今の現実を変えたい人におすすめ!話題の「生きのびるための事務」
私の周り(読書好きコミュニティ内)で「生きのびるための事務」が話題になっています。
先日の大人の遠足で訪れた上野のROOT BOOKSにもあり、コミュニティメンバーが手に取って見ていました。
この本おすすめです
私にとってこの本は「継続のコツ」に続く著者・坂口恭平さんの2冊目の本で、6月に読み終えています。
中を開いたら漫画だったので少し驚きましたが(漫画だと知らずに購入したので)、読みやすくてあっという間に読み終えました。
手に取ったきっかけ
タイトルに入っていた事務というワード。私は大学卒業後にエステティシャンとなったのですが、退職後は社会保険に興味を持ち、社労士を目指して勉強しながら事務職として働いてました。
簿記資格も取得していたこともあり、直近7年ほどは個人事業の会計入力を手伝ったり、一人社長や中小企業の経理事務を仕事としていて、「事務」と言えばいわゆる会社のバックオフィス業務のことだと捉えていた私は生きのびるためとはどういうことだろうか?と読んでみたいと思ったのです。
坂口さんもノートを活用している
読み始めてすぐにノート活用の話が出てきて、私がこれまで手帳ノートに書いてきたこととシンクロするところがあって、これまでやってきたことへの安心感と、これからも手帳ノートを書いていくことに対して背中を押してもらったと感じ、自分の周りの人にこの本いいよ!とおすすめしています。
ただ、メンバーに「どんな本なんですか?事務とは何ですか?」と聞かれて上手く言語化できずに伝えられなかったことがありました。
さらっと読める分、読み終わってもなんだかいいこと言っていたという感じで終わってしまっていて、再度読みながら読書ノートを書いたので2周読んでいたにも関わらず、すぐに良さを伝えられなかった。
私が捉えた事務とは?
その後にやっと言語化できたのがこんな感じです。
人によって着目点が違うのも面白い
私は事務とは具体的に何か?自分の中ではっきりさせたいという視点で読んでいたのですが、コミュニティメンバーの中にはイマジナリーフレンドについて感想を述べられている方もいて、様々な視点があって面白いなと感じています。
本の中に出てくるジムという少年が実は坂口さんのイマジナリーフレンドであったと坂口さんもあとがきで書いてます。
本が役立った瞬間
最近、私は会社を退職したんですが、これからどのように生きていきたいか?について「生きのびるための事務」からヒントをもらっています。
将来の現実を設定する
<将来の現実>というキーワードが出てくるんですが、退職してやりたいこと(方向性)はあるんだけれど、具体的な行動、今何をしたらいいのか?が分からない時の考え方についてこの本にだいぶ助けてもらいました。
私が望む方向性は
頭ではなく自分の心と身体が反応することに喜びを感じる生活をする
仕事は生活の一部なのでお金のためではなく自分の心に準ずる
と自覚していました。
では現実の行動として何をしたらいいのか?
<将来の現実>とは未来の生活を具体的にイメージすること。
もちろん今の自分からイメージできるものは限られてますが、行動するうちにアップデートすれば良い。
生活とは1日24時間どのようにして過ごすかということ。どんなに大きな夢や今とはかけ離れた理想があろうが、結局のところ生活が続くだけです。
24時間をどう過ごすか?つまり時間の管理です。
文句を言っても、お願いしても1日は24時間。
この時間を何して過ごすか?これが死ぬまで続きます。
理想の1日を考える
手帳ノートの書き出しワークにも理想の1日を考えるというのがあります。
私もコレまで何度もやってますが、詳細に書けば書くほど書いたとおりに実現する確率が上がります。
今年使っている手帳にもこの理想の1日を書くページがあったり、最高の1日を考えるノート my bestday notebookという専用ノートもあります。
my bestday notebookには最高の1日を考えるためのヒントも掲載されているので、初めて考えるという方におすすめです♡
自分が望む方向性から1日の過ごし方を想像した際に思ったのが、
私は手帳ノートを書いている
私は文章で表現している(noteなどのblog)
私は文房具を楽しんでいて、おすすめのものを発信・伝えている
でした。まぁこれまでとさほど大きな違いはないのですが、これらを毎日存分に心の底から楽しんでいる、遊んでいるという心持ちが違います。
お金に繋げるには?お金のことを考えるタイミングに注意!
さらに、これらのことでお金という報酬を得るには?ということも、お金の管理も含む事務としてはもちろん考えるのですが、時間の管理の中での行動を言語化する時点ではこれはお金になるのか?という視点は脇に置きます。
そうしないとお金を得るための行動を考えてしまうことが多くなるからです。
例えば、会社に勤めていた時と同じく月10万円得るために何をしようか?という考え方ですね。
行動から考えると私の場合
手帳ノートを書いて、文章で表現して、文房具で楽しく遊ぶことで10万円稼ぐにはどうするか?ということになります。
この考え方の違いによって視点が変わり、キャッチする情報も変わります。
これまでの私は10万円得るために何をするか?や、働ける時間から何をするか?やどこで働くか?で仕事を選んできたので、実際に<未来の現実>を設定しても、ふと収入の不安がよぎってこれまでの考え方に引き戻されそうになります。
まぁこれは人間の脳の変化を嫌う性質上、自然のことだと知っているので、不安や過去への引き戻しに対しては都度地道に対応するしかありません。
そんな時は、「生きのびるための事務」を長く継続して実績を積み上げられている坂口さんの本からまた勇気をもらい、私も継続するのみです!
感想まとめ
「生きのびるための事務」は具体的な実践方法が書かれていながらも本質的なものを主体としている、現実性と精神性の両方が書かれている本だと感じています。
具体的な方法が書かれている本は思考に偏りがちのものが多い印象ですが、感覚的なことも書かれていて両方のバランスを大切に思っている私にはとても良き本でした!
気になる方はぜひ読んでみてくださいね!
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