山形県置賜地方にアートや表現活動を楽しむ地域の拠点を作りたい!
改めまして、山形県南陽市でイラストレーターをしている菊地純といいます。
アトリエをリノベーションして、地域に開かれたアートや表現の場、地域の拠点を作りたいと考えています。
そのためクラウドファンディングにも挑戦します。
2022年7月19日(火)10時スタートです!
それまでの間、ちょっと長いですが読んでいただけらた嬉しいです。
もし共感いただけたら、SNSでシェアや応援よろしくお願いします!
自己紹介
僕は山形県置賜地方の白鷹町で生まれ、結婚を機に南陽市に移住し17年が経ちました。長女が生まれるタイミングで勤めていた会社を退職、主夫をしながら子育てとイラストレーターをはじめました。
自分たちの手で子どもを育てたいという思いから、自宅でもできるイラストの仕事を選びました。
僕自身、子どもの頃から裏山や生き物を飼うのも好きだったこともあり、イラストのモチーフも自然や動物が多いでしょうか。
タッチも子どもと過ごしながら描くためか絵本のようなタッチが多いように思います。
イラストレーションやアートに関わる仕事をしているのは、この住んでいる地域をより文化的に豊かにして、次の世代に渡したいという思いもあるからです。
イラストやデザインの仕事は場所や時間にあまり縛られませんが、せっかくこの地域に住んでいるのだから、アーティスト、作家としてより良い影響を与えることができたらと考えています。
今月の締め切りと売上(短いスパン)
来年の個展や仕事(中位のスパン)
そして10年後30年後、地域を文化の力でより良くできるようにする(大きなスパン)
が作家としてのモットーだと思っています。
はじめはイラストの仕事もほそぼそとでしたが、子どもが育ち、手が離れるにつれ徐々に増え、おかげさまで今では、イラストだけでなくデザインや企画のコーディネート、ディレクションなどたくさんの仕事をいただくようになりました。
昨年からは美大で非常勤講師もさせて頂いています。
グループ展とARTS SEED OKITAMA
東日本大震災の折、置賜でチャリティーを目的としたグループ展を立ち上げ、都合5年10回各地で開催しました。
そこに集まった作家や会場を貸してくださったお店との縁もあり、2016年からは名称を「ARTS SEED OKITAMA」と改め地域でのアート文化活動に携わってきました。
「ARTS SEED OKITAMA」は、置賜各地の小さな店舗で個展やグループ展を開催し、一枚のマップにまとめ、スタンプラリー形式で巡ってもらおうという企画です。
一つひとつの企画は小さくても、点と点が線に、線と線がむすんで面になっていくようなイメージで開催してきました。
毎年、置賜やお隣の地域から20店舗〜、20作家(組)〜のイベントに育ちました。
僕たちはレオレオニの「スイミー」方式と呼んでいます。「ARTS SEED OKITAMA」は2016年から毎年1回開催し2019年までに4回開催しました。
アトリエをリノベーションするきっかけ
2020年も「ARTS SEED OKITAMA」は予定をしていましたが、新型コロナウイルスの影響により、断念せざるをえませんでした。企画もマップのデータも作成済みであとは入稿するだけの段階でした。
この企画は年に一回、置賜地域を中心にアートで楽しもうというものでした。1人ではなかなかできないことをみんなで楽しもう、盛り上げようというものです。
展示する作家はもちろん、会場に貸してくださるお店、毎年楽しみにしてくださるお客様がいらっしゃいました。
しかし、このあちこちスタンプラリーして巡ろうという企画は、新型コロナウイルスとは相性の悪いものでした。会場はカフェなど飲食店さんも多く開催は見送るほかありませんでした。
当時はまだコロナの全貌も分からない中、地方特有の理由もあり、悔しいというよりも参加してくださる方、開催を楽しみにしてくださっている方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その後、関係者の皆さんに上の写真のポストカードを出しました。今はイベント開催できないし、会って話すことも難しい中、アマビエを描いて、せめてもの気持ちでした。
今はまだできなくても、また来年、再来年開催しようという励ましの言葉をたくさんいただきました。それは今も変わらずまたいつか(来年にでも)開催したい気持ちでいます。
セルフリノベーション
仕事も企画もとまり、子どもたちの学校も休校になってしまいました。落ち込んでいても仕方がないので、子どもたちと住居母屋の隣に立っている農機具小屋をセルフリノベーションすることにしました。
今の家に引っ越してきたのは10年前で、その間大きな絵の制作、画材や額などの物置として使ってきましたが、本格的にアトリエとしては使用してきませんでした。
いつかはここを改装して展示、ギャラリーとして使ってみたいと思っていましたが、子育てと自分の仕事に追われそのままになっていました。(震災の年の2月に引っ越して、2013年と2014年の洪水ではアトリエが浸水し仕事になりませんでした。)
その後、新型コロナウイルスの状況を見ながらグループ展や企画を何度か行いました。写真をご覧いただくとわかるかと思いますが、開口部がシャッター二枚分ですので換気の心配はなく行えました。
表現、それはたとえば、「あそぶ。つくる。くらす」ということ
2019年から行政の依頼でコーディネートをしてきた「障がいのある人と関わる人の作品展」の仕事は、2021年、2022年とコロナ禍での開催を余儀なくされました。
この作品展のコーディネートを通じて常に感じてきたことは、アートや作品はもちろん大事なのだけれど、それ以前の「表現」をもっと大切にしていきたいと言うことでした。
「表現」することとは何か。展示することももちろんですが、制作する環境は常に十分と言えるでしょうか。
障がいのある、なしに関わらず、この地域では展示はまずまず行えるとしても、制作することを保証する環境はとても厳しいことに気が付きました。
誰しもが気軽に自分らしく表現できる環境があれば。
街に自分らしく輝く人がいれば、それだけでその街は楽しくなるのではないか。
そう思うようになりました。
プロジェクトの内容
今年2022年秋口から、アトリエ1階部分の本格的なリノベーションを行います。(大工さんや設備業者の方にお願いします。)ここには上下水道、トイレがないため、長時間滞在していただくことが難しい現状です。
そこで、上下水道を引き、断熱や開口部(シャッターを撤去し)の工事も行い、地域に開いた表現の拠点を作りたいと思っています。
できるかぎりバリアフリーにし、社会の側からバリア(障がい)を作らないようにしたいとも思っています。
大きな工事になるため、基礎的なところは自己資金で行う予定ですが、折しもウッドショックや円安の影響で資材が高騰しています。
木材は一昨年から比べ倍以上になっています。(ホームセンターで合板が1000円にお釣りで買えたものが2000円以上になっています。)
なぜ、クラウドファンディングか
そこで、資材の高騰分と備品や設備の一部の資金をクラウドファンディングでご協力をお願いしたいと思っています。
クラウドファンディングに挑戦した理由は、もちろん資金調達もありますが、より多くの方に知っていただきたいという広報的な意味合いもあります。
支援の形で、より多くの方とこの地域の文化を一緒に作っていきたいという思いもあり、クラウドファンディングという方法にチャレンジしてみました。
2022年7月19日(火)10時スタートです。SNSでの拡散、応援、ご支援よろしくお願いいたします!
リノベーション後の活動内容
・ギャラリー(展示空間)
・シェアアトリエ(コワーキングスペース)
・表現の教室(アートスクール)
・カフェ(理由がなくても訪れることができるように)
を、考えています。
「あそぶ。つくる。くらす」をアトリエの合言葉にしています。
地域の作家、アーティストが集まり、地方から発信していける拠点にもしたいと考えています。 アトリエの建つ場所、南陽市赤湯は温泉街で日帰り湯も歩いていける距離にあります。
地域の中にアート表現を支える場があることで、地域の拠点になれたらと思っています。観光や商業にも良い影響が与えらえると信じています。
地域のアーティストが元気に活動できれば、地域も人も元気にできると考えています。表現する人を増やしていくことは地域づくりにもつながるのではないでしょうか。
来年度以降は、拠点に人を雇用できるように頑張りたいと思っています。作家志望の若い人がアトリエに勤めながら自身の表現活動も行い、羽ばたいて行ってもらえたらこれほど嬉しいことはないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
どうぞ、クラウドファンディングの応援ご支援もよろしくお願いいたします!
クラウドファンディングは、2022年7月19日(火)10時スタートです。
それまでの間、少し時間がありますので、ぜひこのnoteの記事やREADYFORのURLをSNSやご友人に紹介していただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします!
サポートや有料記事の売上は、シェアアトリエのリノベ資金にさせて頂きます!