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海外サッカーへの挑戦【マーケットをよむ】

おはようございます。

U24日本代表 VS U24アルゼンチン代表の試合が決定しました。
観客数が限られ、ヨーロッパでプレーする選手達は来日できない可能性が高いですが、オリンピック前哨戦として楽しみな一戦です。
3月26日東京、3月29日が北九州で行われ、チケット販売中です。

お知らせを1つさせてください。
4月より無双ARGENTINA C.F.のサポーターズコミュニティが始まります。その中では、普段書くことが出来ない無双ARGENTINA C.F.の失敗談や挑戦の仕掛け方、選手育成法についてなど、プロ2部昇格に挑戦していくストーリーを包み隠さず書いていく予定ですので、ご期待下さい!

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さて今日は、なぜ日本ではなく、アルゼンチンでクラブを設立したのかに触れていきたいと思います。

これまでに、自分がアルゼンチンでサッカークラブを設立した想いなどは、色々と書いてきているのですが、今回は違った角度から話を進めていきます。

プロサッカークラブを持つと考えた時、自分がそれを通じて何がしたいのかを考えました。まず、Jリーグを目指すのか、それともアルゼンチンでプロリーグを目指すのか。どちらの国で設立することがスポーツ界にとって意義があり、社会貢献できるのか。そしてどうすればクラブを長く存続させられるだろうか。そうしたことを考えた結果、最終的にアルゼンチンを選択するのですが、そこに至るまで経緯を簡単に説明したいと思います。


1.日本サッカーが長年抱える問題を解決するには? 
  ”得点力不足”へのアプローチ


選手のシュート技術や戦術理解度だけではなく、日本人特有の「失敗を恐れる」、「リスクを避けようとする」性格も得点力不足の原因になっているように思います。

それは、下図の年間シュート数を見ても明らかですが、外国人選手の方が失敗を恐れずに多くトライすることで、結果を得ています。

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例えば、アルゼンチンでコーチをしている時、監督に「どうしたら日本人選手もアルゼンチン人選手のように積極的にシュートを打てるようになるか」と聞いたところ、そんなことは考えたことが無いので分からない、それよりも、強引にシュートに行ってしまうアルゼンチン人選手達 に選択肢をもたせることに手を焼いているという事でした。

では、シュートを積極的に狙うアルゼンチンの環境で日本人選手を育成したらどう成長していくのか。過去に一度だけ、高原選手が結果を出してくれています。2001年、ボカジュニアーズに移籍した高原選手は、6試合出場1得点を挙げ、2002年にジュビロ磐田に復帰。27試合26得点で得点王になりました。

日本の得点力不足の解消には、アルゼンチンの育成環境を利用しない手はないように思えます。

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2.人口推移で将来のマーケットポテンシャルを考える。

日本の人口推移を見ると、2010年頃をピークに減少傾向に向かい、2070年頃には65~85歳がボリュームゾーンとなり、2100年には超高齢化の中で人口が半減すると予測されています。つまり約100年後の日本において、サッカーのマーケットポテンシャルは壊滅的であろうと考えられます。

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一方、アルゼンチンは、2070年のボリュームゾーンが25~55歳で、人口は増加傾向。2100年には、いまよりも人口が1000万人増える予測が出ており、サッカー競技人口も2035年には日本に追いつくと言われています。(2020年現在、日本90万人、アルゼンチン30万人)

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将来的なマーケットポテンシャルで考えると、人口が減り、高齢化しいく国で行うよりは、若者が増え、人口が伸びていく国で行った方が、選手数やアクティブに応援してもらえるファン層を考えてみても、メリットは大きいと思います。
 
その他に、
3.プロサッカー選手になれる確率
4.プロサッカークラブの営業コスト
5.マネタイズ方法(収益の柱を変えていく)
6.将来的なクラブの資産価値
7.その他

等々、を総合的に考えた結果、アルゼンチンでプロリーグを目指すクラブを設立するに至りました。

海外、しかもサッカー大国で0から仕掛けていくプロジェクト。

これから何度も壁にぶち当たり、倒れることがあると思いますが、そこを面白がれる余裕をもって進めていきたいなとおもっています。



☆☆☆

・無双ArgentinaC.F.は、アルゼンチンリーグに挑戦し、2026年2部昇格を目指しています。

・声で繋がるフットボールコミュニティ


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