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悪い労働環境については美容室の経営者だけが悪いとはどうしても思えなくて…

先日面接に来た20代前半の美容師さん。

「休みもないし、休みの日も講習、仕事終わったらミーティングで帰れない、自分の時間がほしい、やめたい、もう美容師つづけられない。だから転職したい。」

お悩みを話してくれました。

「はい、はい」と聞きながらも心の中では「またかぁ」みたいな感じで。

今は令和2年。2020年。

12年くらい前の自分がアシスタントだったときと何も変わってない美容師の悩み。

うちの会社ではそういう悩みの種は全部クリアしている運営を行っている。

なぜなら僕がそういうのが嫌で挫折した過去があるから。

ミーティングなし、ノルマなし、居残り練習なし、シフト自由、連休自由、残業なし。

自分の時間やライフスタイルを最優先することが会社の経営理念。

社長である僕がめちゃくちゃに旅したい、働きたくない、遊び行きたいのに社員だけ働かせるわけには行かないし。

社長がそれなら社員もそうしなくては、というのが僕の考え。

ところが、面接にきた美容師にそれを話してみても反応は微妙だった。

過去にも悩みをそっくりクリアにできる環境があってもそれは【美容師っぽくないから嫌】という人が多数いた。

過去に面接に来た人は大概それで話が終わった。

しかし昔ながらの美容業界のやり方も嫌だという。

だからそもそも来たのではないかと。

では、なにならいいのだ…と。

個人的に思うに、美容業界の最大の問題は【みんなこだわり強すぎ】ということ。

「え、そこ?」っていうポイントでこだわってしまうこと。

望んでいる環境は与えてもらえると思っているアシスタントや若手美容師や美容学生。

かたや自分のやり方は絶対に間違っていないと思っている経営者や店長。

何が正しいとか、何が間違っているということは一概に言えないのだけれどその"こだわり"は強く感じる。

会社に頼らず、自分の力でやってやるぞくらいの気持ちがあってやっている若手美容師がどれだけいるのだろうか?

僕がアシスタントだった10年以上前はクリスマスイブの夜に路上でモデルハントをしたりもした。

SNSなんかなかったから。

そういうことを言えば【老害】【時代が違う】と言われるだろうけど、あれが仮に"やらされてた"としても、やったことはやったのだ。

だから「お前らもやれ」と言いたくはなる。

だとしてもそれを押し付ける事は違う。

経営者や同世代以上の店長はその過去の記憶にすがりすぎてしまい、「俺はこうした!」「お前もそうすればうまく行く!」といったりしてしまうが、やっぱり時代に合うものと合わないものがある。

自分たちの過去の成功例だけを何も疑わずに繰り返すことはスタッフの為ならず、自分のためにもならなかったりする。

技術、コンテスト、撮影、練習、ミーティング、講習…

例えばそういった事も大切ではあるが、必ずしもそれが"誰にでも"当てはまるとは言い切れない。

適材適所というように、やるべきことややったほうがいい事をそれぞれがやるべきだと思う。

経営者が【自分のやってきたことベース】で物事を考えず、発言せず、今の時代や今の若い世代のことを"認め"そのステージを作っていくことに努力すること。

そして若い世代が【美容業界の歴史】を尊重し、上の世代を"認め"て歩み寄り、学ぶ姿勢を見せること。

それが大切。

どちらかが悪いなんてことはなく、うまくやればうまくやれるのにお互いに【理解しよう】とするからうまくいかない。

もしくは自分が正しいという思いが強すぎるからうまくいかない。

理解はしなくてよい。

正解ももとめなくてよい。

認めることが大切で、あとは自分自身が自分の人生に本気で向き合うかどうかなんだよな。

美容師としても、経営者としても、本気出せばなんとかなるだろうし。

他力本願じゃなくて、自分で考えて行動起こせば絶対うまく行くし。

文句ばっかり言わずに自らの手で人生変えて行こう。

できるできないではないんだと思うんですよね。

…寝よ。

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