァ、こっから逆転して

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.41「雨原vs戸沢」


あらすじ 熊久保が慌てたのはDUSTWAYとWHITE.U.F.Oの交流戦を知らせるためだった。
 それを聞いたオオサキたちは行くと決める。
 そしてバトル当日……赤城最速と榛名最速の戦いがやってきた。
 まずは前半戦のヒルクライムでサクラが柳田を制す。
 後半戦の雨原と戸沢のダウンヒルが始まる。

 コース:赤城山下り

 雨原芽来夜(FD3S)

 VS

 戸沢龍(DC5)

 あたしが先

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.40「赤城vs榛名」

あらすじ 和食さいとうに新たな従業員がやってきた。
 オオサキは彼女たちにこれまでの戦いを話した。
 和食さいとうの営業時間になるとある客が来る。
 彼は智とは先輩後輩に当たる、美波六荒であり、オオサキは智の知り合いと知ると嫉妬からバトルを挑んでしまう。
 バトルはオオサキが勝つ。
 その後、六荒も職を失った理由で和食さいとうで働くことになった

「大変だべ、大変だべ!」

「何なの、クマさん!?

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.39「新従業員」


あらすじ オオサキの能力が発動した。
 一方のサクラも、フローに入って操作性と集中力を上げていく。
 能力とフロー、ドライバーの実力を上げる2つの力がぶつかり合う。
 音の技でフロー状態を解除させる。
 この決戦はオオサキが白星を勝ち取った。
 
 サクラとの戦いから2日後、5月18日の月曜日。
 時間は午前9時。
 リニューアルのために休業していた和食さいとうが再開した。

 座席の数が増えた

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.38「決着」


 あらすじ オオサキをリードしたサクラは、新たに装着したローギアードミッションの加速でさらにリードしていく。
 ダウンヒル区間が終わり、バトルはヒルクライムに突入する。
 しかし高速セクションにて、ミッションの弱点が露見し、オオサキとの距離が縮まる。
 だが、サクラゾーンにおける技の打ち合いに勝利し、縮まった距離を再び離していく。
 そこを抜けると、オオサキの能力が発動するのだった。

 ワンエ

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.37「離される」

あらすじ それぞれの思いをぶつけあいながら、バトルがスタートする。
 オオサキは先攻であり、サクラは後攻で、先攻を得意とする後者が後攻を取るのは意外だった。
 母親から教えて貰った技を使い、オオサキを苦しめる。
 そして彼女を追い抜くのだった。
 
 スタート地点前の駐車場……。
 頂上にバトルの状況が報告される。

「よっしゃー! 前に出たぜッ! イィーネッ!」

 ヒマワリはこの報告を聞くと、

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.36「リベンジ」

あらすじ ワンエイティが進化した状態で、オオサキの元へ戻ってきた
 そのクルマと共に戦場へ向かうものの、そこにDUSTWAYの秋山とRX-8がバトルを挑んで来る。
 その勝負を受けるも、新技を使って撃退した。

 午後9時55分、おれは赤城山のスター卜地点へ着く。
 
「ワンエイティが来たぞ!」

 ここに葛西サクラのJZA80が停車していた。
 ワンエイティから降りて、話しかける。

「遅れてご

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.35「帰ってきた」

前回までのあらすじ オオサキとサクラ、それぞれの作戦が決まり、オオサキは智の持つある技を使いたいと考える。
 その裏で、今のオオサキが今のサクラと戦えるほどの実力があるのか確かめたい一人の走り屋がいた。
 オオサキはその走り屋がいることをまだ知らない。

 ――5月16日の土曜日……バトルの日を迎えた。

 朝7時、おれは今日の朝ご飯ことカツ丼を食べている。
 名前に「カツ」が入っているから縁起の

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精神覚醒走女のオオサキ ACT.34「それぞれの作戦」

精神覚醒走女のオオサキ ACT.34「それぞれの作戦」前回までのあらすじ ウメに接近することができたものの、数々の技で苦しめられてしまう。
 しかし能力の発動に助けられ、最終コーナーにてウメをパスする。
 伝説同士の戦いは智の勝利に終わった。

 5月14日の木曜日の朝6時、バトルまで2日を切った。

 今日も智姉さんと練習しているけど、ワンエイティはまだ戻ってこないのでZ32を操縦している。
 

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