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ただ、自分らしく人生を続けたい

おはようございます。

先日、第二子妊娠中の方にリラックスヒプノセラピーをしました。
彼女と知り合ったのは、大阪で行われた乳がんヨガインストラクターのトレーニングでのこと。
同じくらいに乳がんを患い、リカバーして、彼女はそれから妊娠をしてもう直ぐ出産されます。(本も出していらっしゃいます!)地元で整体やヨガ、そして時々乳がんの方向けのヨガの活動をされているとのこと。

セッションの後、ヨガのこと、出産のこと、乳がんのことなどを話しました。

「乳がんヨガの活動もしたいけれど・・それだけではない。今は子供も生まれて、子供のことにも関心があるし、乳がん経験は自分の一部ではあるけれど、それだけでもない」という旨を話されました。
「もちろん乳がんの経験を生かして役に立てればいいし、実際、『乳がん経験者』ということで取り上げてもらったり・・・まあ、私にそれがなかったらただのおばさんやん笑」と明るく笑う彼女。

自分のことを思い出すと、病気から回復した直後は、まだ心身の傷も生々しく、この経験をなんとか生かしたい、という意固地というか、追い詰められた思いで、香港から帰省途中に、子供達を母親に頼んで、大阪まで1泊2日で、ヨガのトレーニングに行きました。病気が怖いのに、何かそれをプラスに変えたいともがいていました。

そして、それから時間がたち、少しずつ変化してきたこと。

病気は私の人生の経験の一部ではあるけれど、それをアイデンティティとする、しないはあまり重要ではなく、ただ、自分らしく、残りの人生を続けていきたい、ということ。

「乳がんです」と言われて、人生が全てリセットされるような恐怖を感じていた時の私の気持ちを言葉にすると、「ただ、自分らしく、人生を続けたいのに」という気持ちだったと思います。

治療の方法や、経過は千差万別、環境も違うので、一言では言えませんが、乳がん治療における抗がん剤は、期間が決まっていることが多いので、最中は辛いけれど、抗がん剤が終了すれば、心身ともに回復してきます。時期が来たら、もっと自分らしく生きるためのきっかけとして、病気の経験を生かしていければ良い。でも、すぐに頑張って、乗り越えなくてもいいし、ポジティブな自分を演じる必要もない。やはり、時間が解決してくれるもの、というのはあるのです。

お腹の大きな笑顔の彼女と話して、そんなことを考えました。

リラックスヒプノセラピーは治療中の方でもお受けいただけます。
ヒプノセラピーについてご興味のある方は、こちらの記事をお読みください。また現在、1時間のリラックスヒプノセラピー体験セッションを受け付けています。こちらからお申し込み、お問い合わせください。




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