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音楽ライター・内本順一の「2022年の(ほぼ)全仕事」

2022年の原稿仕事をまとめておく。

2020年・2021年とコロナの影響で仕事量が大幅に減り、ライターとしてそれまでとは違う仕事の仕方を見つけていかねばとも考えていたのだが、2022年が始まった途端にいろいろ回りだし、年末近くまでいい調子でいくことができた。

不思議と2022年が始まった途端にいろいろ回りだして持ち返した。いい書き仕事をそれなりの量やれて、それなりに忙しく日々を過ごせたことにありがたさを感じた。しかも中学・高校の頃から好きでい続けた国内のミュージシャンにインタビューする機会が何故だか続き、いい結果を残せた(そのアーティストの事務所や編集者や読者から好評を得ることができた)のも「この仕事を続けていてよかった」と思えたことだった。音楽ライター、まだまだ楽しい。そういう実感を持つことができた。

僕の選んだ「2022年の年間ベストアルバム/楽曲/ライブ/映画/ドラマ」

年間ベストの記事でこう書いた通り、久々に仕事面での充実感を得ることができた年となった。このやり方、このペースで、ウェブや雑誌の依頼仕事をやり続けられるのがあと何年くらいなのかわからないし、時代の流れ的にも年齢的にもそろそろアレなのかなと思うこともあるが、自分だからやれること/書けることはまだまだたくさんある。こうやりたいというビジョンもある。今年は少し別の出し方に移行することも意識しながら、1年後に「けっこう頑張れた年だったな」と振り返れるようにしていきたい。(…真面目か!)

インタビュー

オーロラが自由を追い求める理由「音楽やダンスは生きてる意味そのもの」 (Rolling Stone Japan/2022.2.10)

ムーンチャイルド(Moonchild)をTENDREが語る。LAのジャジーなソウルトリオが新作で見せた、軽やかな挑戦への共感 (Mikiki/2022.3.4)

Superfly『Voice』インタビュー。「揺れ動いた時間のなかで考えを熟成させ、いま“声”にする新たな決意」 (Superfly 15th Anniversary Official website)

LAUV(ラウヴ)インタビュー「この気持ちをこれ以上抑えられない。このひとに恋をするんだ」(NeoL/2022.4.13)

XinUとは何者か? スモーキーで味わい深い歌声のシンガーが語る〈これまで〉への感謝と決別、そして〈ココカラ〉 XinU『XinU EP #01』(Mikiki/2022.4.27)

Superfly『ダイナマイト』インタビュー。「熱き思いにもう一度向き合い、爆発力に賭けて新世界へ」 (Superfly 15th Anniversary Official website)

ノラ・ジョーンズ独占取材 デビュー20周年、今こそ明かす『Come Away with Me』制作秘話 (Rolling Stone Japan/2022.5.27)

s-ken、ニューアルバム『P.O. BOX 496』誕生に秘めた想いを語る (Billboard JAPAN/2022.6.2)

ファンタスティック・ネグリート独占インタヴュー公開!(MUSIC LIFE CLUB/2022.6.6)

●困難の中で愛を貫く物語--ファンタスティック・ネグリート、インタビュー (Qetic/2022.7.3)

UAロングインタビュー(前編)──歌への目覚めとサウンドの変遷 (Bezzy/2022.7.11)

UAロングインタビュー(後編)──東京の再認識から始まった新たな旅 (Bezzy/2022.7.19)

ラウヴが告げる新章の始まり 比類なきソングライターが明かす葛藤と再生の物語 (Rolling Stone Japan/2022.8.5)

ラウヴ(Lauv)の新章――歌い手としての進化を刻んだ『All 4 Nothing』に込めた思いを明かす (Mikiki/2022.8.5)

ラウヴ、髪色を鮮やかなグリーンにした理由は? 待望の2ndアルバムに秘めた胸の内を赤裸々告白・・ 最新インタビューが到着 (tvgroove/2022.8.8)

●柔らかくも揺らがないはじめの一歩――miida1stフルアルバム『miida』(SENSA/2022.8.24)

Superfly「Presence」インタビュー。「葛藤、そして踏み出す勇気。青春の思いを 空に届くファルセットに乗せて」(Superfly 15th Anniversary Official website)

七尾旅人が語る、長い旅路の果てに辿り着いた宝物『Long Voyage』。10代でデビューした孤高の天才がバンドメイトと歌うマジカルな2枚組 (bounce466号。Mikiki/2022.9.26)

●誰もが聴いた瞬間、その歌声の個性と魅力に引き込む生まれ持った個性ある若手シンガー矢崎恵理が、1stアルバム『it』をリリース。プロデューサーである島裕介含むインタビューで、彼女の音楽史を紐解く。(OTOTSU/2022.9.26)

T字路sインタビュー――『COVER JUNGLE 2』と「COVER JUNGLE TOUR Season 2」(encore/2022.12.8)

●インタビュー さらさ『Inner Ocean』湘南出身の24歳が海のような心を表現したファーストアルバムを語る (bounce469号。Mikiki/2022.12.26)

noteでのインタビュー記事

●interview: GOOD BYE APRILはいかにしてモダンなポップサウンドを手に入れ、いかにして「今が最高」という状態に至ったのか。倉品翔と延本文音に聞く。

●追悼/ 小坂忠 interview: 「夢を持つことって素晴らしいことだなと思うんです。やっぱり夢をもってないと。それはずっと思ってますね」(2016年10月)

●対談: オカモトコウキ(OKAMOTO'S)×倉品翔(GOOD BYE APRIL)。1990年生まれのふたりが語る世代感、バンドとソロ活動、共同制作の逸話、喪失と時間。

●interview: 長谷川友さんKIDさんプリンスと作品の魅力を解き明かす本を上梓したふたりに聞く

s-ken、2017年のインタビュー。『Tequila the Ripper』

コラム ~作品/人物紹介記事

ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)の名盤『Come Away With Me』をいま聴く意義とは? 20周年盤の聴きどころを徹底解説 (Mikiki/2022.5.20)

●特集 郷ひろみと音楽 <洋楽カヴァー>~ユニークな言語感覚を含んだ咀嚼力~|アーティスト・郷ひろみを紐解く5つのキーワード~ (otonano/2022.8.25)

萩原健一『ロックコンサート -R-』ー「ロック・ヴォーカリストとしての萩原健一を振り返って」1990年に行なったインタビューを含む7000字ライナーノーツ (otonano/2022年11月)

ライブレポート

Rei奇妙礼太郎、ふたりのセッションから溢れ出た喜び――Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.13をレポート (2022.2.24/Mikiki)

Reiがブチあげた過去一番にラウドな火の玉ロックライブ――『QUILT』リリースツアーファイナル公演の熱気をレポート 〈Rei Release Tour 2022 “QUILT”〉(2022.5.27)

ノラ・ジョーンズ 東京初日公演のライブレポートが到着!(UDO音楽事務所公式サイト/2022.10.15)

●【ライヴ・レポート】ノラ・ジョーンズ、5年半振りの来日公演 (BLUE NOTE CLUB/2022.11.7)

Superfly、デビュー15周年を記念した約3年ぶりとなる有観客ライブ「Superfly 15th Anniversary Live “Get Back!!”」で圧巻のパフォーマンス (musicman/11.25)(YAHOO NEWS/2022.11.25)

●『Are U Romantic?』と共に歩んだ2022年を締め括る--UAが更新する自らのポップネス、過去と現在を総括した東名阪ワンマンライブ最終公演 (Bezzy/2022.12.16)

雑誌記事

●「ENGINE」02・03号。「2022年グラミー賞で注目! 今、聴くべきは心揺さぶる3人の女性シンガーたち」H.E.R.、スノー・アレグラ、アーロ・パークス 

●「ENGINE」5月号。「2022年の洋楽シーンで注目すべきはこの3人! 実力派女性シンガーたちの傑作を聴く」ミツキ、ニルファー・ヤンヤ、オルダス・ハーディング

●「ENGINE」7月号。「ノラ・ジョーンズも熱狂! ニューオーリンズ出身の4人組、タンク・アンド・ザ・バンガスの魅力に迫る」

●「ENGINE」9月号。イギリスで大ブレイク! 新潟出身の歌姫リナ・サワヤマに注目!

●「ENGINE」02・03号。「2023年グラミー賞を楽しむために 6年ぶりの女王対決の行方は? アデルビヨンセ

●「フィガロジャポン」8月号、「クリエイターの言葉」。ビーバドゥービー  インタビュー「純粋な祝福にあふれた私だけのユートピアを歌う。」

●「フィガロジャポン」10月号、「クリエイターの言葉」。ハイエイタス・カイヨーテ インタビュー「生を希求する強さを音に乗せてカムバック!」

●「昭和40年男」4月号。「特集:俺たちの別れ」…「ロックバンド解散物語(キャロルザ・バンドほか)」「記憶に残るテレビドラマ最終回/昭和映画ラストシーン/昭和マンガ最終回」。「連載特集:夢、あふれていた俺たちの時代~昭和63年」…「有賀幹夫と共に振り返るミック・ジャガー初来日公演」

●「昭和45年女 born in 1970」vol.6。「特集: 女が惚れる女たち」生涯ロックンロールを貫いた シーナ(シーナ&ロケッツ)ルーシー・ミラー(現・シーナ&ロケッツ ヴォーカル) インタビュー。

●「昭和40年男」8月号。「特集: 俺たちを刺激した昭和の長い夜」。「アンケート/思い出のレディオショー」「アンケート/深夜の強烈TVショー」。

●「昭和40年男」12月号。「特集: 俺たちニューミュージック世代」。「独占ロングインタビュー 俺たちのアリス(谷村新司、堀内孝雄、矢沢透)」/「吉田拓郎 アイランド・コンサートin篠島 43年目のライブレポート」/「名盤アルバムコレクション1976-1979。アリス、チューリップ、小椋佳、風、吉田拓郎ほか)/「私だけが知っている!? ニューミュージック名場面。セブンスターショーの吉田拓郎、ニューミュージックスペシャルのチューリップほか」/「連載特集: 夢、あふれていた俺たちの時代 昭和55年。RCサクセション『RHAPSODY』リリース。伝説のライブの熱気を収録 日本のロックを一新した名盤。森川欣信さん、高橋ROCK ME BABYさん、インタビュー」

●「bbl MAGAZINE」11月号。Niia(ナイア)紹介記事 「R&B/JAZZにとどまらない 可能性に満ちた「個性と実力」。

●「RollingStone JAPAN」2月号。「ビルボードライブ15年の歴史」。ビルボードライブ企画・制作部長・長﨑良太さんインタビュー。

CDライナーノーツ

タンク・アンド・ザ・バンガス『レッド・バルーン』(ユニバーサル)

シェリル・クロウ『シェリル:ミュージック・フロム・ザ・フィーチャー・ドキュメンタリー』(ユニバーサル)

プリンス『ザ・ゴールド・エクスペリエンス』再発盤。KIDさんとの対談解説。CD、及びアナログ盤で発売 (ソニー)

オデッザ『ザ・ラスト・グッバイ』(BEAT RECORDS)

ラウヴ『All 4 Nothing』(ユニバーサル)

ノラ・ジョーンズ『アイ・ドリーム・オブ・クリスマス⟬デラックス・エディション⟭』(ユニバーサル)




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